黒い手帖 創価学会「日本占領計画」の全記録
価格:¥ 1,785(税込)
発売日:2009-02-27
第四章 カルト化する「池田教」より
「『月刊ペン』事件での私の役目」その一
「公権力への浸透を企てる」―――。
創価学会が世を騒がせた裁判のひとつに「『月刊ペン』事件」がある。一九七六(昭和五一)年、『月刊ペン』が、当時、創価学会会長だった池田氏と前会長の戸田氏を巡る女性スキャンダルを報道、学会が名誉毀損で訴えた事件である。
発端は『月刊ペン』の編集長、隈部大蔵氏のもとに、元米軍情報機関関係者(CIA要員)と称する男から情報が寄せられたことに始まる。この情報をもとに、『月刊ペン』は三月号から連続で、池田氏らの醜聞を書きまくった。
これに怒った学会側は、四月、代表役員、北条浩氏を通して、名誉毀損事件として隈部氏と月刊ペン社社長・原田倉治氏の告訴状を警視庁に提出した。
その約一ヵ月後、警視庁は隈部氏を出頭させ、名誉毀損容疑で逮捕、身柄を拘束した。名誉毀損容疑でいきなり逮捕は異例の処置で、公明党による政治的な圧力がかかっかのではないかと囁かれた。
当時、学会の顧問弁護士で、後に離反した山崎正友氏は、この裁判の上申書(一九八一年一月)で次のように記している。
〈隈部氏を告発するに当たっては、矢野公明党書記長、大野潔代議士、小谷野三郎弁護士、龍年光、藤井富雄、大川清幸東京都議会議員らが、法務省幹部、検察幹部、警視庁幹部と、綿密な打ち合わせをしました。衆、参両議院法務委員長の権限を背景に、法務省筋に圧力をかける一方、東京都議会におけるキャスチングボードを握る与党としての力、即ち警視庁予算を左右する力を背景に警視庁に圧力をかけたのであります。ことに当時の警視庁捜査四課の幹部とは、学会側も小谷野弁護士も特別懇意な関係にあり、従って告訴は、四課で処理されることになりました〉
~中略~
創価学会の裏の顔であった山崎正友氏と公明党の首脳だった私の間には、接点はほとんどなかった。もちろん、顔を合わすぐらいはあったが、仕事で関わったのは一回だけである。その一回が、この「『月刊ペン』事件」だった。
「『月刊ペン』事件での私の役目」その二に続く…
今この「黒い手帖」の前書きを読み返してみると、
「過去の事件に関しては、いずれ、全てを白日の下に晒す日が来るだろう。時が満ちるまでお待ちいただくしかない」
と書いてあります。
まだその時期ではないということでしょうか。希望さんの裁判といい、もう少し、本当にもう少しで何かが大きく崩れるキッカケが訪れるような気がするんですけどね。
しかし法務委員長のポストを長きに渡り公明党で独占するとか、ちゃんとその地位を利用して(学会の)仕事をしていますね。
勿論そのための人たち(公明党議員)ですから、当然っちゃあ当然ですが。
でもこれって職権乱用じゃすまないですよね?
こういうの知って、それでも公明党(議員)に投票したいって有権者が一般の人にいますかね。いや、知らなくても公明党に入れたいって人は稀でしょうけどw
問題は公明党の票田である学会員さんたちに、どれだけこういった事実が認識されているかというほうでしょうか。それでもあなたは、公明党に入れますか?ってことですね。
入れるでしょうけどw
なぜならば多くの学会員さんにとって公明党という政党の掲げる政策や、公明党議員の政治家としての志や能力など、何ら気にするところではないからです。
彼らがなぜ公明党に入れるのか。
あたかも学会が唯一の正義の団体で正当なる日蓮仏法の後継者だと勘違いしているように、公明党がとてもいい政党だと思い込まされているというのは婦人部を中心に多いでしょう。
けれど大きな根本としては、「法戦」であるから。仏道修行の一環であり、それが自身の功徳や「人間革命」になると考えているからではないでしょうか。
あとは候補者が「同志」だから、っていう仲間意識ですかね。
「『月刊ペン』事件」はこの後、裁判の過程でまた学会の裏技的な展開を見せます。
それはまた次回!