別に誰に突っ込まれたわけでもないのですが、コメント欄で「詐欺集団」との名称についてやりとりがあったので、いい機会ですから私の考えを書いておこうと思います。
恐らく今のアンチ創価界隈で「学会は詐欺」「創価学会は詐欺集団」と言われるようになったのは、シニフィエさんのブログ「対話を求めて」から広まったからではないかと思います。
私は今までこのブログや他ブログ様でのコメント欄でも、創価学会を詐欺、詐欺集団と呼称したことはありません。
では詐欺とは思っていないのかと言えば、まったくもって「詐欺」だと思います。
シニフィエさんのブログで展開されている「詐欺」「詐欺集団」である理由、何一つ異論はありません。その通りだと思います。
このブログしか読んでいないという人、あるいは「対話を求めて」は読んでいないという人は、まあ少数派だと思いますがよろしければ是非「対話を求めて」をご覧になってもらいたいと思います。(軽く説明しますが「詐欺集団」とは学会員さん個人個人が詐欺の認識の下に詐欺行為を働いているということではありません。あくまで詐欺の片棒をそれと知らず担がされ、尚且つ自身もその被害に遭い続けているということです)
「詐欺」である理由は、明白です。いやしかし、初代牧口氏、二代目戸田氏の発足当時から「詐欺目的」だったというのは結構衝撃的な事実じゃないですか?(詳しくは「対話を求めて」2015年10月6日の「創価学会はもともと詐欺団体として始まった」という記事のコメント欄参照)
それでも今まで私が「詐欺」という名称を使ってこなかったのは、そんなに重大な理由ではないのですが外部の人間には違和感があるだろうという理由からです。
「対話を求めて」では主に元学会員さん、あるいは非活、非活予備軍のような方たちが集い、ブログ内容もその方たちに沿ったものがほとんどです。
しかしこのブログでは私自身が学会経験がないこともあり、そこまでディープな内容が書けない(&書くつもりがない)ことから、学会経験のない人にも分かりやすい、いわば入門編のようなスタイルを目指してブログ運営をしております。
入会したが学会に疑問を持ち始めたばかりの人や、友人や恋人が学会員だったので突然関わらざるを得なくなった人、学会の知識が薄い人、いわゆる「外部」に読みやすいように、と考えております。
そんな外部の人たちに「学会はこれこれこういう理由で詐欺なんだよ」と言ったとします。まあ納得してくれる人もいるでしょうが、「それは言いすぎなんじゃ・・・?」という反応も少なくないと思います。
私が懸念するのはここです。
学会で活動していた経験のある人にとっては「学会はこれこれこういう理由で詐欺なんだよ」と言えば大半が納得してくれるでしょう。ですから、そういう人たちに向けてはどんどん「詐欺」「詐欺集団」という認識を広めていくべきだと思います。それがやがて一定の認知度に達すれば、外部へ展開するに足る土台になるのではと思っています。
現状で外部の人に何故認識が広まりにくいと考えるかと言えば、もうこれは私個人の感覚と言われればそれまでなのですが、外部の人間にとっては「創価学会も宗教」だと思われているからです。
怪しくても「宗教」。絶対に信じないけど「宗教」。もっと言えばカルトだけど「宗教」、なのです。
私を始めとした「学会は詐欺集団」を受け入れられる人間というのは、そもそも学会を「宗教」とは見なしていないのです。
私は以前から創価学会は宗教ではなく「営利団体」、あるいは「似非宗教」だと言ってきました。「似非(エセ)」は似て非なるもの。宗教ではないとの認識です。
仮にも 「宗教」である以上、信仰の自由がそこにはあり、自分が信じるかどうかは別にして他人の信仰にとやかく言わない、というのが大半の日本人の感覚ではないかと思います。大半の日本人は学会員には関わりたくない、というのも私の周囲の人間の証言からは明らかですが。
まあともかく、最初っから「学会は詐欺だ」と言ってしまうと外部の人間には逆に引かれるというか、「そこまでじゃないんじゃね?」と反作用的に、より「宗教」としての認識を強めてしまう可能性が少なからずあるのではないかと考えています。
丁寧に説明すれば分かってもらえる。
それは、親しい人間にはそうでしょう。あるいは外部だけど真剣に学会について悩んでいる、という人には聞く耳があるかもしれません。
けれど学会への認識が浅い人にとっては、批判も同じくらい軽視されるものなのです。
という考えから、このブログでは「詐欺」「詐欺集団」という名称は取り上げていませんでした。もしシニフィエさんや「対話を求めて」の常連さんが今回の私の考えを目にされたら、不愉快に思われることもあるかもしれません。
けれど私自身は「対話を求めて」で「学会は詐欺」と断じておられることについては全く異論はありません。ご理解頂ければ幸いです。
先ほども軽く触れましたが、一定の「学会は詐欺」という認識が広まれば、外部の人間にもそれは理解されやすくなるはずです。
「詐欺」「詐欺集団」と断ずることによって学会についてある種の「前提」が生まれ、より説明しやすい状況になっていくと思います。まずは元学会員さん、そして学会からは心が離れている人たちなどにとっての共通認識として、「学会は詐欺」という前提条件が広まっていけばと思います。
アンチ創価と一言で言って表せるものではなく、それぞれの立ち位置に合った役割のようなものがあると思います。重ねて申し上げますが、私は「対話を求めて」を応援しております。
その上で、今後もこのブログのスタイルで情報を発信していくことになると思います。
いやしかし、あんま外部の人って訪れないですけどねw
まあ私自身が外部感覚でこの世界に飛び込んだので、ライトなブログがあって欲しかったなーという(探せばあった)感じでやっているだけですので、そんなに厳格で重要なことではないということも、重ねて申し上げておきます。ある時ポロッと「詐欺」と出ちゃうかもしれませんが、「言ってんじゃねーか!」と突っ込みはナシでお願いしますw