ひかり

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男性用カーディガンの製図2

2015年02月11日 | 編物



前回、カーディガンの製図を投稿しましたが、
その時は、普通の袖の製図でした。
本当は、ラグラン袖が良いと思いながら、何故か製図が上手く行かず、普通の袖の製図をしたのでしたが、
ブログの文章を書いている途中で、
ラグラン袖の製図が上手く出来無かった原因に気付き、その後、製図を書き直しました。
左の製図で、袖がついているのが後身頃です。
身頃の下の方は、既に書いている物と同じなので省略しています。
(というか、紙が足らないので、下まで全部書けません。)
右の製図は、前身頃で、前回書いた図を利用して書き直しました。
ラグラン線を緑色で書いていますが、少し解りにくいでしょうか?

そして、糸も注文しました。
毛糸ピエロ 【373】Urban(アーバン) です。

まだ、実物を見ていないから良く解りませんが、
説明上は、オーガニックウールで、エクストラファインメリノだと言う事です。
そして、ノンミュールジングだそう。

まず、エクストラファインメリノですが、
カシミア程、細くは無いけれども
ベビーアルパカと良い勝負。
ベビーアルパカの繊維の太さには、バラツキがあるらしく、
以前、ベビーアルパカの糸を使った事があるけれども、
それ程でもなく、遊び毛が多くてがっかりした事がある。
そんな事を考えると、日本国内で加工されているし、期待も出来る。

そして、ノンミュールジングですが、
今、よく調べてみると、勘違いしていた事に気づきました。
ビーガンの方なら、ご存知かも知れませんが、
羊毛を大量生産する為に、羊の皮膚面積を広げるようと、羊の皮膚をヒダにしているらしい。
そうすると、このヒダの中は、不衛生になり、ウジがわいたりして、羊さんがとても可哀想な目に遭っている…と、
あるブログさんで読んだ事があるのです。

なので、私は、てっきり、そういった皮膚面積が広くなる改良をしていない羊から採った糸だと
思い込み、はしゃいでいましたが、そうではなく、
蛆が繁殖しやすい部位と言うのは、糞尿が付着する陰部なので、
その部分を麻酔無しで、切り取る事がミュールジングなのでした。


蛆がわくと、蛆が羊の皮膚を食い破って、羊が死に至る事もあるので、
ミュールジングするのだそうだが…。

羊さんがいつも清潔な状態に管理されている事を願うしか無いです。今となっては。
ミュールジングの意味をちゃんと知らず、羊さんに申し訳ない。
メリノ種でも、皮膚面積を改良をしていない種類ってないのかな???

羊さんを酷い目に遭わせない為にも、
大量生産された製品を買う事を少しでも抑えて、
良いものを手づくりし、大切に長く使う事の大切さを改めて感じます。


では、また明日。
皆さんの今、そして未来も、皆さんにとって幸せな時であります様に…。
じゃなくて、
皆さんの今、そして未来も、皆さんにとって幸せな時であります。
(それが必ず実現される為に、”祈り”ではなく、”そうである”と断言しました。)


*参考書籍*
日本ヴォーグ社
編物製図教科書基礎科
NV8154

*糸情報*
毛糸ピエロ
【373】Urban(アーバン)
毛(オーガニックウール)(エクストラファインメリノ) 100%
極細タイプ
棒針 0号~1号
ノンミュールジング
http://item.rakuten.co.jp/gosyo/373/



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