新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

日光・鬼怒川の休日〜2

2023-06-07 19:59:58 | 旅行
竜頭の滝バス停でバスを降りてから、竜頭ノ滝へと向かいます。奥日光の有名観光ポイントですが、訪れたのはなんと小学校の修学旅行以来ですから実に40年近い時が流れています。

竜頭ノ滝といえばこちら。観瀑台から見た景色です。流れが二つに分かれたさまが龍の髭に見えるとか、流れの間の岩を龍の頭に見立てたとか、そのために竜頭ノ滝と呼ばれるそうです。

この竜頭ノ滝、全長が210mあり、滝の脇を遊歩道というか階段が通っており、滝上まで行くことができます。折り返しのバスまで時間があるので、ちょうど見頃を迎えていたトウゴクミツバツツジを見ながら歩きます。滝の流れる音を聞き、水しぶきを見ながら歩くとなんだか心が癒されて行く感じです。

この看板のあるところまでやって来たときに、約40年前の記憶が一気によみがえりました。この看板のあるところでクラスの集合写真だかを撮った記憶があります。変わらない景色の中に立つと時の流れの無情さを感じてしまいます。

滝上まで行くと国道にかかる橋から竜頭ノ滝の姿を上から見ることができます。男体山の噴火による火砕流が戦場ヶ原からこの滝のあたりまでをおおいつくし、できたのがこの竜頭ノ滝。火砕流はこのあたりにあった山に阻まれ中禅寺湖まで到達せず、谷になっていたこの辺りを駆け下った火砕流が堆積してできたのが竜頭ノ滝だそうです。

滝上まで行って戻り、観瀑台にある茶屋のテーブルの上を何気なく見ると、コーヒーカップに犬がはまっています。妙な可愛さに思わず写真を撮ってしまいました。

そして振り返るとそこにも犬と猫が…。後ろには龍がいるので、なんだか訳のわからないことになっていますが、可愛い姿にちょっと癒されました。

バス停に戻り、1041発のJR日光行きのバスに乗って中禅寺温泉バスターミナルへと向かいます。

中禅寺湖畔を眺め、11時ごろに中禅寺温泉バスターミナルに到着。バスを降りてすぐそばの栃木県立日光自然博物館に併設されている奥日光ビジターセンターで日光市のマンホールカードをいただきます。そのあとはせっかく来たことですので、華厳滝へと向かいます。


華厳滝は言わずと知れた日光の有名な観光地。中禅寺湖から流れ出る流れと男体山が作り上げた崖が落差95mの滝を生み出し、竜頭ノ滝、湯滝とともに奥日光三名爆となっています。また日本三代名爆にも数えられています。
エレベーターで観瀑台まで下って華厳滝を見ます。こちらも小学校以来ですが、あの時はおおっ、と思っていたはずですが、40年あまり後に再訪して見ると、あれ?こんな感じだったっけ?と思うくらいのものでした。それでも水しぶきが感じられるほどすごいことは確かです。

華厳滝の見学はさっさと終えて中禅寺温泉バスターミナルへもどります。なんだか男体山の山頂に怪しい雲がかかってきています。中禅寺温泉バスターミナル1130発のJR日光駅ゆきに乗車。中禅寺温泉始発便なので余裕があり、最前列のいわゆるバスヲタ席に座り前面展望を楽しみます。座席がさらりと埋まる程度の乗客で発車。

バスは下りの第一いろは坂を下ってゆきますが、第一いろは坂は当初からある坂で、カーブや勾配もかなりきつくなっています。そんな坂を運転手の巧みなハンドルさばきで下ってゆきます。運転手の横に座って見ていると外側のガードレールギリギリまでバスを誘導してカーブを曲がり、曲がり切ると次のカーブへ向けて車体を道路の端へと操ってゆくのは、毎日のようにいろは坂を上り下りしている路線バスの運転手ならではです。

いろは坂を降り日光市街へと戻ってくると田母沢御用邸公園あたり渋滞が発生していました。どうやら神橋交差点を先頭にした渋滞のようです。その神橋では結婚式でしょうか着飾った老若男女と新郎新婦らしき集団が渡っていました。二荒山神社での神前結婚式のコースになっているのでしょう。

東武日光駅には1215ごろに到着。バスを降りて山小屋のような駅舎に入り、荷物を回収して電車に乗ります。
 

日光・鬼怒川の休日〜1

2023-06-06 20:28:00 | 旅行
久しぶりの更新です。かなり溜まっていますが、とりあえず最新の旅から投稿していこうかと思っています。
5月の最終週末、温泉に行こうと思い手軽に行ける鬼怒川温泉の宿を手配。フリーきっぷを使うので奥日光に足を伸ばしてみようと思います。
5/27の早朝、舞浜駅から京葉線の始発電車に乗って、八丁堀駅で地下鉄日比谷線に乗り換え。

八丁堀0538発の北越谷ゆきに乗ります。このまま乗っていても東武スカイツリーラインに入りますが、人形町で都営浅草線に乗り換えて浅草駅へ向かいます。
朝ごはんをコンビニで買ってから、東武浅草駅まで行って券売機でフリーきっぷと特急券を買います。0630発のリバティけごん1号に乗るのですが、意外にも窓側に空席がありません。号車を変えると4号車に1席だけ残っていました。隣の窓口の客も日光方面へ向かうらしいので、危ないところでした。


0630発のリバティけごん1号は下今市まで前に3両、会津田島ゆきリバティ会津101号を連結しています。リバティ会津の方はほぼ満席のようです。早朝から盛況ですが、ほとんどがハイキング姿やゴルフバックを持った中高年のようです。
リバティけごんもほぼ満席なので、発車前から朝ごはんを食べてしまいます。定刻の0630に浅草を発車。スカイツリーを見ながら隅田川を渡ります。北千住から乗車も多数ありますが、周囲はまだ空席の様子。春日部で乗ってくると想定してすごします。

今回利用したきっぷがこちらの「まるごと日光鬼怒川東武フリーパス」。発駅からの往復と下今市ー東武日光・新藤原・湯西川温泉間の東武・野岩線、東武バス日光と日光交通の路線バスがフリー区間となっています。ただし日光交通ダイヤルバスの鬼怒川温泉地区ホテル送迎バスは別払いになります。
春日部でゴルファーらしき集団が周囲に乗車。同じグループのようなので、窓側の席はキャンセルをしたのでしょう。鹿沼あたりがゴルフ場が多いので新鹿沼で降りると想定して過ごすことにします。
東武動物公園で日光線に入り、杉戸高野台で朝乗った日比谷線の次の電車の南栗橋ゆきを追い越します。新鹿沼で予想通り周囲のゴルファーが下車してゆきました。

0813着の下今市で前3両のリバティ会津を切り離します。切り離し作業のためリバティけごんは5分停車。

ホームに出て列車の写真を撮ります。青空が綺麗です。0818に下今市を発車。終点の東武日光には0825に到着。荷物をロッカーに入れて東武日光駅0845発の湯元温泉ゆきのバスに乗ります。

バス乗り場にはすでに列ができていました。湯元温泉ゆきはJR日光駅始発なので歩いてJR日光駅へ。こちらのバス乗り場にも中高年ハイカーが並んでいました。座れるかどうかは微妙でしたが、なんとか座ることができました。座席がほぼ埋まってJR日光駅を発車。東武日光駅の乗り場へ向かうと、観光タイプのバスが乗り場に止まっていました。どうやら混雑すると予想して東武日光駅から別の車を仕立てているようです。JR日光駅始発のバスは路線バスタイプだったのでちょっと損をしました。2台のバスで湯元温泉へと向かいます。

東武日光駅を発車するとバスは乗降もなく進んでゆきます。先行する増便車は日光二社一寺の最寄りの西参道で降車があったようですが、こちらは案内放送が流れるだけで淡々と進みます。次第に山道になり男体山の姿も車窓に見え、奥日光への登り道いろは坂へ。上りの第2いろは坂はほぼ2車線なのでバスが走っていても、一般車は問題なく追い越してゆきますが、急カーブが続く中、運転手のハンドルさばきは見事です。
明智平で下車があったほかは顔ぶれも変わらずに中禅寺温泉バスターミナルに0925頃到着。0935発なのでトイレに行きたい方はどうぞとの案内に何人かが立ちます。

中禅寺温泉バスターミナルを発車すると車窓に中禅寺湖が現れます。座ったのがちょうど後ろ扉のあたりだったので、車窓はあまりよくありませんでした。中禅寺湖畔を走る辺りから下車客もありますが、乗車もあり立ち客もでます。目的地の竜頭の滝バス停には0950ごろに到着。十数名が下車しました。