新・空と鷹と鉄の間に

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立山黒部富山の旅〜13

2017-11-19 18:30:00 | 旅行


停留所から歩いて10分ほどの場所にある高岡市立美術館の2階に「高岡市藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」があります。これまでドラえもんトラムが高岡の街を走っているのを疑問に思われた方もいるかもしれません。

高岡市はドラえもんの作者である藤子・F・不二雄(藤本弘)氏が生まれ育った町で、藤子作品の原点とも言える場所です。まんが家への夢を育んだ少年時代や、数々の人気作品を生み出した原点に触れることができるようなギャラリーになっています。パンフレットも藤子・F・不二雄作品のキャラクターに囲まれた藤子先生の後ろ姿が描かれています。ほぼ全てのキャラクターが夕日の方向を向いて後ろ姿なのに対し、なぜかドラえもんだけがこっちを向いています。

入り口はどこでもドアを模したもの。このどこでもドアをくぐると藤子・F・不二雄作品の原点に触れることができます。学生時代に藤子不二雄A氏と共に手作りをした漫画冊子「妖怪島」の全編や手塚治虫氏からのハガキなども展示されていました。またドラえもんやパーマン、モジャ公、キテレツ大百科など子供の頃に慣れ親しんだ藤子作品の原画なども展示されていて、非常に興味深く、また懐かしく見ることができました。 

見学を終えて出口へ向かう階段ではドラえもんがお見送り。今のアニメのドラえもんの形でしょうか。水田わさびさんの声が聞こえて来そうなドラえもんです。
外へ出ると雨は止んでいました。そこで高岡古城公園を歩くことに。ちなみに美術館の隣にある富山県立高岡工芸高校は藤子・F・不二雄氏の出身高校でもあります。


高岡古城公園をぶらぶらと歩きます。高岡古城公園は加賀藩初代藩主前田利長公が1609年に築城した城ですが、1615(元和元)年の一国一城令により廃城となりましたが、廃城された後も加賀藩の米蔵などが置かれ 、密かに軍事的拠点として維持されていたようです。木々も色づき、紅葉を見ながらぶらぶらと歩きました。

高岡古城公園からほど近い街中に高岡大仏が鎮座しています。高岡大仏は日本三大大仏の一つともされている大仏です。高岡大仏まで来てしまうと、高岡駅もそう遠くないようなので、高岡駅まで歩くことにします。

高岡駅に通じるアーケード商店街の中にあるのが、藤子・F・不二雄氏ゆかりの書店です。少年時代に氏が足しげく通い、手塚治虫氏の新宝島に衝撃を受けたり、そのほかの漫画作品などを求めていた書店です。ドラえもんグッズも充実しているようでドラえもんファンなら一度は行ってみたい本屋さんです。私も帰りの新幹線で読む本の他にドラえもんグッズを数点購入しました。お店の方の富山弁がなぜか心地よかったです。

高岡駅前にはドラえもんの散歩道がありました。ドラえもん、ドラミ、のび太、スネ夫、ジャイアン、しずかのキャラクターが像が並んでいる場所ですが、記念撮影にはもってこいですね。行った時も親子連れが記念撮影をしていました。藤子・F・不二雄をたっぷりと堪能したので高岡駅から富山へと戻ります。

高岡駅では忍者ハットリくん塗装のキハ40が停車していました。藤子・F・不二雄氏の相棒の藤子不二雄A氏は氷見市の出身で、氷見市へ向かう氷見線の列車に藤子不二雄A氏の作品である忍者ハットリくんが描かれています。ちなみにF氏との出会いはA氏が小学生の頃に高岡市に転居した時に同じクラスだったことがきっかけだそうです。
高岡1724発の富山方面泊行きの普通電車に乗って富山へ戻ります。ホテルに戻る前に夕ご飯を買ってから戻りました。 



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