新・空と鷹と鉄の間に

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立山黒部富山の旅〜12

2017-11-18 18:55:59 | 旅行


越ノ潟から対岸の堀岡までは富山県営フェリーで渡ることができます。もともとこの辺りは放生津潟と呼ばれる潟湖があり、堀岡地区と越ノ潟地区は砂州が伸び、その上に集落が作られていました。そしてその砂州上を富山市内から富山地方鉄道射水線が伸びてきており、新湊市中心部とを結んでいました。しかし富山新港(伏木富山港新湊地区)建設のために砂州は分断され、射水線も分断、分断された港口に県営フェリーが就航して分断された新湊市の足として使われています。ちなみに分断された射水線ですが西側は加越能鉄道に譲渡され、万葉線として運行されています。対して東側は分断による乗客の逸走が激しく1980年に廃止されてしましました。
その県営フェリーで往復をしようという魂胆ですが、港内とはいえ波があり船体が上下していました。待合室で先ほどのドラえもんトラムに乗っていた高校生とともに出航時間を待ちます。程なくして乗船の案内があり揺れる船に飛び乗ります。乗ってしまえば5分の航路。とはいえ港内を走る船とは思えないほどの揺れもありました。同乗の高校生は堀岡到着後待っていた家族の車で帰ってゆきました。

折り返しの船まで時間があったのでなんとなくあたりを歩こうとぶらぶら歩き出したら、道の向こう側から先ほど万葉線でも見かけたおじさんが歩いて来ました。港口にかかる新湊大橋の下に歩道があり、どうやらそこを歩いて来た様子です。万葉線到着時間とフェリーの乗船時間から考えると15分以内で歩けそうです。そこで予定を変更して新湊大橋の下の歩道を歩くことにしました。

新湊大橋の下の歩道はあいの風プロムナードと名付けられており、ガラス張りの窓に覆われており、快適に歩くことができます。晴れていれば立山連峰や日本海の雄大な景色を眺めながら歩くことができるようですが。雨模様のこの日は何も見えませんでした。ただ、荒れている日本海は見られましたけど。

歩いたおかげで予定より1本早い万葉線に乗ることができました。普通の赤いトラムですが、この赤いトラムは土日祝日の日中限定で、地元新湊出身の落語家立川志の輔師匠による案内放送になります。落語家の案内放送といえば秩父鉄道SLパレオエクスプレスで林家たい平師匠が行なっていますが、こちらは駅間が短いので志の輔師匠喋りっぱなしです。各駅最寄りのご案内やうんちくなどを語っているうちについてしまう感じでした。しかしさすがは落語家。よどみない喋りで聞いていても全然耳障りではありません。高岡駅前まで聞いていきたい気分ですが、予定があるので途中で下車。

下車したのは志貴野中学校前。すぐそばに中学校があるのでそのような停留所名になっていますが、越ノ潟方面ホームにはドラえもんたちがいます。そのドラえもんたちに誘われて歩きます。



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