新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

越後会津の休日2017〜4

2017-05-22 20:56:41 | 旅行

新津駅東口に止めている、すっかりあったまってしまった車に乗り込み新津インター方向へ車を走らせます。そして着いたのは新潟市新津鉄道資料館。

合併前の新津市のころから市が設置している鉄道資料館で、鉄道の街新津らしいです。この資料館は旧国鉄新潟鉄道学園の建物を利用しており、新潟市の公民館施設新津地域学園に併設される形になっています。
館内は鉄道の街新津らしく豊富な実物資料が展示されており、体系的に鉄道を学ぶことができます。

こちらは国鉄時代の自動券売機。入場券のみ発売した単能式と近距離切符を発売している自動券売機です。この形の券売機を使ったことがあり、子供だったのでこどものアクリル板をめくってボタンを押していました。

こちらは新幹線の部品。鼻の部分です。左が0系新幹線の前頭部、右がE1系新幹線の前頭部カバーです。その奥はE1系Maxのロゴ。引退時のロゴです。

こちらは200系新幹線の部品。グリーン車の外板や車内のご案内、また出入り口についていたLED式案内表示なども展示されています。

現在はJR西日本山口線でSLやまぐち号を牽引しているC57 1号機。1954年から1972年まで新津機関区に在籍し、1972年5月の新潟植樹祭の際にお召列車牽引を務めています。その際の装飾を施した模型が展示されていました。ちなみに現在のC57 1号機はこの時に整備された装飾などが残っています。

国鉄特急電車の運転席下に輝いていたJNRマーク。実物を見ると結構大きいものです。
実車も保存されており屋外に展示されています。

200系新幹線電車。K47編成の東京寄り先頭車の221-1510。200系新幹線電車は鉄道博物館にも保存されていますが、この車両はリニューアルを受けた車両で、唯一の保存車となっています。

C57 19号機。この車両は新津機関区に長く配置されていた機関車です。

485系特急電車、クハ481-1508。新潟車両センター所属のT-18編成の新潟寄りの先頭車で、北陸新幹線開業まで活躍していた車両です。運転席上部のヘッドライトが2灯装備された形状で、1974年に北海道向けとして製造され1975年から1980年まで札幌ー旭川間の特急「いしかり」で運用されていました。しかし、北海道の雪は想像以上で781系投入後は本州へ渡り日本海縦貫線で使われていました。末期は数少ない国鉄特急色を維持していた車両として注目を集めていました。

DD14型ロータリー式除雪機関車。長岡車両センターに長く配置され、新潟地区の降雪路線で除雪作業に従事していました。末期は信越本線黒姫ー直江津間で除雪に使われ、北陸新幹線開業による同区間の第三セクター鉄道転換により廃車されて当地に保存展示されています。

館内にはSLばんえつ物語号関連の展示もありました。実際に使われたヘッドマークです。
市が運営している資料館とはいえかなり内容の濃い鉄道資料館でした。かつての国鉄の教育施設ともあり、鉄道員が実際に教習で使っていたと思われるものも展示されており、なかなか興味深かったです。お昼前に資料館を出て会津を目指します。
 



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