ひたちなか海浜鉄道の駅名標は一風変わったものになっています。
この駅名標はみなとメディアミュージアムという現代アートプロジェクト集団が製作したもので、各駅の周辺の名物や象徴が漢字に使われています。ひたちなか海浜鉄道のホームページの中から抜粋してご紹介いたします。
勝田駅:勝田駅前のビル群とひたちなか海浜鉄道の象徴である日の出。
日工前駅:駅名の由来となっている日立工機の工場で使われている電動ドリル、電気ノコギリ。
金上駅:駅近くにある陸上自衛隊勝田駐屯地にちなみ、航空機と特殊車両(戦車)。
中根駅:7世紀前半頃に築造された虎塚古墳にちなみ、矛と前方後円墳。
高田の鉄橋駅:駅名の「高田」と「鉄橋」をそれぞれ両岸に見立て、両岸間を鉄橋で渡る列車をイメージ。
那珂湊駅:近くの史跡「反射炉」と車庫側に置かれた日本初のステンレス気動車「ケハ601」とシンボルの駅ネコ(オサム)。
殿山駅:ひたちなか市の花「ハマギク」と「ケイトウ」。
平磯駅:平磯海水浴場に設置されているクジラの「大ちゃん」と太陽観測センターの電波望遠鏡。
磯崎駅:駅近辺に広がるさつま芋畑のさつま芋。
阿字ヶ浦駅:近くにある温泉、釣り針と海藻、茨城県の代表的な鍋食材のアンコウ。
この駅名標は2009年に湊線が当時の茨城交通からひたちなか海浜鉄道に移管された時から使用されており、2015年にグッドデザイン賞を受賞しました。駅名標でグッドデザイン賞を受賞するのは初めてのことだそうです。
このような見ていて楽しい駅名標を持っているひたちなか海浜鉄道は、鉄的にも古い気動車などが走っていて魅力的な路線でもあります。
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