三河線の碧南方面を残し、豊田市で時間調整までして大江までやってきたのは、名鉄一乗りにくい築港線に乗るためです。築港線は大江駅から東名古屋港までを結ぶ短い路線ですが、朝夕の通勤時間帯しか走らない路線です。しかもこの日はGWのお休みに入ったとあり、夕方の運転は16時38分発、17時発、17時20分発のわずか3本。驚きのダイヤですが、東名古屋港駅周辺が工場地帯であり、通勤輸送のみとあれば致し方ありません。16時38分発の電車に間に合わせるべく調整した次第です。その夕方の初電はこの路線目当ての乗客しか乗っていませんでした。わずか3分の乗車で終点に到着。
駅の外へ出て乗ってきた電車を撮影。往復する電車はステンレスカーの電車ですが、行先表示は行先板を使っています。電車が発車していくと、乗っていた人たちは折り返しの電車に乗っていったらしく、駅には誰も残っていませんでした。こちらは駅からそう遠くない場所まで歩きます。
線路沿いの道を歩いていくとほどなく、目的の場所が見えてきました。
ここは日本でも非常に珍しい普通鉄道同士の平面交差です。路面電車と普通鉄道の平面交差はほかにも見られますが、普通鉄道同士はほとんど見られません。横に走る線路が名鉄築港線。前後に走るのが名古屋臨海鉄道の貨物線です。そして線路の奥には名電築港駅があります。この貨物線は名古屋臨海鉄道東港駅につながり、さらにはJR笠寺駅につながっており、名鉄の新車の搬入や廃車の搬出、さらに東名古屋港駅の先につながっている埠頭から輸出、輸入される車両の搬出入に使われています。このうえを通過するときに電車は独特のリズムを刻んで通過します。線路が直角に交差するところはなかなか見られないので、じっくりと観察しました。
平面交差を観察してから夕方2本目の電車で大江へ戻ります。乗り遅れては大変ですが、近くに名古屋市営バスの停留所があり、そちらは運転本数もありました。大江まで乗りかえて金山まで新鵜沼ゆき急行に乗ります。金山でJRに乗り換えJR中央線の電車で名古屋へ。
名古屋まで乗ったのはセントラルライナー用だった313系電車でした。
名古屋駅に着いてからは東急ハンズに寄ったり、お土産を買ったりしてから19時27分発の新幹線ひかり号で東京へと帰りました。
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プラレールみたいですね。
交差している所を通過する列車の音を聞いてみたいですね。
驚きました。
そうです、非常に珍しい場所です。私も鉄道模型のレールか、阪急西宮北口のモニュメントでしか見たことないです。
通過する時の音は4連打でした。