新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

北の国から2022初秋〜5

2022-09-29 19:09:01 | 旅行

登別駅は言わずと知れた登別温泉への玄関駅ですが、登別の中心市街地は2つ隣の幌別駅周辺になり、市役所もそちらにあります。この登別駅は学生時代に下車して登別温泉へ向かうバスに乗り換えた駅ですが、ほとんど覚えておらず、時の流れというものを感じてしまいました。登別駅でも北の大地の入場券を買って、1343発苫小牧行き普通列車に乗ります。

苫小牧行き普通列車はキハ141系の2両編成。キハ141系は客車の50系51型から、気動車に改造された車両で、学園都市線の輸送力増強に使われました。学園都市線が電化されると転用または廃車され、現在は苫小牧運輸区に配置された車両が活躍していますが、新型電車の導入により置き換えが決定しています。また4両がJR東日本に譲渡されSL銀河号の客車に使用されていますが、こちらも引退が予告されています。

ここで北海道でしか見られないものを。北海道で現在走るキハ40、キハ54、キハ141系の窓は普通の一段上昇式の窓の他に内側にもう一枚窓が付いています。これは二重窓と呼ばれる窓で、酷寒地の北海道を走る国鉄型電車、気動車、客車に付いているもので、冬季間の保温のためにつけられています。非冷房の車両では夏場は内側の窓が開けられ、外側の窓を使って温度調節をし、冬場は内側の窓を閉めて冷たい外気を遮断して暖房効果を高めています。かつては道内を走る普通列車、急行列車で見られましたが、今では上記3種でしか見られなくなっており、キハ40、キハ141系が引退するとキハ54型でしか見られなくなります。

ボックス席でしばしくつろぎ、1405着の白老で下車。ウポポイを観に行くわけでもなく、北の大地の入場券を買って、少し駅前を歩いただけで15分後の特急すずらん7号に乗ります。

そしてもう一つ、北海道の一部の特急停車駅で見られるのが、こちらの乗車位置案内。AからTまでの乗車位置があり、それぞれ北海道にちなんだものが描かれています。この乗車位置案内に対応するように跨線橋や改札口などに液晶モニターがあり、次の特急列車の乗車位置を図示しています。絵がついているので英語の勉強にもなるかもしれませんね。

白老1420発特別急行すずらん7号の指定席に乗りわずか40分程度の乗車で1456着の千歳で下車。特急すずらんは千歳に停車する唯一の特急列車です。ここで後続の千歳1501発の快速エアポート149号に乗り、1507着の恵庭で下車します。恵庭駅西口から恵庭市コミュニティーバスに乗車して道の駅で下車します。ここで恵庭市のマンホールカード2枚を収集。マンホールカードだけではなくダムカードもいただいてしまいました。

ついでに恵庭市のポケ蓋もゲットして、歩いて恵み野駅へ。

恵み野1605発普通列車札幌方面手稲ゆきに乗車します。先行の特急列車遅れのため3分ほど遅れてやってきました。721系電車でほとんどお客さんも乗っておらず転換クロスシートに座ります。予定では北広島で快速エアポートに乗り換えるつもりでしたが、快速は混んでいたのでそのまま普通列車に乗車して新札幌で地下鉄に乗り換えることにします。

北広島を出ると見えてくるのが北海道日本ハムファイターズの新球場、エスコンフィールド。2023年のシーズンから日本ハムの本拠地がこちらに移ってきます。北広島駅からそこそこ距離もあるのでアクセスをどうするのかは疑問ですが、開業までもう半年を切っています。
4分遅れで到着した新札幌で下車して札幌市営地下鉄東西線に乗り換えます。

地下鉄新さっぽろ駅から市営地下鉄に乗って、大谷地で途中下車。駅近くのスーパーで夕食でも仕入れて帰ろうかと思いますが、なんとなく食指が動かず、再び地下鉄に乗ります。大通駅で東西線から南北線に乗り換え、さっぽろを通り過ぎて北12条駅で下車。さっぽろ駅で降りても北12条駅で降りても歩く距離はそんなに変わらないので、混んでいそうなさっぽろ駅を避けました。北12条駅近くのセイコーマートで夕食を仕入れ、さらにホテルのすぐそばの北海道ザンギのお店で揚げたてのザンギを持ち帰り。部屋に戻って夕食としました。