新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

三連休・函館パスの旅〜11

2020-08-06 19:58:47 | 旅行


元町公園で少々休憩してから、今度は坂の上の道を歩きます。平坦な道なのでぶらぶら歩くには好都合です。旧北海道庁函館支庁庁舎を見てから歩きます。

この界隈には古い建物が残っており、重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。普通の住宅も重要伝統的建造物に指定されており、生活するのも大変だろうなあと変な気をまわしてしまいます。観光客も多く、歩くのにも気を使います。


こちらが函館で一番有名な坂、八幡坂です。かつては八幡宮が坂の上にあったのでこの名前がつけられてそうですが、今は坂の上には北海道函館西高校があります。観光客にも人気で、ひっきりなしに撮影をしている人が訪れていました。

八幡坂を過ぎて現れるのが函館ハリストス正教会、主の復活聖堂。1916年に再建されたこの聖堂はビザンティン建築・ロシア建築の影響を受けた一部3階建てのレンガ造りになっています。1988年に修復されています。ぐるっと一周しましたが、なかなか撮れそうな場所がなく画面いっぱいに建物が広がる感じになりました。それだけ大きなものを近くで観れるということでしょうか。

すぐ近くにはカトリック元町教会。1924年に再建されたもので、高さ33mの尖塔を持つ鐘楼があるゴッシク様式の建築となっています。

そしてその対面には函館聖ヨハネ教会。茶色の屋根と十字形の建物が印象的な教会です。函館ハリストス正教会・カトリック元町教会・函館聖ヨハネ教会は函館元町三教会とも呼ばれ、函館を代表する景観のひとつです。

横道からカトリック正教会を。洋風の街並みの奥に見える教会の建物がいいなと思いシャッターを切りました。

三教会のすぐそばには真宗大谷派東本願寺函館別院があります。二十間坂から見ると、教会とお寺の甍が同じフレームに収まり、函館らしい光景となります。

その二十間坂から坂を見下ろすと、ちょうど電車通りを路面電車が通り過ぎてゆきました。この坂を下ると開国通りにつながり、函館朝市まで一直線で行くことができます。坂を下りて十字街電停へ。

電停のある交差点のたもとにはかつて市電のポイント操作に使われていた操車塔が移築保存されています。十字街電停では函館どつく前方面と谷地頭方面への分岐があるので、ポイントの切り替えが必須で、かつては交差点のはす向かいにある北洋銀行の前に建てられ、1995年までポイント切り替えに使われていました。現在はトロリー線にあるトロリーコンダクターをパンタグラフが通過することによってポイントの切り替えが行われています。
十字街電停から市電に乗って函館駅前に戻ります。函館駅で荷物を回収して本日のお宿へ。函館駅前にあるコンフォートホテル函館に2日間お世話になります。

駅前ではこんなタクシーが。北海道新幹線カラーのタクシーです。
チェックインをしてから少し休憩をし、北海道のコンビニセイコーマートで夕ご飯を調達してから部屋で夕ご飯を食べます。