６日、町田商工会議所主催の新年賀詞交歓会が行われました。
商工会議所の会頭が年頭のあいさつ、市長、議長、衆議院議員が来賓あいさつをしました。
各々の立場から経済の話をしていましたが、アベノミクス元年と比較するとトーンが落ちていると感じたのは私だけではないと思います。（参考までに、昨年の賀詞交歓会の記事を紹介しておきます「格差が広がっているのは、アベノミクスのせいではなく資本主義だからって…」）
小倉衆議院議員は、「成功の果実を分かち合う」とアベノミクスによって回復した積極面をアピールしていましたが、税収が増えた大部分が消費税８％への増税であることは明らかです。それに加え、安倍政権になってから年金は１・２兆円削減されています。
小倉議員は、大企業が史上最高の利益を上げて内部留保を積み増していることや、実質賃金が上がっていないことにも言及していましたが、そのための対策については何も語りませんでした。というより、語ることができなかったのだと思います。
雇用者報酬の推移を見れば、やるべき対策はきわめて明快です。
非正規雇用をなくし、国民の所得を増やすための改革をすすめることです。そこには、正規から非正規に大量の置き換えが行われた元凶である派遣法を抜本改正すること、最低賃金を少なくとも全国一律で１０００円にすることなどが不可欠です。
これからの国会論戦の中で、戦争法とともに経済や税制の問題は中心的なテーマとなるでしょう。
話は変わり、この賀詞交歓会には、町田市出身の北太樹関がゲストとして参加されていました。さすがに近くに行くと大きいですね。初場所での活躍を期待しています。
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