日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

子どもたちのために、学校の先生の働き方を変えていく

2018-11-17 | 学んだこと、政策のこと

 「こどもを守ろうお医者さんを守ろう」──かつて、兵庫県にある県立柏原市民病院の小児科を守る会が掲げたスローガンが、私の心にとても強く残っています。

 そして、この言葉を「こどもを守ろう学校の先生を守ろう」と置き換えられるのではないかと強く思っています。「守ろう」というと少しニュアンスが違うかもしれませんが、子どもたちのためにも先生を守るという意味で取っていただければと思います。

 子どもたちの教育環境という場合にハード面もありますが、学校の先生は教育環境そのものです。

 次の表をぜひ見ていただきたいと思います。

 これは、「しんぶん赤旗」に掲載された、学校の先生の働き方です。この先生が特殊で大変だとか、他の先生と違う働き方をしているかと言えばそうではありません。多くの先生たちがこのような状況で働いているのです。

 「先生が忙しい」という問題は、突き詰めていえば子どもたちにその影響は及ぶことになります。「子どもたちにより良い教育を」という願いを実現しようと思えば、先生を守らなければならないと言っても大げさではありません。

 教師の働き方が、なぜこのように深刻な事態となっているのか、どうすればいいのかについては先日紹介した「教職員を増やし、異常な長時間労働の是正を――学校をよりよい教育の場に」に詳細を述べているのでぜひご覧ください。

にほんブログ村 政治ブログ 政治家(都道府県)へ

にほんブログ村←日本共産党池川友一のオフィシャルブログ「都政への架け橋」を見ていただきありがとうございます。一日1回、応援クリックをお願いします。

コメント

「歴史的建造物を壊すことをせずに、その中身は現在の必要のために使う」

2018-10-12 | 学んだこと、政策のこと

 「過去と現在は一本の糸のようにつながっている。現在を懸命に生きて未来を拓くには、過去に学ぶべきだ」(井上ひさし『ボローニャ紀行』229ページ)

 この言葉は、ボローニャ精神の本質だとして紹介されているものです。

 過去の建物を現在の必要に応じて使い、過去と現在が一つになったところから未来を拓いて行く知恵を探っていこうという考え方が定着し、さらに、この、歴史的建造物を壊すことをせずに、その中身は現在の必要のために使うというやり方は、「ボローニャ方式」と名づけられ、世界へ広まっていきました。つまりボローニャは都市再生の世界的なモデルになったのです。(同、229ページ)

 都市再生の「いろは」を示してくれているこの言葉に、いつも原点に返る思いがします。

 さらに、次のような一節は、現在の日本にとって、とても重要な視点だと思っています。

 いつでしたか、ある高名な建築家に、「世界中からこの日本に、たくさんの観光客を集めるにはどうしたらいいでしょうか」と訊ねたことがありました。評判のよい建築物を世界のあちこちに次から次に発表していた建築家は、一と一を足したらいくつ、と聞かれたときのように、じつにあっさりと答えてくれました。
 「東京のどこでもいい、あるいはあなたの故郷の山形の田舎でもいい、いま現にある建物や街並みを、そっくりそのまま百年間、保存してごらんなさい。日本の百年前を観るために、それこそ世界中から人が集まってきます。保証しますよ」(同、87ページ)

 私は、井上ひさしさんの言葉の力にいつも学ばされます。

 特に、この『ボローニャ紀行』から学ぶことはとても多いと感じます。

 改めて、なぜ築地という場所にあれだけの人が訪れるのかを考えさせられました。築地市場を解体するというのは、歴史から学ぶということとはかけ離れていると思います。

にほんブログ村 政治ブログ 政治家(都道府県)へ

にほんブログ村←日本共産党池川友一のオフィシャルブログ「都政への架け橋」を見ていただきありがとうございます。一日1回、応援クリックをお願いします。

コメント

文科省が調査した学校給食費の無償化状況調査結果が公表されました

2018-07-29 | 学んだこと、政策のこと

 待ちに待った調査結果が発表されました。

 その調査とは、文部科学省が実施した「平成29年度の『学校給食費の無償化等の実施状況』及び『完全給食の実施状況』の調査結果について」です。

 無償化の状況については次の表の通りです。

 無償化自治体は82。一部無償化、一部補助の自治体は424。合計すると、29.1%の自治体が何かしらの補助を行っていることが文科省の調査で明らかになりました。

 無償化による成果の例は次の通りです。

 実施した自治体では、子ども、保護者、学校、自治体と様々な角度から成果が出ていることがわかります。

 注目したいと思ったのは、食材費高騰による経費増加への対応です。これは、栄養士さんから話を聞いても、とても重視されていることの一つです。猛暑、長雨など、自然相手に作物を育てるわけですから、かなりの変動相場となります。

■共産党都議団の提案は、重要だったと再認識

 共産党都議団は、都議選初の条例提案として、学校給食費助成条例(月額1千円の補助)を提案しました。

 改めて記述しますが、都議選公約は次のようになっています。

自民党→義務教育期間の学校給食を無償化します
公明党→小・中学校給食の無償化を実施
民進党→小・中学校の給食費等を無償化します
共産党→小中学校等の学校給食費の負担軽減
都民ファースト→記述なし

 自公民は、無償化を公約していますが、共産党が提案した一部助成条例には反対という態度をとりました。その理由については公式には明かされていません。

 課題の一つに「議会・住民の理解」という項目がありますが、都議会で言えばかなりの部分コンセンサスがあるわけです。

 共産党都議団の条例提案は、一度は否決されましたが、都としてイニシアチブを発揮することは、全国的な波及効果もあると思います。

■完全給食という統計方法は、状況を正確に把握できていない

 完全給食の状況という調査も合わせて行われています。

 これを見ると、92.4%が完全給食をやっているからいいじゃないかと思われる方もいらっしゃると思いますが、「完全給食」であってもその内容はさまざまなのです。

 自分の学校で調理を行う「自校方式」、小学校などで調理した給食を中学校などに運ぶ「親子方式」、給食センターで作った給食を運ぶ「センター方式」。これらは、「全員給食」と呼ばれる給食です。これに加えて、町田市もそうですが「弁当併用型」の給食もこの「完全給食」に含まれてしまっているのです。

 「弁当併用型」とは、全員が対象ですがランチボックスの給食のため、「あたたかくて、美味しい」ということからすると、大きな課題があります。

 ちなみに東京の状況で言えば、23区は圧倒的に「自校方式」の中学校給食ですが、多摩地域はセンター方式や弁当併用型が多くのされています。

 さらに喫食率で見れば、町田市がダントツで低いことは、田中美穂市議が明らかにしている通りです。

 「完全給食だからよし」ではなく、その中身も含めて明らかにすることが必要だと思います。

 この調査結果も元に、すべての子どもの育ちを支える給食を実現するために、みなさんと手を携えて奮闘していきます。

にほんブログ村 政治ブログ 政治家(都道府県)へ

にほんブログ村←日本共産党池川友一のオフィシャルブログ「都政への架け橋」を見ていただきありがとうございます。一日1回、応援クリックをお願いします。

コメント

今感じている「無力さ」を忘れない──フォトジャーナリスト・安田菜津紀さんの話を聞いて

2018-07-23 | 学んだこと、政策のこと

 

フォトジャーナリストの安田菜津紀さんの講演を聞く機会がありました。

 町田市生涯学習センターが夏の平和イベントのプレ企画として行った「若者と未来の平和を考える」

 都立小川高校の高校生とのディスカッションもありました。

■ほぼ同世代の安田さんから感じ取ったもの──軸と分かち合う

 現地に行き肌でしかわからない空気感、直接話を聞かなければわからない真実や葛藤、個人とともにある物語──「伝える」という仕事を通して訴えかける言葉の一つひとつに吸い込まれるような思いでした。

 私が安田さんの話を聞いて感じ取ったキーワードは2つあります。

 一つは「軸」、もう一つは「分かち合う」です

 「軸」という言葉は、「一人称の私の軸を広げた先に、シリアも、イラクも、カンボジアも、陸前高田もある」など、自分という軸の先を見てほしいという話など、私とは関係ないものではなく、私の先にあるものという話の中で語られています。

 「分かち合う」という言葉は、安田さん自身が高校生の時に訪れたカンボジアで感じ取ってきたことを、分かち合いたいと思ったことを起点にしています。目の前の子どもたちのために何かしたいと思っても、ほとんど何もできない、ならば誰かと分かち合うしかないということです。

■シャッターを切るときに込める2つの願い

 フォトジャーナリストとして、とりわけ紛争地域でシャッターを切るときに込める2つの願いがあると言います。

 「一つは、目の前の子が早く元気になってほしい。もう一つは、同じような子どもたちがこれ以上増えないように」──そう願っては打ち砕かれ、また願うというくり返しが現実なのだとお話しされました。

 それでも「伝える」という仕事にこだわり、同世代を生きる人たちと共有し、分かち合っていくことを大切にしていると語られました。

■誰でも持ち寄り会える役割がある

 安田さんは、医者だったら子どもの命を直接救えたかもしれない、NGO職員だったら現地の人に寄り添い物理的に役立つことができたかもしれない、でも「伝える」(フォトジャーナリスト)という仕事は、何か意味があるのだろうかと自問自答することがあると言います。

 そう考えていた時に、あると。安田さんの本から引用させていただきます。

 現地のNGOの方から頂いた言葉があります。「なつきさん、これは役割分担なんですよ。自分たちNGO職員には、ここに踏みとどまって人々を支えることができるかもしれない。けれどもここで何が怒っているのかを世界に知らせるのは、時にはとても難しいことがある。あなたは少なくとも通い続けることはできるし、ここで何が起こっているかを世界に広めることができるのだから」と。

 人を支える形は様々です。現場で医療や食糧支援を続ける人、それを支えるために遠くから必要な資金を送る人、それを伝える人、その伝わったものを家族や友人、身近な人に広めていく人……。ひとりの人間がすべての役割を果たすことはできません。けれどもそれぞれができることを少しずつ持ち寄れば、小さかった輪がやがて大きく広がっていくかもしれません。

 皆さんはこれからそれぞれ、自分自身の道を切り開いていくことと思います。どんな立場の職業にも、必ず持ち寄り合える役割があるはずです。大切なのはみなさん今感じている「無力さ」を忘れないことだと思っています。「今は何もできないけれど、何かしたい」と思うその気持ちが、心の種となって将来 、行動のチャンスが訪れたときに必ず花を咲かせるでしょう。

 (安田菜津紀『写真で伝える仕事 世界の子どもたちと向き合って』日本写真企画、44〜45ページ)

 この本は、「これからの時代を生きる中学生・高校生へ」書かれたものですが、多くの方の心を捉える一文ではないかと思います。

 かくいう私も日々「無力さ」を感じています。いまは、都議会議員として仕事をしていますが、この仕事を通して見えてくるものはとても厳しい現実です。この現実を何とかしたいという思いで、いろいろな人たちと手を携え、それぞれが持ち寄って、現実を変えていこうとしていますが、悔しい思いをすることもしばしばで、自分の「無力さ」を痛感しています。

 しかし、絶望しているわけではありません。安田さんの言葉を借りれば、「今感じている『無力さ』を忘れないこと」が大切だと思っています。そして、無力なのではなく、一人ひとりは微力かもしれないけど無力ではないと思っているからです。

 人とつながり、人につなぐこと──自分の持ち場で役割を発揮することが、役割分担の本質です。自分だけでできないことは、他の人の力を借りることが不可欠です。人の力を借りることは、とても素敵なことだと私は思います。

■出会いを超えるものはない

 安田さんの話の中にも「出会いを超えるものはない」というものがありました。

 出会いとは「私とあなた」です。「私とあなた」の先に見える世界は、私の世界です。

 私も、いい出会いは、その後の人生を変えると思います。人生を変えるというと大げさかもしれませんが、本当にそう思っています。

 六次の隔たり(Six Degrees of Separation)という仮説がありますが、「自分とあなたのその先」を想像できるかが出会いにはあると思います。

にほんブログ村 政治ブログ 政治家(都道府県)へ

にほんブログ村←日本共産党池川友一のオフィシャルブログ「都政への架け橋」を見ていただきありがとうございます。一日1回、応援クリックをお願いします。

コメント

共産党都議団も、議員と政調会事務局がカンカンガクガク議論して質問を練り上げる

2018-06-09 | 学んだこと、政策のこと

 「JCP web MAGAZINE」の最新号が、「日本共産党の国会質問のヒミツ」

 「なるほどー」と思ってもらえる内容に仕上がっているなと感じました。

 同時に現在、共産党都議団で仕事をしていますが、都議団もおんなじだなーと実感しています。

 都議には秘書がいないので、議員と政調会事務局のチームワークがすごいなと手前味噌ですが。

 膨大な蓄積と調査、それを質問へと仕上げていく過程でカンカンガクガク議論しています。

 そして、常にそこに都民の声があり、「これはおかしい」「何とかしてほしい」という怒りがあります。

 都議団に加わり一年弱ですが、同僚議員から学ぶことも多く日々育てられています。

 

にほんブログ村 政治ブログ 政治家(都道府県)へ

にほんブログ村←日本共産党池川友一のオフィシャルブログ「都政への架け橋」を見ていただきありがとうございます。一日1回、応援クリックをお願いします。

コメント