アメリカで同性婚が認められ、素晴らしいことだとうれしい気持ちになりました。
しかも、報道されている判決文(英語が読めないので訳文です)が、同性婚のみならず一人の人間として生きていくことの意味を問いかけている内容であり、Anthony Kennedy判事による最後の一文にとても感動しました。
人と人のさまざまな結びつきの中で、結婚以上に深い結びつきがあろうか。なぜなら結婚とは、最も崇高な愛、忠誠、献身、自分を犠牲にしてでも守りたい気持ちを含んでおり、家族を抱くことだ。婚姻関係を結ぶことで、二人の個人は、いままでの自分をはるかに超えて深みのある人間になる。
今回の訴訟の申立人たちは、たとえ死が二人を分かつとしても、なお途切れない愛情が、結婚にはあると証明している。ゆえに、申立人たちが結婚という営みを軽視しているとするのは、大きな誤解である。彼らの申し立ては、結婚という営みの意味を尊重しているがためであり、だからこそ、自らもそれを成し得んとしているのである。
申立人たちが望むのは、非難され、孤独のうちに生涯を終えることのないこと。また、古い体制や思想のために社会から排除されることなく、生を全うできることである。法の下に、平等なる尊厳を求めているのである。憲法は、彼らにもその権利を付与している。よって当法廷は、第六巡回区控訴裁の判断を破棄する。
上記のとおり命令する。
(原文「アメリカ最高裁が同性婚を認める その命令文が美しいと話題に」)
日本では、同性婚やLGBTなどについて肯定的に受け止める人たちが増えている一方、聞くに堪えない誹謗中傷が垂れ流されています。とても悲しく、辛い気持ちになるばかりですが、今回のアメリカでの動きはどちらの方向が進むべき未来かを示していると感じます。
アメリカ言いなりの日本政府。こういういいところはどんどん真似したらいいのにと思うのは、私だけではないと思います。
日本でも、選択的夫婦別姓について最高裁で検討されているところです。自分らしさを否定するような価値観から、一人ひとりの生き方を肯定できるような価値観へつくり変えていきたいと思うのです。
単純な一本道ではないかもしれません。そして、多様な生き方を尊重したいと思いながら、私も気づかないうちに誰かを傷つけてしまっているかもしれません。しっかりと耳を澄まして、反省もしながら自己変革をしていかなければならないと感じています。一人ひとりの生き方が肯定される社会で生きたいし、そういう社会をつくるために、多様な人たちと手をつないで歩んでいきたいと思います。
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