日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

町田市の「保育料値上げ条例」で、保育料はどうなるか(保育料比較の資料あり)──最大2・07倍の保育料

2013-02-28 | 町田市政・市議会のこと

 町田市の「保育料値上げ条例」で、保育料はどうなるか──。

 月に平均約3千円、最大5千円の値上げとなるわけですが、いろいろと考えた末に具体的な値上げ額を一覧表にしてみました(下記の表は、「町田市保育運営費徴収条例の一部を改正する条例」を元に池川が作成)。現在、認可保育園に子どもが通っている場合は、自分の保育料と比較してほしいと思います。

Hoikuryo_kaitei

 「hoikuryo_jorei.pdf」をダウンロード

◆最大2・07倍の保育料値上げ──低所得者ほど値上げ率が高い

 少し前の記事で、町田市の「保育料値上げ条例」によって保育料が最大1・6倍になると書きましたが、今回改めて調査をしたところそれにとどまらないことがわかりました。

 なんと、最大2・07倍になるのです。

 「今度から保育料は2倍になりますから」と言われて、「はい、そうですか」とはなりません。2倍になるのはひとり親家庭です。

 公共料金がいきなり2倍になるということがあっていいのでしょうか。表を見ていただくとわかるように、値上げ幅が高いのはむしろ所得の低い方々です。しかし、市長が提出した「議案概要」には、「低所得世帯へ配慮した保育料の増額」と書いてあります。どこが、低所得者へ配慮したのでしょうか。

◆「都市間競争に勝ち抜く」「将来にわたって選ばれるまち」というが…

 市長は、「施政方針」のなかで「都市間競争に勝ち抜く」「将来にわたって選ばれるまちであり続ける」と強調しました。その前後で、「近隣自治体では、企業誘致、市街地の再開発など、それぞれの自治体が、都市の強みを伸ばす、あるいは、都市として弱い機能を補うなど、様々な取り組みが行われています」と発言しているように、大型開発をはじめとする公共事業(ハードの整備)で勝ち抜き、選ばれるという意味なのでしょう。

 今回の「保育料値上げ条例」の目的は、「町田市の全ての未就学児をもつ世帯に対して、子育て支援となる保育サービスの提供と継続的な保育の質を確保するための保育料の在り方を考える」としていますが、そもそも子育て支援全体の予算を拡充することが求められているのではないでしょうか。町田市の財政状況は、保育料を上げないと破たんしてしまうという状況ではありません。

 子育てにかかわる施策を対立させ、あっちが必要だからこっちは削るというのは本末転倒です。保育料の大幅値上げは、子育て世代に選んでもらえなくなるのではないでしょうか。

◆圧倒的多数の市民が知らない中で、すぐに結論を出すべきではない

 「保育料値上げ条例」は、現在おこなわれている2013年第1回定例会(3月議会)で審査されます。

 11日(月)の本会議で質疑。14日(木)、15日(金)の文教社会常任委員会で委員会審査。そこで結論が出されれば、27日(水)の本会議で採決がおこなわれます。

 私は、今回の「保育料値上げ条例」には絶対反対です。同時に、圧倒的多数の市民が知らない中で、拙速に議論をすすめて結論を出すことは避けるべきです。本会議、委員会など、ぜひ傍聴にお越しください。

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つながる鶴川(第167号)

2013-02-27 | 活動報告ニュース「都政への架け橋」

 つながる鶴川の第167号ができました。

 今週のニュースは、本日おこなわれた市長の「施政方針」と学校開放事業の有料化問題について書いています。

130227

 「130227.pdf」をダウンロード

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「時間を気にしながら公園に行くというのは、心が貧しくなる」──町田市立公園駐車場の有料化は破たんする

2013-02-26 | 町田市政・市議会のこと

 市立公園駐車場が有料化されてから3カ月となります。多くのみなさんから「有料化はやめて無料に戻してほしい」という声が寄せられていますが、実態はどうなっているのでしょうか。

◆有料利用は当初見込みの50%を大きく下回る20%

 一つの数字ですが、有料利用(一般利用は1時間30分以上、スポーツ利用は30分以上)は、直営の公園で20%前後だといいます。市が当初見込んでいたのは50%が有料利用ですから、大きく差があります。50%が有料利用だとしても「赤字になる」とされてきたわけですから、結果はいうまでもありません。

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 「時間を気にしながら公園に行くというのは、心が貧しくなる」という言葉に象徴されるように、公園利用者にとって大きなマイナス要因となっていることは否定できない事実です。今回、駐車場が有料化された公園は、地域に住んでいる人たちが気軽に出かけて楽しむ場所ばかり。一大テーマパークのような公園などとは大きく異なります。

 さて、この有料化問題は3月7日の市議会一般質問で殿村議員が取り上げます。赤字を積み重ね、矛盾が次つぎとあらわれ、市民とはひずみを生む。有料化は、すぐにでも撤回すべきです。はてさて、市議会の質問にはどういう答弁をするのでしょうか。

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「学校開放事業の有料化」──地域コミュニティを壊し、市民活動にとって大きな障壁に

2013-02-25 | 町田市政・市議会のこと

 町田市議会2013年第1回定例会が開会しました。本日は、2012年度の補正予算などが提案され、本会議と常任委員会で質疑。

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◆トイレ改修や防災機能強化

 今回の補正予算には、「地域の元気臨時交付金」(地域経済活性化・雇用創出臨時交付金)や学校の耐震化。老朽化対策費などを活用した学校のトイレ改修(小中学校5校分)や鶴川第4小学校の非常階段設置(防災機能強化)事業も計上されています。

 この「地域の元気臨時交付金」は、公共事業拡大に誘導する仕組みとなっている面があり、きちんと見ていくことが必要だと感じています。

◆学校開放事業の有料化に向けた準備

 私が本会議で質疑をおこなったのが、「学校開放事業の有料化」に向けた準備について。小学校40校、中学校13校でおこなわれている学校開放事業を有料化して、遅くとも2014年4月には予約システムにのせていきたいという答弁が本会議でもありました。

 利用団体のみなさんへの説明はこれからおこなうとのことですが、圧倒的には知らない方が多いというのが実情です。

 利用料金については、近隣自治体を参考にするという答弁が本会議でありました。が、文教社会常任委員会で細野議員が質疑をしたところ、具体的な答弁はなかったとのこと。

 学校開放の有料化がすすめられた足立区では、週1回夜に体育館を利用するママさんバレーは、1回2,300円、年間で10万円前後の負担になるといいます。

 学校というのは地域のコミュニティの一つです。学校開放事業は学校を核とした地域コミュニティの育成だという認識について質疑をしましたが、かみ合った答弁はなかったように思います。有料化をおこなえば、使用団体は単にサービスの提供者と客、利用者という関係になってしまいます。

 しかも、委員会質疑の中では、どれくらいの団体に影響があるのか把握もこれからという状況だったようです。

 実際に有料化されれば市民活動には大きな障壁となるでしょう。実際に利用されている団体のみなさんの意見をうかがいながら、今後の議会論戦もおこなっていきたいと思います。

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「市民輝く狛江へ──矢野市政16年間の軌跡」──第7回まちだ市民自治学校の閉校式で、まちづくりのカタ

2013-02-24 | 活動のこと

 本日、第7回まちだ市民自治学校の閉校式がおこなわれ参加しました。

 15の分科会の報告を校長と実行委員長がおこない、「市民輝く狛江へ──矢野市政16年間の軌跡」と題して、矢野ゆたか前狛江市長が講演。

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 96年にバカラ賭博に狂った市長の辞職を受けて誕生した矢野市政。「市民が主人公」の市民派市政がどのように形成され、発展してきたのかをうかがいました。

 矢野さんは、28歳で日本共産党の市議会議員に初当選して以来6期21年。96年に市長になってから4期16年──合わせると37年間の長きにわたって地方自治と狛江市の発展のために力を尽くされてきました。

 市民と協働してまちづくりをする──徹底的な情報公開と市民参加を追求したことがあらゆる課題を解決するエネルギーになったといいます。

 町田市でも、市長は「市民協働」を掲げていますが、180度違うカタチで使われている現実があります。私は、一市議会議員として市民のみなさんといっしょに問題解決に向けた努力をおこないながら、実現可能な政策提案をしていきたいと思います。

 狛江市が7万数千人の人口に対して、町田市は42万人。鶴川地区だけでも9万数千人の人口ですから市民との距離感が圧倒的に違います。

 ないものねだりをしてもはじまりません。町田の地の利、人の利、さらには文化や風土を最大限生かしたまちづくりこそ求められていると感じました。

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