ねこ饅頭な日々

タイトルは「ねこ饅頭な日々」ですが猫の話は勿論、日々起こる雑多な出来事、珍事件、身の回りのステキを書いていきます

八ヶ岳 テントデビュー3日目(更新)

2018年10月13日 21時24分19秒 | 


しらびそ小屋のテントサイトでテント2泊目を過ごした。
20時頃眠り翌1時頃目が覚めココアを入れ星を眺めた。
山小屋泊ではできないことだ。
周りのテント泊の人たちに迷惑かけなければ何時にどうしようと自由だ。
夜遅くまで話してたって構わない。
夜中に起きてコンロを点けてお湯を沸かしてココアを入れる。
足を投げ出して座り、空を見上げる。

夜中のうちに姉と役割分担を決めていた。
5時半夜明けとともに起床!
姉がお湯を沸かしコーヒーを入れている間に
私は二人分のシュラフとシュラフカバーを畳む。
二人で協力してテントをたたむ。
6時半出発!稲子湯へ下りる。
のろのろでも1時間半で温泉に着くらしい。


サッサカ歩くけれど、すぐに立ち止まって写真を撮るから時間がかかる。


小川の流れる音が好き



歩きやすく美しい道だった。



色んな季節にこの道を歩きたい。


また落ちてた、なんだろう???
姉が「それお店で売ってるの見た。あんた持って帰り」と言う
国立公園のものは持って帰っちゃいけないんだ。
とかなんとか言いながら本当はつぶさずに上手に持って帰れそうにない


シダ植物も好き


きれいな色の落ち葉がたくさん




稲子湯に到着
しらびそ小屋のおばちゃんが教えてくれた。
秘湯だよ、バスも目の前に泊まるよ・・・って。

硫黄の匂いがプンプンするとてもいいお湯だった。
髪の毛三回洗って、二回リンスした。
体も二回洗った。
のんびりゆっくりできた。生き返った


しらびそのおばちゃんは教えてくれた。
「バスから降りて国道渡って床屋の所を曲がってまっすぐ行けば駅に出る。」
おばちゃんの言うとおりにした

小さな無人駅に撮り鉄さんが何人かいた。
電車に乗り込むところを写させてもらっていいですか?って聞かれた。
どうぞ (^-^)アタシラデヨケレバ
電車に乗り込むとき、リュックを前に抱えて乗ろうと思っていたけど
それじゃガッカリされそうだからちゃんと背負った(。-∀-)


まず小海線、向かい合わせの二人席ってのが嬉しい。


野辺山、清里、小淵沢 ワクワクする地名の駅を走っていく。






野辺山駅は日本で一番標高の高い所にある駅だ。
昔、車で立ち寄ったことがある。
若い頃の色々な事を思い出しながら電車に揺られた。


小淵沢で中央線に乗り換え


予定通り茅野駅に着いたヽ(*´∀`*)ノ
姉「けぇちゃんの食べたいもの食べよう、何が食べたい?」
私(人´∀`) 「信州そば!!」
駅前のお店、新そばだった。とても美味しかった(≧▽≦)


高速バスまでの時間に山下清氏の放浪美術館に行った。
山下清氏のちぎり絵や絵画を実際に見たかった。
温かい作品をたくさん見た。
細かい作業の作品に近づいてよぉく見た。





茅野駅に戻り、コーヒーを飲みながら母にハガキを書いた。


諏訪湖、茅野、白樺湖、蓼科、ビーナスライン・・・
私達は信州の地名をよく知っている。
父が信州が大好きで毎年連れてきてくれた。
子供のころから夏休みに訪れたその場所は私に大きな影響を与えた。
その地名を心の中で読むとき、父の声が聞こえる気がする。




大人になって初めてのテント泊だった。
荷物は多く、重いけれど、テントを背負って登った人にだけ見える景色、聞こえる音があった。
怖いほどたくさんの星が見えた、動物の叫び声が森にこだましていた、葉っぱ一枚テントの上に落ちた音・・・
忘れていたものだった。

今回山小屋で買った物
麦草ヒュッテの手ぬぐい  黒百合ヒュッテの手ぬぐい
どちらも飛びついて買った。


しらびそ小屋のバンダナ 


黒百合ヒュッテのワッペン、何に付けようかな


そして私の老後の楽しみのバッヂ


夕方、大阪行きのバスに乗った。
諏訪湖が見えた。
山でのあんなこと こんなこと
思い出しながらバスに揺られた。なんだか切なくなった。


テントデビュー大成功