「海外で見かけた注目の車」シリーズの第479回目。
「トルコ編(2011年)」です。
今回もトファシュ社の車。
「ムラット124」の兄弟車にあたる「Serce」というモデル。
私のパソコンにトルコ語のフォントが入っていないので、上の表記にしていますが、実際は写真の通り、「c」の下にハネのようなものが付いた形です。
この「Serce」は英語で言えば「sparrow」、つまり、「スズメ」を示しており、こちらのネーミングで販売されたケースもあるようです。
これまでの2回の記事の「ムラット124」と比べると、フロントにフォグランプ、リアのナンバープレート横にはバックフォグが追加されていますが、これがモデルやグレードに付随するものなのか、後付けのものなのかは不明。
ただ、非常にきれいに収まっていたので、メーカー純正の仕立てであるように思えました。
他、「ムラット124」の記事にて、「フロントグリルが経年劣化で変形して内側に曲がっているケースが多い」(下記アドレス)と書きましたが、こちらの車両では、それが分かり易いですね。
http://blog.goo.ne.jp/typyr-nikki/d/20110919
ところで、この車、道路の路肩で堂々と修理中でした。
場所はイスタンブールの道具屋街の入り口に面した道路。
横断歩道がないところを渡るのに4~5分は躊躇する程の交通量ですが、その路肩で作業をしています。
写真上でも、路線バスが追い越しをするのに、少し待っていますが、これが許されるのがトルコの大らかなところです。
「Serce」ですが、トランク(のフタ)がなくなっているおかげでスペアタイヤがよく見えます。
また、ドアの内張りも外されていますね。
写真上は左が扇風機とファンの専門店。
右が手前はPタイルとビニールカーペット、次が配管や排水ホースの専門店。
さらに写真下は、鎖やチェーンの専門店。
「こんなに専門化し過ぎて、安定経営が出来るのか?」とも思いますが、留まることなく発展中のイスタンブールなので、「モノが売れない」という心配はないようです。
一方で、人も車もどんどんと流入中で、渋滞は社会問題になっているとのこと。
現地ガイドさんによれば、普段15分の道が渋滞で2時間近く掛かるケースもあるそう。
今後は、ヨーロッパで見られるようなナンバー規制やパーク&ライド、さらには自転車利用の推奨制度などが導入されるかも知れませんね。
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