ホンダの新型の「
シビック」が発売となりました。
久々の国内復活で、販売開始は9月29日とのこと。
価格は税込で、セダン:265万320円(CVT)、ハッチバック:280万440円(CVT、6速MT)、ハッチバックの
タイプR:450万360円(6速MT)となります。
エンジンは、
タイプRが直4-2Lターボ、それ以外が直4-1.5Lターボです。
タイプRが、かなりの高額なので、その受け皿としてのハッチバックの6速MTの設定は良い狙いだと思います。
気になる
タイプRのエンジンですが、320ps/6500rpm、40.8kgm/2500-4500rpm。
FF車としては、もう十分なパワーだと思います。
他、今回はスポーツ走行などで不可欠なヒール&トゥを不要にするレブマッチシステムが新たに装備されています。
※オフにすることも可能。
足回りでも、日常での快適性に配慮した「コンフォート」、ベストバランスを追求した「スポーツ」、ダイナミック性能を高めた「+R」の3つのモードが選べ、6速MTにはこだわりつつも“現代の
タイプR”になっています。
大きさは、全長4560mm、全幅1875mm、全高1435mm、ホイールベース2700mm。
日産の「
GT-R」の全幅が1895mm ですから、いかに幅広かが分かります。
また、車重は1390kg、タイヤサイズは245/30ZR20 です。
タイプRの価格が450万円超な点ですが、例えば、国内で同じく2Lターボを積むスポーツカーと言えば、スバルの「
WRX」。
こちらは行動方式が4WDのセダンで、価格は次の通り。
STi:税込386万6400円
STi TypeS:税込406万0800円
エンジンの方は、308ps/6400rpm、43kgm/4400rpm と若干トルク重視で、ぼほ同等。
これで4WDが付いて来るので、非常に良心的な価格だと言えます。
さらにニュルブルクリンクでのFF車のライバルも見ておきましょう。
まず、ルノーの「
メガーヌRS」ですが、現在、「
メガーヌRS273 FINAL EDITION」というグレードを販売しており、こちらが273ps/5500rpm、36.7kgm/3000rpm で、税込399万円。
次にVWの「
ゴルフ」。
ニュルブルクリンクに挑戦した「GTiクラブスポーツ」は、直4-2Lで310psのスペシャルチューンで日本での販売時は450万円ほどであったそうですが、現在は販売なし。
通常の「GTi」だと、2Lターボで 230ps/4700-6200rpm、35.7kgm/1500‐4600rpm なので、上記の超本気の車達と比べるのは可哀そうな気がします。
※価格は、6速MT:398.9万円、6速DSG:399.9万円。
と言うことで、「
シビック タイプR」は、スバルのSTiよりも強気の価格設定、外車勢と比べても強気の価格設定となります。
先代の「
シビック タイプR」は限定販売で、即完売となりましたが、いつでも買えるカタログモデルで、どれだけ売れるのか?
私も、
タイプRに乗るものとして興味津々なので、ハッチバックの6速MT車も含め、試乗をしてこようと思います。
加えて、通常のハッチバックの6速MT車と
タイプRの間くらいの車、つまり、
タイプS 的なグレードを、200ps、320万円くらいで設定すると売れる気がしますね。