TypeR日記

愛車ホンダ・インテグラTYPE-Rと、車全般、海外旅行、京都の美味しいものについて綴ってまいります!

トヨタ博物館より(11)ベイカー・エレクトリック

2015-03-03 | 自動車博物館
トヨタ博物館」の話題の第11回目。
アメリカのベイカー社が1902年に作った電気自動車がこちらの車です。
最近、電気自動車が日本市場を賑わせていますが、100年以上前に、こういう車があったとは驚きます。
性能的には、20Vの電気モーターで、1ps。
最高速度は40km/h で、1回の充電で、80km の走行が可能でした。
大きさは、全長2565mm、全幅1415mm、全高2250mm、ホイールベース1730mm。
車重は436kg です。
この時代は、エンジンにしても、モーターにしても、現代の物に比べれば、非力ですから、車体をシンプルにし、軽い車体を作ることが重要でしょうね。
一方、まだまだ、交通事故は少ないでしょうし、スピードも出ていないので、ボディの衝突安全性等は考慮されていない、
そんな時代だと思います。

トヨタ博物館より(10)フォード・モデルT

2015-03-02 | 自動車博物館
トヨタ博物館」の話題の第10回目。
今日の車はフォードの「モデルT」です。
日本では「T型フォード」とも言われる名車で、1909年からの19年間で、1500万台以上が製造・販売されました。
大ヒットとなった理由は、この車の価格。
当時、このクラスの車は1000ドル台であったそうですが、この車の価格は850ドル~。
技術革新が進む、かつ、大量生産がされると、モノの価格は大きく下がる時を迎えますが、エンジンを使う自動車においては、それが、この車だったとも言えますね。
スペックですが、大きさは、全長3318mm、全幅1687mm、全高2188mm、ホイールベース2540mm。
車重は660kg。
搭載されるエンジンは、水冷直4-2.9L で、20ps を発生しました。

トヨタ博物館より(9)ロールスロイス・40/50HP シルバーゴースト

2015-03-01 | 自動車博物館
トヨタ博物館」の話題の第9回目。
今日の車はロールスロイスの「40/50HP シルバーゴースト」です。
同社の最高傑作と言われる車で、信頼性のテストを繰り返した銀色の車両が、まるで幽霊のように静かに走行したことから、この車名が付いたとのこと。
ボディの造りは細部に至るまで、超精密で豪華。
このあたりも、さすが、ロールスロイスという感じです。
1910年の発売で、大きさは、全長4883mm、全幅1753mm、全高2250mm、ホイールベース3632mm。
車重は1760kg。
搭載されるエンジンは、水冷直6-7.4L でした。

トヨタ博物館より(8)オールズモビル・カーブドダッシュ

2015-02-28 | 自動車博物館
トヨタ博物館」の話題の第8回目。
本日の車はアメリカのオールズモビル社の「カーブドダッシュ」です。
1902年の車ですが、昨日の車より技術的にはシンプルなもの。
このあたりは、まだまだ、地域により技術に差があったあり、市場が求めるものに違いがあったということでしょう。
こちらは、説明文によれば、「低価格戦略にて、1904年には5000台が生産された」との記載もありましたから、狙い通りとも言えますね。
車名は、車体前方のボードが丸くカーブしているから。
大きさは、全長2436mm、全幅1674mm、全高1428mm、ホイールベース1676mm。
車重:397kg。
搭載されるエンジンは、水冷単気筒OHV-1.6L で、4sp を発生したそうです。

トヨタ博物館より(7)パナール・ルヴァッソールB2

2015-02-27 | 自動車博物館
トヨタ博物館」の話題の第7回目。
本日の車はフランスのパナール社の「ルヴァッソールB2」。
1901年の車ですが、初めて、フロントエンジン・リアドライブ(FR)を採用した車で、史上初の自動車レースを初め、数々のレースで活躍をしました。
タイヤ幅は相変わらず細いですが、タイヤに泥よけ等も付いていて、雨の日の利用が普通になっていることがうかがえます。
また、エンジンを始動する時に回すハンドルがエンジン前面に付いており、私達が想像する“古い時代の自動車”は、このあたりになるのではないでしょうか。
念のため、スペックを確認しておくと、大きさは、全長3193mm、全幅1875mm、全高2480mm、ホイールベース1980mm。
車重は1281kg。
エンジンは、水冷直4-3.6Lで、12ps/750rpm を発生しました。
排気量3.6L と言えど、パワーが12ps なのは、ご覧の通りで、この時代のエンジンの回転数は、かなり低めであるから。
このあたりに注目すれば、エンジン技術の発展を押さえられそうですね。

トヨタ博物館より(6)ド ティオン・ブートン 1 3/4

2015-02-26 | 自動車博物館
トヨタ博物館」の記事の第6回目。
本日はフランスのド ティオン社の「ブートン 1 3/4」をご紹介。
1898年製のものですが、メーカーが異なるためか、再び、3輪車です。
しかしながら、タイヤはさらに発達しており、見た目の上では、現代のものに結構、近い形状をしています。
他、ヘッドライトがあるのも特徴的。
説明書きに「自転車を改造して小型エンジンを取り付けた3輪乗用車」とあるので、“原動機付き自転車”とも言えそうですが、この時代の、このあたりの区別は、あまり無かったということでしょう。
そのエンジンですが、空冷単気筒の240ccで、車名にもある通り、1.75psを発生しました。
また、大きさは全長1716mm、全幅1048mm、全高1218mm、車重は102kg となります。

トヨタ博物館より(5)ベンツ・ヴェロ

2015-02-25 | 自動車博物館
トヨタ博物館」の記事の第5回目。
本日もベンツから「ヴェロ」をご紹介。
昨日の車から6年後の1894年の発売ですが、自動車として、随分と発展しています。
まず、フロントが2輪となったこと。
これは、すでに馬車もあった時代のことですし、車体の安定性の問題からでしょう。
当時、ハンドルのパワーアシストがあったとは思えないので、相当、ハンドルは重かったと思いますが。。。
他、タイヤの扁平率が少し上がっていますが、これはタイヤ分野での技術向上の結果。
当初は自動車向けのタイヤはなく、自転車用を流用したのだと推測しますが、車重が異なるため、乗り心地に影響があったはず。
そういう意味では座席にもクッションや背もたれが付いていて、ここも乗り心地への配慮でしょう。
スペックの部分では、エンジンの排気量が1045cc となり、1.5sp。
大きさは、全長2357mm、全幅1300mm、全高1390mm、車重は358kg でした。
一見して、“自動車”ですが、まだまだ、現代のものとは異なる形状ですね。

トヨタ博物館より(4)ベンツ・パテント モトールヴァーゲン

2015-02-24 | 自動車博物館
トヨタ博物館」の記事の第4回目。
入場をして、すぐに展示されている「トヨダAA型乗用車」の前のエスカレータから2階に行くと、そこは欧米車展示ゾーン。
そこで最初に目に入ったのが、こちらの車。
ベンツ社の「パテント モトールヴァーゲン」です。
見た目は、3輪の自転車に公園にあるようなベンチを取り付け、それにエンジンが追加されたような感じですから、自動車というよりは“電動機付き自転車”のイメージですが、1886年に世界初の自動車として特許を取得しているとのことで、それが車名にも反映されています。
現代の車とは比較のしようが無いでですが、一応、スペックを見ておくと、
大きさは、全長2547mm、全幅1454mm、全高1623mm。
車重は313kg。
エンジンは水冷単気筒-984cc で、0.9sp を発生しました。
当時は馬車と自転車が主流の時代に、これが登場した訳で衝撃的なことであったと思います。
そして、ここからの発展の繰り返しが現代の車につながっていると思うと、感慨深いものですね。

トヨタ博物館より(3)メッサーシュミット・KR200

2015-02-23 | 自動車博物館

トヨタ博物館」の記事の第3回目。
展示順を気にすることにして、館内のチケット売り場の目の前に展示されている車です。
メッサーシュミット社の「KR200」。
同社は航空機メーカーですが、第二次世界大戦後の1955年に、このようなマイクロカーを発売し、ヨーロッパの復興に貢献をしました。
見ての通り、とてもコンパクトなボディで、大きさは全長2843mm、全幅1325mm、全高1285mm、ホイールベース2096mm。
搭載されるエンジンは、空冷単気筒2サイクル-191cc で、10.2ps/5250rpm。
ただし、車重は242kg しかないので、このパワーでも十分なのでしょう。
乗員は2名ですが、前後に着座します。
また、タイヤはフロント2輪+リア1輪。
最近は、ヨーロッパでダウンサイジングが進んだり、国内においても軽自動車よりも小さな車へのシフトが模索されていますが、その中で、こういう着座位置の車も出て来るのかも知れませんね。

トヨタ博物館より(2)トヨペット・クラウンRS

2015-02-22 | 自動車博物館

トヨタ博物館」の記事の第2回目。
展示順は無視してしまいますが、昨日の「トヨダAA型」に続いては、やはり、この車、「トヨペット・クラウンRS」をご紹介しようと思います。
現在も販売されている「クラウン」の初代モデルで、海外メーカーとの技術提携に頼らず、トヨタ独自で開発がされました。
発売は1955年。
大きさは、全長4285mm、全幅1680mm、全高1525mm、ホイールベース2530mm。
車重は1210kg です。
搭載されるエンジンは、直4-OHV-1.5L で、48ps/4000rpm を発生しました。
ご覧の通り、“観音開き”のドアが印象的。
また、曲線を多用したボディ形状も美しく、現代でも勝負が出来そうな完成度です。
今のトヨタがあるのも、この車のおかげと言っても過言ではないでしょう。

トヨタ博物館より(1)トヨダ・AA型

2015-02-21 | 自動車博物館

下の記事の通り、「トヨタ博物館」を見に行って来ましたので、展示車をご紹介していこうと思います。
その初回は「トヨダAA型乗用車」。
トヨタが最初に作った乗用車ですね。
※1936年。

大きさは、全長4750mm、全幅1750mm、全高1750mm、ホイールベース2850mm。
搭載されるエンジンは、直列6気筒-OHV-3.4L で、65ps/3000rpm、19.4kgm/1800rpm を発生しました。
「トヨタ」ではなく「トヨダ」なのが時代を感じさせます。
また、全体的なデザインも見本としたアメリカ車に近いもので、丸みをおびたボディが独特です。
1996年には、復刻版の「トヨタ・クラシック」が販売されたようですが、また、そういう機会があれば良いですね。

MEGA WEB (13) フォーチュナー

2014-06-07 | 自動車博物館

Aa_3「MEGA WEB TOKYO CITY SHOWCASE」で見た車のご紹介の第13回目。

フォーチュナー」です。

新興国に求められる車を世界的な生産販売体制で供給する「トヨタIMVプロジェクト」にて企画された車で、2005年から販売され、2008年から中期型、2011年から後期型に切り替わっています。

大きさは、全長4705mm、全幅1840mm、全1850高mm、ホイールベース2750mm。

搭載されるエンジンは、地域により変わりますが、ガソリンが、直4-2.7L、V6-4L、ディーゼルが2.5Lターボ、3Lターボとなります。

デザインの方は、2度のマイナーチェンジを経ていることもあり、最新のトヨタのデザイン。

販売国によっては、高級車となりますので、そういう雰囲気も確保していますね。

なお、前期型については、以前、「スロベニアで購入した車雑誌」の記事に出て来ますので、比較をされる場合は、下記アドレスより、ご覧下さい。

http://blog.goo.ne.jp/typyr-nikki/d/20100625


MEGA WEB (12) ハイラックスVIGO

2014-06-06 | 自動車博物館

Ab「MEGA WEB TOKYO CITY SHOWCASE」で見た車のご紹介の第12回目。

ハイラックスVIGO」です。

この車両はタイで販売される仕様とのことで、力強さを意味するラテン語、「VIGO」というサブネームが付いており、加えて、「TRD Sprotivo」というグレードのようでした。

ハイラックス」自体は、トヨタの世界的ロングセラーで、このモデルで7代目。

当ブログの「海外で見かけた日本車」シリーズでも前後期とも記事にしております(下記アドレス)。

大きさは、全長5135mm、全幅1760mm、全高1735mm。

エンジンは、この車両は2KD-FTV とのことなので、ディーゼルの直4-2.5Lターボですね。

駆動方式は、FR と4WD がありますが、こちらは前者とのことでした。

FR というと、こういうボディ形状でも運転が楽しそうで反応をしてしまいますね。

以前の記事は、こちらからどうぞ。

7代目前期型/「海外で見かけた日本車」シリーズ(第57回目)/「クロアチア&スロベニア編(2009年)」:

http://blog.goo.ne.jp/typyr-nikki/d/20090925

7代目後期型/「海外で見かけた日本車」シリーズ(第196回目)/「イギリス編(2013年)」:

http://blog.goo.ne.jp/typyr-nikki/d/20130915


MEGA WEB (11) ランドクルーザー70

2014-06-05 | 自動車博物館

Aa「MEGA WEB TOKYO CITY SHOWCASE」で見た車のご紹介の第11回目。

ランドクルーザー70」です。

この車、日本での販売は、1984年から2004年でしたが、その後も海外で継続生産がされています。

当ブログに登場するのは、初めてのはずなので(注)、スペック等を見ておきましょう。

注)ミニカー等の記事は除く。

大きさは、全長4730mm、全幅1790mm、全高1955mm。

搭載されるエンジンですが、こちらの展示車両は「1GR-FE」との表示があったので、ガソリン仕様のV6-4Lですね。

デザインは、かつて、日本で販売していた頃とは異なり、フロント部を中心に現代風に改められています。

また、海外仕様のためか、ボンネットマスコットが付いていました。

確か、日本では、法令で禁止されており、新しい車には付けられないはずで、懐かしいアイテムでした。


MEGA WEB (10) RAV4

2014-06-04 | 自動車博物館

Ab「MEGA WEB TOKYO CITY SHOWCASE」で見た車のご紹介の第10回目。

RAV4」の4代目モデルです。

日本では、まだ、3代目モデルを販売していますが、海外では次々と、こちらのモデルに切り替わっています。

当ブログでも、以前、そのことを記事にしたり、「海外で見かけた日本車」シリーズで取り上げています(下記アドレス)。

写真の車両は、中国にて、第一汽車(FAW)との合弁会社で製造されたとのこと。

直4-2.5Lエンジンを積む、4WDモデルとのこと。

全高が、1715mm と、以前の記事での数値と異なりますが、仕向け地による差なのか、4WDのためなのかは不明です。。。

以前の記事は、こちらからどうぞ。

http://blog.goo.ne.jp/typyr-nikki/d/20121202

http://blog.goo.ne.jp/typyr-nikki/d/20130913