「トルコ旅行記」の第55回目。
カッパドキア地方の花ですが、実は昨日の分だけでは紹介しきれなかったので、続編をお送りします。
まず、写真1段目からですが、左はアザミ。
これは日本に咲いているのと、ほぼ同等のものでした。
亜種の可能性もあるでしょうが、ほぼ同じ品種だと思います。
次に右ですが、これもアザミ。
残念ながら開花はしていませんが、左の種類とは明らかに異なるので撮影しておきました。
写真2段目の左は、珍しいオレンジ色のアザミ。
こんな花もあるんですね。
次に右にいって、アブラナ科の植物。
いわゆる、菜の花の仲間ですが、花の付き方は大根や紫花菜に似ていましたね。
色はレモン色でした。
次に3段目と4段目は、いずれもマメ科の植物。
3段目の2つはカラスノエンドウくらいの大きさ。
ただ、花がまとまって咲くので、ルピナスのような華やかさがあります。
園芸植物としても通用しそうな感じでした。
4段目左はレンゲに近い感じ。
日本だと水田のような湿度の高い土を好みますが、ここは乾燥気味の土地。
でも、元気に咲いていました。
4段目右はエニシダくらいの大きさの花と2mくらいの高さの木。
面白いのは豆の鞘に空気がパンパンにつまっていることでした。
きっと、生存上の理由があるはずなので、色々と考えてみましたが思いつかず。。。
もう少し時間をかけて調べてみようと思います。
マメ科が多いですが、これもやせた土地と関係がありそう。
つまり、マメ科植物は根に根粒細菌を共生させることで、空気中の窒素を栄養源として利用出来ます。
これにより、栄養分が少ない土地でも生存域を広め易かったのでしょう。
さらにマメ科と言えば、ハチ。
これは受粉の時に体重があるハチが花にぶら下がってくれることが必須なのですが、トルコは、ハチミツの名産地。
朝食ごとにハチの巣ごと、出てくるくらいですから、ハチは沢山いるでしょうね。
写真2段目のオレンジ色にアザミにも黒いハチが飛んできていますし、レンゲのハチミツは私達にもお馴染みですね。
最後に写真5段目。
左はサルビアに近い花の形でした。
そして、右。
どう見てもホリホックなのですが、まさか、こんなところ(カッパドキアの岩山の端)で園芸植物を育てる人はいないでしょうから、野生のもの。
ということは、このあたりが原産地ということですね。
カナダで野生のセイタカアワダチソウを見たり、アラスカで野生のルピナスやブルーベリーを見つけた時は感動をしましたが、身近なもののルーツを自分の目で確認した時は別格です。
こういう発見も旅行の楽しみの1つです。
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by TREview