・私は一流好みのまるっきり反対側の人間である。クルマがそうだ。一流好みでは無いのである。走ればいいと思っているだけである。しかしである。友人たちに評判が悪い。なぜあんな安いクルマに乗っておるのだと言われる。放っておいてほしいと言うのだが・・(^0^)/
・私は気に入っているのである。国産の、広島に本社のある会社である。アテンザというクルマである。日本では全く売れない。そこがいいのだ。希少価値がある。しかも、壊れない。確かに安価である。性能の割には。しかも、頑丈である。ユニークなデザインである。速い。ただし、燃費はそこそこである。まるで私のようではないか。こんなメーカーのような、アテンザのような無骨な生き方をしたいと思ってきたのである。
・荷物もスポーツカーのカテゴリに入っているわりには、積むことができる。ここも気に入っている。たまに、街乗りに使い、古女房ドノと遠距離で温泉にいくくらいである。あ、ホントにたまにちびっ子の柔道大会にも行く。陰ながら応援に行くくらいだ。つまり通勤には使わない。当たり前である。通勤する場所がないからである。天下の素浪人である。
・昨日、孫のところに行ってきた。初宮参りである。ムコドノの居住地である。むろんこの私のアテンザである。速いので、難渋した。そうである。ワタクシは42年間無事故・無違反なのである。だから、その歴史を維持したいために、アクセルはそっと踏むことにしているのだ。当たり前である。この栄冠は捨てがたいからである。
・いな、否、・・・そんなことではない。
・孫が、一週間見ない間にニコニコと笑うようになっていた。爺馬鹿である。かわゆくて、かわゆくてたまらんのだ。こころなしか、いい男に見える。わらっちまいますねぇ。こんなにめろめろになるとは、思ってもみなかったです。
・びっくりしたのが、地元の神社に行ったとき。平安時代から続く、由緒ある神社である。なにしろ太平記に出てくる。史実である。太平記はこっちも随分読み込んでいるから神社の解説が楽しかった。明治天皇陛下のお写真も掲げてあった。さらに、うら若き女性の神職であった。これはいい。かわいい赤ちゃんには祝詞の響きが心地よく聞こえたのではないだろうか。言葉も男性と比べてはっきり聞こえた。最近はこちら系にもはまっておるので、じぃ~っと拝聴しておったのである。
・孫の健やかな成長を祈っていた。
・しかし、キモの座った孫である。太鼓のど~ん、ど~んという音にもまったく驚かない。これは頼もしい。手足もでかい。母子手帳に手足をスタンプするページがあるのだが、はみ出したくらいであるから。ムコドノも、アタシノ長女もでかいから、大きくはなるだろうが、楽しみでもある。あとは、二人の育て方しだいである。
・昼食をムコドノの親族と一緒に食べさせていただいた。(酒類はいっさい呑んでいませんです)
・地元の料亭であった。ここも城下町らしい歴史ある佇まいであった。会場に、能の絵があった。さらに魯山人の作品もあった。そちらの方にも興味があったので、経営者の方といろいろお話をさせていただいていた。そしたら、なんと山形県の新庄のご出身であるとのこと。これは懐かしい。世間話にハナが咲いた。
・孫には、私が命名をさせていただいた。治憲とつけさせていただいた。いわれについて、宴席の冒頭に説明をせよと言われたので、知ったかぶりをしない程度にご披露させていただいた。あんまり期待度を高めてご披露したら、わらわれっちまうですからね(^0^)/
・午後2時にはおいとまをした。千葉に帰らなくてはならない。
・今日も、宴席である。今日のは、地元のU中学校時代に、3年間担任をさせていただいた生徒で3組同級生婚をした方々と(全部ワタクシの仲人)、高校の柔道部の選手で仲人を務めさせていただいた方と一緒である。愚かなワタクシの退職の祝いであるそうな。こころのこもった祝いの席になるだろう。ありがたいことである。
・そして、月曜日には米沢に帰る。上杉鷹山公の墓前に参る。退職のご挨拶にである。こんなできの悪い最劣等生でも無事に退職をさせていただいたことを、ご報告に参る。鷹山公創立の母校米沢興譲館高校での学びが無かったら、教師もできなかった。あの3年間の、徹底して学問の分野で、柔道場で、ハイレヴェルな鍛えをいただかなかったら、本当にここまでくることはできなかったからである。むろん、亡き父母の墓前にも参る。祖父のところにも。10くらい先祖代々の墓がある。それぞれの方々の命を受け継いで今の愚生があるからである。
・アテンザがちょっとかわいそうになってきた。ごくろうさまです。大事にしてあげますからね。もうちょっと頑張りましょう!
神社は、茨城のU市です。
隣の県ですから、ま、良しとしましょうって思っています。
孫を見に時々行くつもりです。
また、このつまらないブログにいらしてくださいませ。
(^0^)