四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

ツバメシジミ♀の翅裏に青色条

2014-04-22 14:37:00 | 
谷戸の蝶たちでお見せしたツバメシジミ♀の青色の条が珍しいと思われたので、拡大して紹介します。


ツバメシジミ♀翅裏(原画再掲 2014年4月17日 町田市)


同(拡大)

前翅の翅裏の青色部分は、中央に条(スジ)が見られ、青色鱗粉が敷き詰められているようです。黒点部分には、青色鱗粉が被さっています。


同一個体の翅表(原画再掲)


同(拡大)

翅表の青色が何らかの遺伝情報によって翅裏の鱗粉にも発現したのかな?

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谷戸の蝶たち

2014-04-18 15:14:00 | 南多摩
4月17日

多摩丘陵の谷戸を歩いて来ました。


ミヤマセセリ♀(11:02)

谷戸の休耕田の湿地には、モンキチョウが多く、ルリタテハやキタテハも見られるなか、ミヤマセセリ♀がゲンゲの花に来ていました。


ツバメシジミ♂(初見 12:07)

別の広い谷戸に来ると、枯れたアシが積み重なった空き地でブルーの蝶が。ツバメシジミ♂でした。




ツバメシジミ♀(12:30)

カラスノエンドウやタンポポの咲き乱れる草地では、ツバメシジミ♀がカラスノエンドウで産卵行動をとっていました。その後、近くで開翅。


ヤマトシジミ♂(初見 12:21)

同じ草地でヤマトシジミも初見できました。明るいブルーです。


キアゲハ♀(初見 12:38)

キアゲハが飛び回りながら休耕田の地面付近に下り産卵行動をとっていました。


ベニシジミ(12:37)

ベニシジミがなかなか増えてこないなと思っていた矢先、この日はどこを歩いてもベニシジミに会えました。ひときわ赤みの濃い個体です。モンキチョウも相変わらず多く見られましたが、大分汚損してきました。


ベニシジミ(13:51)

谷戸から尾根道に上がり、コナラがまばらに生える丘に来ると、ヒトリシズカがいくつも咲いていました。その花を撮影していると、上手いことにベニシジミが視野に入ってきました。


ジュウニヒトエ(シソ科キランソウ属)

隣合わせで花穂が薄紫色のジュウニヒトエも咲いていました。


ミヤマセセリ♂

ミヤマセセリの♂(ですよね)が地面付近を飛び回っていましたが、コナラの高みに飛び、下りてきてコナラのひこばえの若葉に止まりました。

暖かな日和が続き、木の芽も草花もみずみずしい緑色。蝶たちが一気に舞いだしたのを感じた一日でした。

天候:晴れ、最高気温21℃(八王子)


  ♪ 初見の蝶一覧

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ギフチョウの里へ

2014-04-15 22:03:00 | 丹沢周辺
4月15日
今年もギフチョウに会いに行きました。



10時半頃現地に着くと、ミツバツツジが見頃で、マメザクラも満開~一部散り始め、ウメは咲き終わっていました。


ギフチョウAの産卵(♀ 11:33)

初めて産卵シーンを撮影しました。5,6人いたので、譲り合っての撮影です。上手い具合に産卵する卵の見える角度の写真がありました。


卵塊A

産卵の見られたカンアオイの葉には、23個の卵が。上の3個が今日の産卵分でしょうか。


卵塊B

近くの葉には14個産み付けられていました。


ギフチョウB(ヒマラヤユキノシタ 11:39)

ヒマラヤユキノシタでの吸蜜が始まり、翅全開のシーンが最初あったのですが、咄嗟のことでピントが合っていませんでした。


ギフチョウA(ミツバツツジ 11:42)

産卵を済ませた個体Aがミツバツツジに。その後、個体Cがミツバツツジに来るまで1時間半ほど空白の時間がありました。今日は汗ばむ陽気で、ギフチョウも不活発になったのでしょうか?


ミヤマセセリ(マメザクラ 11:23)

マメザクラへのギフチョウ訪花を期待していたのですが、叶いませんでした。

初見の蝶(追加)
ギフチョウ 4月15日 (2012年:4月9日)

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アゲハチョウ初見とモンシロチョウ

2014-04-13 21:30:00 | 相模原・県央
4月9日
自宅から程近い雑木林付近の畑地に10時頃着くと、まだ蝶影が少いようでしたが、10時半頃雑木林の方からアゲハチョウが1頭飛び出して畑を横切りました。アゲハチョウ初見です。


アゲハチョウ(初見 11:18)

11時頃には、ツマキチョウ♂2頭が草地で縄張り争いをし、物別れになり、1頭は住宅の庭に、1頭は林内に去りました。ツマキチョウの去った草地に戻ると、アゲハチョウが翅を広げて休憩していました。
その後も、2頭の追飛や花桃に訪花しその後サンショウの葉に産卵行動する翅破損の♀にも出会いました。前日4月8日の相模川沿いではアゲハチョウを見ませんでしたが、ここでは出現後ある程度日数が経っているようです。


モンシロチョウ♂(10:34)


同一個体

広い畑では複数のモンシロチョウが周回飛翔していましたが、見通しの良くない畑の片隅にある菜の花で1頭が心ゆくまで吸蜜を続けていました。


モンシロチョウ♂(別個体 11:55)

フキの生える林縁のタンポポでも吸蜜を楽しむ個体がいました。今年初めてゆっくりとモンシロチョウを撮影できました。


キタキチョウ(10:05)

越冬明けとは思えないほどキレイなキタキチョウがいました。どのように過ごせばこのように損傷なく4月を迎えられるのか聞いてみたくなります。

追記(4月14日)

同一個体?(11:16)

10:05撮影にキタキチョウを撮影した明るい林内の同じポイントを約1時間後通りかかったところ、キタキチョウの求愛行動が見られました。交尾拒否のような仕草が見られたあと、♂は飛び去り、♀が現場に残ったので撮影しました。10:05撮影のと同様に行動が穏やかで損傷が見られず、左右逆の面で斑紋による判定ができませんが、同一個体ではないかと思います。

初見の蝶(括弧内は2013年初見日)
モンキチョウ 3月16日 さいたま市 (3月6日)
ベニシジミ 3月16日 さいたま市 (3月8日)
モンシロチョウ 3月23日 町田市 (3月6日)
ミヤマセセリ 3月31日 町田市 (3月19日)
ルリシジミ 3月31日 町田市 (3月15日)
スジグロシロチョウ 4月8日 相模原市緑区 (3月28日)
コツバメ 4月8日 相模原市緑区 (4月5日)
ツマキチョウ 4月8日 相模原市緑区 (4月4日)
アゲハチョウ 4月9日 相模原市南区 (3月19日)
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コツバメ・ツマキチョウ初見とルリシジミ

2014-04-08 22:35:00 | 相模原・県央
4月8日
今日は最高気温20度で汗ばむほどの陽気でした。相模川沿いの河岸段丘林縁を歩きました。10時半頃現地に着くと、ツツジ植え込みでコツバメがテリ張りしているのがちらっと見えましたが、すぐに見失いました。あとでまた探すことにして下流の方へ。


スジグロシロチョウ(初見)

複数のスジグロシロチョウがムラサキハナナを通過するコースで行ったり来たりする場所から少し離れた見通しのよくないところにクサイチゴで吸蜜する個体がいました。


ルリシジミ♂(本年初撮影 11時32分)

釣り堀近くの空中をチラチラ舞っているのを見ていると、急に地面に降下し、落ちていた不織布?の丸められたものに止まり、口吻を動かし始めました。あまりおもしろい構図ではありませんね。


同一個体(11時35分)

そこで、左手の人指し指を出すと、素直に乗り移ってくれました。

※カメラ:D7000
レンズ:Tamron SP Di AF 180mm 1:3.5 MACRO 1:1 + Kenko N-AF 1.4X TELEPLUS PRO 300



同一個体(11時44分)

距離が短すぎてなかなか全体をうまく移せないので、ずれた翅の部分を撮影。雄です。


同一個体(11時54分;撮影条件変更)

ここから50mほど歩き、ベンチに座り、左手のルリシジミくんには指で好きにさせたまま、何とかテレコンバーター×1.4をカメラから取外して撮影しました。

※レンズ:Tamron SP Di AF 180mm 1:3.5 MACRO 1:1

ルリシジミは指の上で歩いて移動しながら口吻を動かしていました。口吻の感触は伝わらないものの、ソソソソ・・・と歩く感触は感じました。その状態で、先ほどのツツジ植え込みまで戻ると(約200m?)、コツバメがいました。撮影の途中、ルリシジミはどこかに飛んでいったようでした。


コツバメ♂A(初見 12:18)

レンズ:Tamron SP Di AF 180mm 1:3.5 MACRO 1:1 + Kenko N-AF 1.4X TELEPLUS PRO 300


コツバメ♂A(12:30 フラッシュ撮影)

ツツジ植え込みの上部にコツバメが陣取り、人が近付くタイミングなどで飛び立ち、しばらくすると舞い戻るのを繰り返します。フラッシュ撮影の方が全体のピントがよくなりましたが、色合いが鈍くなりました。


コツバメ♂B(12:03 別個体)

家に帰って写真を確認すると、最初に撮影したのが個体A(12時1分)でしたが、途中で個体Bが一度だけ入れ替わってツツジのポイントを占有したようでした。


ツマキチョウ♂(初見 13:07)

上流方向の林縁を歩くと、ツマキチョウが次々に現れました。そのうちの1頭だけがクサイチゴで吸蜜してくれました。


アカタテハ♀(13:11)

林縁や道端の草をあちこち飛び回っていたので、食草探索中だったと見ました。岩の上で一休み中です。


テングチョウ(13:19)

道路の水たまりの枯葉に止まり、口吻を伸ばし吸水中のようです。枯葉の形がテングチョウとよく似ていて面白いのでお見せすることにしました。

初見の蝶(括弧内は2013年初見日)
モンキチョウ 3月16日 さいたま市 (3月6日)
ベニシジミ 3月16日 さいたま市 (3月8日)
モンシロチョウ 3月23日 町田市 (3月6日)
ミヤマセセリ 3月31日 町田市 (3月19日)
ルリシジミ 3月31日 町田市 (3月15日)
スジグロシロチョウ 4月8日 相模原市緑区 (3月28日)
コツバメ 4月8日 相模原市緑区 (4月5日)
ツマキチョウ 4月8日 相模原市緑区 (4月4日)
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