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四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

伊豆高原の里山を歩く

2012-02-07 20:07:00 | 伊豆
伊豆高原に宿泊し、翌朝、近くの池地区を散策しました(1月27日)。



ホテルの庭では、紅梅が咲きはじめていました。



池地区には、大室山噴火の溶岩で川が堰き止められて出来た奥行き1km位の池がありましたが、現在は田んぼや畑に変わっています(↑)。一番奥の沢にあるワサビ田まで行く予定でしたが、正面から冷たい西風が吹き、あまりに寒く顔が強張るので諦めました。
6月中旬頃には、ワサビ田付近でホタルも見ることができるそうです。



からっ風を避けて、道沿いに集落を歩いていると、野菜や卵、味噌などを無人で売る販売所がありました。
「百姓は根を張ることを知っている」と書かれています。
猿が取るのでカギをかけてください、という注意書きもありました。



小さな看板には、次のように書かれていました。

道祖神「せえのかみさん」
この場所は、伊東道と田方道がまじわる場所で、江戸時代の高札場でもあった。ケヤキの大木の根本にあったが、昭和三十七年の県道拡張で今の姿になった。せえのかみさんは子どもの味方で病気がなおるように頼んだり、ドンドン焼きなど楽しい行事があった。
             池郷土史研究会 平成16年2月

このような道祖神「せえのかみさん」は、伊豆地方独特の丸彫単身像で、北は三島から東伊豆の稲取にかけてしか存在しない形のものだそうです。



民家の庭の向こうには、大室山が大きな姿を見せていました。



最後に立寄った龍渓院です。



こじんまりとした美しい庭園と池がありました。

一番寒い日の小山田緑地

2012-02-04 20:57:00 | 南多摩
昨日(2月3日)は、沖縄を除く全国46都道府県庁所在地の最低気温がすべて氷点下になる、この冬一番の寒さになりました。
小山田緑地に一番近い気象観測点の八王子では、連続5日間、最低気温が-5℃前後で、昨日は-6.1℃を記録しています。海老名では-6.6℃。小山田緑地は多摩丘陵の一角にあるので、夜間の放射冷却によってさらに低い気温だったと思います。


11:26撮影

小山田緑地の尾根から見た丹沢連峰と富士山です。
中央の三角に尖った山が蛭ヶ岳(1673m)、左端の丸い山が丹沢山(1567m)。手前の雑木林は小山田緑地の西方の多摩丘陵です。



尾根の歩道には日が当たっていましたが、5cm位の霜柱がそのまま残っていて、歩くとザクザクと気持ちの良い音がしました。



尾根からトンボ池方面の北斜面には、23日の雪がまだらに残っていました。



谷戸では椿の蕾が一輪開き始めていました。


爪木崎へ

2012-02-01 20:01:00 | 伊豆
1月26日、伊豆下田の爪木崎海岸を歩きました。
下田駅からバスに乗り、爪木崎の1つ手前のグリーンエリア前で下車、遊歩道を少し歩いた後、左に曲がり、九十浜(クジュッパマ)へと下りて行きました。



坂の途中で九十浜海水浴場が見えてきました。白浜とエメラルドグリーン/紺碧の海の色が実に美しい。
浅瀬で海底に白い砂がある部分がグリーンに見えるようですね。白い砂浜と同じ白い砂が入江の中にまで広がっていて、その上の海水がグリーン、黒っぽい砂か岩の上が濃いブルーということでしょうか。
2つの色がモザイク状に広がっているのも魅力です。



海岸沿いを歩きます。ここにはあまり人が訪れず、まさに穴場的な海岸でした。海水は透明で、波は穏やか。平和そのものの景色です。



水尻防波堤付近の風景。ここから照葉樹林の中の坂道を上って遊歩道へ。



遊歩道を爪木崎に向って歩くと東側の視界が開けて伊豆大島が対岸に見えてきました。



その右の方には利島(左)と鵜渡根島が並んでいます。



爪木島。その向こうに新島が見えます。



爪木崎に着きました。爪木島付近の岩礁と利島。



爪木崎灯台付近から伊豆大島を望む。三原山に冠雪が見られました。24日の雪が大島でも降ったのだと思います。航行するのは油槽船の第一明隆丸です。




爪木崎から見える伊豆七島の模式図(看板より引用)。伊豆七島(伊豆大島・利島・新島・神津島・三宅島・御蔵島・八丈島)のうち、伊豆大島・利島・新島・神津島・三宅島を見ることができました。

爪木崎は日本水仙の群落が有名ですが、1月20、21日に強い北東の風が吹き、塩害により大部分が萎れていたのは残念でした。