四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

モンキアゲハについて

2006-07-24 09:38:00 | 
モンキアゲハはユズ、ウンシュウミカン、カラタチなどのミカン栽培種も食しますが、主な食草はカラスザンショウです。関東では海岸沿いに多く見られ、温暖化により分布の北限が拡大している蝶のひとつ。えむりさんは、鎌倉でモンキアゲハが飛ぶのを観察しています。

昔、関東地方ではクロアゲハ・オナガアゲハ・ジャコウアゲハ・カラスアゲハなど黒いアゲハチョウをカマクラチョウと呼んでいたそうですが、その当時は、モンキアゲハは鎌倉にはいなかったと考えられるそうです。

モンキアゲハの紋は、ほとんど白に近いが、時間と共に黄色みを帯びてくるそうです。
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高尾山へ

2006-07-24 08:44:00 | 南多摩
梅雨の中休みの土曜日、高尾山に行ってきました。晴れ間がのぞくとの予想でしたが、ケーブルカーで上ると薄い霧がかかった涼しい天候でした。
小学生のころアサギマダラを初めて見たのが高尾山の山頂。淡い期待をしていましたが、頂上ではクロアゲハしか見かけませんでした。



高尾山にはモミジがたくさん自生していました。これは、オオモミジです。

山頂には植物観察の一行がいて、植物に詳しい先生が10名くらいのグループごとに説明をしていました。
「この萩は、枝垂れているのでミヤギノハギでしょうか、萩には詳しくないので違っているかもしれません」。後で調べると、葉の形から、ヤマハギのようでした。7月から9月にかけて咲きます。



「柏は、昔から色々な物を包むのに使われてきました。クマリンという成分を含むので、食べ物が腐るのを防ぎます。物を包むのにふさわしい条件ですが、柏の葉には毛が生えていません」。調べてみると、クマリンには抗菌性があり、桜餅や柏餅の葉は、どれもクマリンを含んでいます。笹団子やちまきで用いる笹の葉には、安息香酸(アンソクコウサン)という抗菌成分が含まれます。古来より、生活の知恵としてそれらの葉を食べ物の保存に利用していたのです。
「これは、先端に葉が3つ付いているのが特徴のクマノミズキです。ミズキは葉が互生しているので見分けられます。ミズキは5月に咲きますが、クマノミズキは6月に咲きます」
一行に紛れ込んでいろいろと教わってきました。

下山すると、京王線高尾山口駅近くの林では、ニイニイゼミがにぎやかに鳴いていました。

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