ジュリエットオスカー634受信ブログ

ラ・テ受信雑記他・私の得意ジャンルでの情報を発信します。このサイトは個人的な趣味により制作されています。

今日の報道資料

2024年06月28日 19時03分57秒 | 総務省報道資料
BS103chの終了について正式な報道資料が出ました。

日本放送協会における衛星基幹放送の業務の廃止の認可に係る
電波監理審議会への諮問及び答申
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu11_02000151.html

電波監理審議会関連
デジタル原則から審議会の調書や意見書などインターネット上で閲覧可能にする改正
意見募集の結果
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban01_02000075.html

28日22時 記事修正 調書・意見書の謄本という意味か。
先ほどまでの記事を削除します。当方の勘違いです。


【関東総通】e-コムフォKANTOから
先日の神奈川県愛川町の訓練の様子
https://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/e-komfo/2024/0627ho.html

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同一周波数放送波中継 解説

2024年06月28日 09時24分19秒 | テレビ・ラジオ受信関係
同一周波数放送・同期放送との混同しがちになってしまうので、
少し解説記事を。


「放送波中継」とは
放送は親局のほかにも中継局というものがありますが、
その中継局までにどうやって放送の番組を送るかという問題があります。
昨日も埼玉の例をあげましたが、親局の電波を受信する
というのが一般的です。

一方、「同一周波数同期放送」とは
放送サービスエリア内(県内)で受信周波数を変えなくても
いいように同じ周波数で放送電波を出すことを言います。
現在、関東周辺では山梨県のYBSラジオがこの運用を行っています。

では同一周波数同期放送を運用するとき、中継局にどうやって
放送の番組を送るかということになります。
親局と中継局で放送波の周波数が違えば、単に受信信号の増幅と
周波数変換して送信で済むのです。

なので、同一周波数同期放送を行う場合、
中継局まで放送の番組を送る仕組みとしてSTL・TTLと呼ばれる
中継線を組むことになります。今は光ファイバーもありますから
有線で送る場合もあるでしょうし、災害によるケーブル断線に備えて
放送とは別の電波の周波数を確保して送る場合などがあります。

地デジ放送で例に挙げれば、東京スカイツリーと秩父・児玉中継局は
NHKGを除いて同じUHF周波数で放送されています。同一周波数放送ですね。
これも秩父や児玉への番組送りは
放送とは別の電波で無線TTL回線で菖蒲久喜を経由して送られています。

今回やろうとしているのは、この無線TTL回線を別の周波数では無く
放送されている親局の受信で行おうとするもの。
ただ中継局が発射している電波が受信する親局と同じ周波数なので、
昨日書いた通りハウリングのような無限ループ状態が
起きたりして、中継品質が下がるというわけです。

そのような品質低下を起こさないために、山口放送は回り込みキャンセラー(FM用)を
開発したわけです。

地デジでは当初から同一の周波数による放送の計画だったので
地デジ用の回り込みキャンセラーというものは開発されているんですよね。

以上長くなりましたが、昨日の記事の補足みないなことを書きました。

無線技術者上級者向け 論文
https://www.jstage.jst.go.jp/article/itej/76/1/76_156/_pdf

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