ジュリエットオスカー634受信ブログ

ラ・テ受信雑記他・私の得意ジャンルでの情報を発信します。このサイトは個人的な趣味により制作されています。

地上デジタル放送の弱点

2008年06月22日 17時02分35秒 | 時事
地デジ放送は高画質・高音質・ゴースト写りがない
などの特徴が挙げられるが、
実は最大の弱点がある。

それは、厳密にはリアルタイム性に欠けるということだ。

某掲示板を覗いていると、先日の岩手宮城内陸地震時の
緊急地震速報において、地デジ放送を見ていた場合と
アナログ放送見ていた場合では違いが出ていたことがわかった。
地デジでは2秒遅れ、地震に間に合わなかったというのだ。

http://news.nifty.com/cs/domestic/societydetail/mainichi-2008062200m084/1.htm

地デジの遅延については私のブログでも年末のカウント
タウン時にたびたび取り上げていたが、
防災上必要なリアルタイム性というものを忘れていた。

つまり、緊急警報放送(EWS)でも起こりえるということになる。
2秒の差で、津波警報が伝わる前に津波が来るというパターンも
考えられなくはない。

デジタル放送ではどうしてもデジタル信号を復調する時間が
かかってしまうための最大の弱点だ。

ちなみにワンセグ放送も携帯電話P901iTVとUSBワンセグチューナー
DH-ONE/U2で受信比較してみるとUSBワンセグチューナーのほうが
遅くなる。これは勿論復調のための処理時間が違うために起きてくる。

この先、地デジでの緊急時の放送の場合どのように速報するのか
新しい課題になるのは必至でしょう。

今回の一件でAMラジオは無くならないと確信できたニュースでしたね。

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