秋・穐・龝 ※難しい字なので大きくしました。
まず、「秋」の語源を調べると、主に3つの説があります。
① 空の色から由来している説である。古文の「空の色清明(あきらか)なる時節」から、それから「あき」という言葉ができたという説。
② 葉の色の変化に由来する説。秋になれば、紅葉などが赤くなるが、その「あか」が転じて「秋」になったという説。
③ 収穫に由来する説。秋の時節は、穀物などの食物が飽き満ちるほど成る季節から「あき」と呼ばれるようになったという説。
秋の漢字の成り立ちを調べると・・・。
① 「のぎへん=禾」は、稲に穂が実った様子を表している。そして、火。これは火や太陽の日を表している。つまり、刈った稲を日に干している様が「秋」。
② 「禾(いね・作物)+火(天日)の会意」で、収穫物をほすと縮むさまから、夏に大きく伸びたものが縮むとき・季節のこと。
③ 「禾」は、稲穂が実る形を表しています。穂のある穀物の意。「龝(穐/秋)=禾+龜」で、秋に作物を集めて、亀を火でかわかすと収縮するように、作物を火や太陽でかわかして収縮させる→秋
なるほどと納得してしまいます。
しかし、①の場合と②の場合は「火」や「日」に関係していますが、元字が「龝(穐)」であることから、納得が起きません。
また、③の場合は「亀」と「秋」の関係が無理やりの感がしてなりません。
白川静先生は、季節が秋になり穀物が実ってくると、それを食べようとする虫が発生する。その被害を少しでも抑えるために、いなご等の虫を火で焼き殺し豊作を祈る儀式をしてので、この文字になったのではないかと考察されています。
秋 - ウィクショナリー日本語版にも同様に書かれています。
さらに、秋の字源について次の記事を見つけました。
↑古くは、上のように書き、「禾(か)+龜(亀)+火(灬)」。
「龜」はカメではなく、穀物につく虫の形。
秋に穀物の虫害となる虫を焼き殺す形が秋の元々の意味だったのです。
↑左は、秋に虫害を成す虫の甲骨文字。右は、それを焼く形。
やっと納得できました。
今、「秋」と書くのは、元々の文字の「亀」ではなく「灬」が残って「火」になったというわけです。
「穐」や「龝」からの変化で「秋」になるのは不自然ですから・・・。
したっけ。
キラキラと光って見えました^^
稲穂も作物も木の実も実る秋。
モネの絵のようできれいですね(*^。^*)
モネといえば、光と色彩の魔術師といわれる印象派。日本庭園の絵も多いですね。
稲穂の輝きは黄金色。実りの秋ですね^^
したっけ。
おもしろいです。
今も昔も、穀物に虫は付きものですものね。
昔は焼き殺していたんですね~。
たぶんそうなんだと思います。
農業にとって害虫は昔から厄介なものだったんでしょうね^^
したっけ。
漢字の成り立ちは面白いですね。
文字に意味がありますからね。
ひとつの字に数種類も説があったりします^^
したっけ。
今年はイチョウの黄葉も遅いのですねー。
月~火と、帯広で遊んできました♪
帯広。本当に素敵な街ですね~。
え~、帯広に来てたんですか?
いい街でしょう。こじんまりしていて(笑)
豚丼は食べましたか。
今年は遅いですね^^
したっけ。
私も、今までなぜ亀なのか納得できなかったのですが・・・。「虫」だったとは驚きで納得です^^
したっけ。