昨年末の、「年末を何故年の瀬というのか」について考えるの★おまけ★で「暦(こよみ)」の語源は「かよみ」だと書きました。
たしかに、日にちの呼び方は、「ついたち」、「ふつか」、「みっか」、「よっか」、「いつか」、「むいか」、「なのか」、「ようか」、「ここのか」、「とうか」、「じゅういちにち」、じゅうににち」・・・と続きます。
11日から31日までの間で、20日だけが、「にじゅうにち」ではなく「はつか」と呼ばれているのは何故でしょう。
昔は11日以降も大和言葉(訓読み)で言い表していました。それは10日(とおか)、20日(はつか)、30日(みそか)に余りをつけて、そのあとに改めてついたち、ふつか、みっか…と続けていたそうです。
11日(とおかあまりついたち)、12日(とおかあまりふつか)、13日(とおかあまりみっか)…
同様に、21日(はつかあまりついたち)、22日(はつかあまりふつか)、23日(はつかあまりみっか)…。
しかしこれでは「余り」に長すぎたのでしょう。中国から音読みが伝わると、11日以降の呼び名は音読みに変わってしまいました。
ところが20日(はつか)は短かったため、そのまま残ったのです。30日(みそか)も大晦日という言葉の中に残っています。
1年で最後の大きな30日(旧暦では1か月は29日か30日)という意味です。
ここまでで、気がついた方もいると思います。「ついたち」だけが「か(日)」を用いていないのです。
しかも、平安時代や奈良時代までは「ついたち」ではなく、「ひとひ」と呼ばれていたそうです。
しかし、「一日」は「いちにち」とも読めるので紛らわしいので「朔日」と書き「ついたち」と呼ぶようになったそうです。
「ついたち」の語源は「つきたち(月立ち)」の音変化と考えられています。
この場合の「立ち」は「現れる」という意味です。陰暦では月の満ち欠けで月日を数えていましたから、隠れていた月が現れる日ということです。
では、「朔」の意味は何か。「屰」は「大」をさかさにした形だそうです。「逆」はさかさの方向に進むことです。「屰」+「月」で、月が一周してもとの位置に戻ったということで「ついたち」ということなのです。
つい‐たち【一日/朔日/朔】
《「つきた(月立)ち」の音変化》1 月の第1日。いちじつ。いちにち。2陰暦で、月の初めごろの日々。上旬。初旬。 「十二月(しはす)の―五日と定めたるほどは」〈落窪・二〉
大辞泉
昨日の「いたち」の話は、あくまでも「お話」ですから、間違えないでください。
★ おまけ★
「ひとつ」、「ふたつ」、「みっつ」、「よっつ」、「いつつ」、「むっつ」、「ななつ」、「やっつ」、「ここのつ」、「とお」。子どもの頃、お風呂で数えましたね。しかし、「十」だけ「つ」がついていません。なので「十」と書いて「つなし」、「つない」という苗字があるそうです。
しかし、何故「十」だけ「つ」がついていないのでしょう。それは「いつつ」で「つ」をふたつ使ってしまったからです。
お後がよろしいようで・・・。
したっけ。
なるほど、なるほど~
ひとひって読むのも情緒があって良いですねぇ~
古人の感性っておおらかで楽しいですね。
昔の「あまり」をつける日にちの言い方も長いけど情緒ありますね。
でも、、漢字の読みのテストにでたらやっかいですけどね。。(^^;)
そうですね。
でも何故「ひとか」とは呼ばなかったんでしょうね^^
したっけ。
そうですね。ちゃんと考えていますね。
テストに出たら解答欄が足りなくなっちゃいますね^^
したっけ。
生きる基本になっていたんですね。
日の出とともに行動して
日没とともに休む。
私もそうしてみたいです~^^
そうですね。そんなのんびりした生活を出来たらいいですね^^
したっけ。
どうしてかな~と思っていました。
昔の言い方と新しい言い方が混ざっていたんですね~。
大人でも、20日のことを『にじゅうにち』と
言う人、いらっしゃいますよね(●^o^●)
人それぞれ。。。面白いですね♪(^^)/
いつつもお話でしょうか。
単細胞なので何でも本気にしてしまいます。