古座川町の平井という地区はユズの産地で有名で、ポン酢やシャーベットやジャムなどを特産品として加工生産しています。この方がユズの実をそのまま出荷するよりは高い収入が得られるのでしょう。
この地区には古座へ来る時、或いは大阪に帰る時も山越えをする時(今は田辺まで高速道路が出来てるので山越えはしません)に何度か通過したことがありましたが、きれいな川が流れているという印象が強い過疎の村という程度で、降りて散策してみようと言う気持ちを抱いたということでもありませんでした。つまり今までは素通りなのでした。
私はこの古座川町平井の『ゆずの里のぽん酢』というのを愛用していて、いや水炊きにはこのポン酢が一番や!と思っているのです。串本の街でも“古座川ゆず平井の里”という名前をよく見かけるようになり、あの閑散とした平井の村がゆずの里として生まれ変わったのかというような妄想を抱き始めて、一度ゆっくりと訪れてみようと思っていたのでした。
こぉったまでチヌを見た後、七川ダムを目指し今津橋を渡って、国道371号線を平井川に沿いながら北上します。ダムより上は徐々に狭くなりますが、クロスロードで行ったのではなく、ポンコツの軽バンで行ったので、少々対向車が来ても平気です。50分ほどで平井の集落に到着。
この看板、平井の里まで10km?1,0km?車の中からではハッキリ判りません。朱書きしてなければ消えていくことも無かっただろうにと思いますが、さっさと上塗りするべきでしょう。更にあと1kmなら1,0kmと書かなくてもいいのです、作った時にはおそらくこんなことになるとは思っていなかったのでしょう。
橋の袂のガードレールには“熊出没注意!”と書かれた案内板が・・・こんな人の居るところに熊が出るんか?と思ったのですが、近寄ってみると松根地区と小川地区で蜂の飼育箱に被害が出ているとの警告でした。
この日は晴れの天気予報、この時は晴れていますが、やはり大きな雲がかかったりすることもありました。でも雨は降りません、穏やかな天気ですが暫らく歩くとやはり汗が出てきます。猫の額のような田んぼに稲が生育しています。
店が2軒並んでいます。月野瀬鉄工と榎本石碑店、月野瀬ってぼたん荘辺りの地名ですが、何か関係あるのでしょうか。
道の所々にあるお地蔵さん、面白いのは養命酒の瓶が添えられていたことです。
石段の上はお寺のようです。この地区では唯一のお寺なのでしょう。
水子地蔵が座っています。臨済宗・妙心寺派の広徳寺というお寺らしい。検索したら沢山の妙心寺派・広徳寺が見つかりますが、ここのお寺は探せませんでした。
そろそろ色づく稲もあります。姫の地区でも稲の穂が出ている田んぼもあれば、未だ葉だけの田んぼもありますが、何故かと考えてみると、いっぺんに実ってしまうと一度には稲刈りが出来ないからなのではないかと思うのです。だからわざと田植えの時期もずらしているのでしょう。
あと150mの看板が出ています。右に見えている水色の建物は北海道大学です。そんなアホなとお思いでしょうが・・・
ほらね、“北海道大学・和歌山研究林”とあります。でも何故北海道大学が和歌山に研究所なんか要るんでしょうね。
これはややこしい案内板です。右へ行くと西川、同じ方向に10km行くと“まぼろしの滝”とあります。でも大型車は通れないと書いてありました。しかし西川まで行ってしまえば松根への道と合流してしまい、“まぼろしの滝”には行けません。
この辺りにはチョッピリですがシャレた建物があり、これは平井区民館です。寄合なんかで使うのでしょうか?
『古座川ゆず平井の里』の矢印がある標識、どうやら平井の里と言うのは、平井の村落のことを指しているのではなさそうです。
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