先週はまる一週間働きました。久しぶりに一週間を通して働くと、たった5日間なのに普段より長く感じるものです。従来ならあっという間に金曜日になっていて、「あぁもう金曜か、明日から休みや」と思うのですが、今は水曜になると先が長く感じられ、木曜には金曜なのかと思うように疲れを感じます。久々に出勤するので毎夜「飲みに行こ」とお誘いが続くからかも知れません。
近鉄奈良駅から奈良国立博物館へ向かう途中、奈良公園の一角に興福寺があるのですが、今回は昼食をとるため大通りを通らずに一つ南の道を歩いたので、猿沢池に突き当たりました。昨年の春に興福寺を訪れていますが、その際にはめんどくさいのでこの池にまでは歩きませんでした。池自体はたいしたことはありませんが、水面に写る五重塔の姿が美しい。
天気も良かったのできれいな写真を撮ることが出来ました。池の周りでは写生をしている人や弁当を広げる人も多く、気候の良さを感じさせます。
カメも大勢甲羅干し、20匹以上いますね。信心深いカメさんなのでしょうか、皆が皆、興福寺の方を見ているようです。
このようなタイルに描かれた絵入りの『猿沢池こんなお話し』と題された案内板が3/4周するうちに3ヶ所あり、この板では采女まつりというのが取り上げられています。花扇を池に浮かべる行事があるとか、平城貴族の姿を思い浮かべるお祭りなのでしょう。
日本人が7という数字を好きなのか、ラッキーセブンなどと言うように他国の人も7という数字が好きなのか、よく考えたことがありませんが、この池にも7つの不思議があるようです。書かれていることが本当なら不思議なのかも知れません。
3つ目がこれ、采女まつりのものと同じ内容ですが、衣を掛けたと思わせる柳が植わっているのですが、あまりにも嘘っぽく(樹齢が若いので)写真を撮るのをやめました。福島県の郡山市にも采女の霊を祀る神社があるので奈良市と郡山市は姉妹都市だと説明されていますが、そんな縁だけで姉妹都市の契りを交わすものでしょうか。
縦撮りの写真も添えておきましょう。写っている対岸を歩いていないので4つ目の案内板があったのかどうか。
池の北西方向の屋根は南円堂。興福寺の風景は猿沢池を含めた構図が美しいように思います。
修復中の中金堂と講堂、昨年訪れた時は礎石だけだったのがもう外郭は出来ているようです。
猿沢池は普段「さるさわのいけ」と呼んでいますが、「さるさわいけ」が正解なのか、「さるさわのいけ」で変換しても猿沢池にはなりません。「たいらのきよもり」なら平清盛、「みなもとのよしつね」は源義経で「わけのきよまろ」は和気清麻呂と変換するのですがね。
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