我が国最大の労働運動組織(労働運動をしているかどうかは疑わしいが)・連合は来年の春闘で1%以上のベースアップを求める方針だと言う。入社後数年、総評と呼ばれていた時代はいざ知らず、闘うふりだけに成り果てた労働組合が久し振りにその闘うと言うポーズをとったのだが、政・財・労が一体となって労働者の賃金を上げようと国会でも論じられている最中、法人税減税、法人向け復興税の一年前倒しをやり玉に挙げられ、労働者の賃金が上がらなければ景気は悪くなると言われて、少しは堪えたような内閣総理大臣が言っていることに賛意を述べる企業の幹部もいるようで、連合幹部たちのきっと“企業を追い込まなくても少しぐらいならベースアップを勝ち取れる”と言うような姑息な考えが見て取れます。如何にも新自由主義に冒された労働貴族の考えそうなことで、僅かな賃上げにも、それ見たことかと手柄を我が物顔にするのでしょう。来春からは消費税が2%上がるのです、単純に考えても2%以上の賃上げを獲得しなければ労働者は今までの生活を維持することは出来ません。でもね、意図はともかく、賃金は労働者と資本家との闘争によって決まることを連合幹部も覚えていたとは・・・少しぐらいは褒めてあげましょうか。
さて朝来トンネルの手前から渋滞を抜け出して旧道243号線を走った私は、心ならずも日置トンネルの手前で再び42号線に合流してしまったのですが、幸いにも42号線はまたも私の車一台だけが走っている状態、きっと朝来トンネルの手前で待たされている車が並んでいるのでしょう。目的の志原海岸までのんびりと走ることが出来ました。
この志原海岸の道の駅が出来て、どれぐらいになるのでしょうか、少なくとも20年は経っているような気がします。出来た頃は釣りの帰りに度々寄っていたのですが、たいしたものも販売していなく、串本からは休憩するには近過ぎるので、最近は全く寄らなくなっていました。
約束の時間より余りにも早く着き過ぎたのでたっぷり時間があります。右の方で釣りをしている人が居たので何を釣ってるのかと思い、近寄って行きました。投げ釣りでキスでも釣っているのかと思っていたら、グレ釣り用の棒ウキとカゴにヌカを詰めてエサはオキアミのカゴ釣りでした。きっとチヌかアイゴか、そういった平たい魚を狙っているのでしょう。「魚はおらんよ」と言っていましたが、投げて引いてくるたびにエサは無くなっていましたから、魚は居るようです。海が荒れているのでアタリが取り難いのでしょう。こうして見てみると浜の前は深いのだと思います。
道の駅の田辺寄りの端に出来た日帰り温泉施設『リバージュスパ・ひきがわ』、私は寄ったこともありませんが、泉質はなかなか良いようです。入湯料650円はチョット高めかも知れません。
外には足湯も有りましたが、誰も居ませんでした。ヤシの木などが生え、如何にも南国風な感じです。出来たのは最近のように思ってたけど、調べてみたら2004年とのこと、そんなになるかなぁと鈍い頭をさすってみますが、思い出せません。この間見た『ためしてガッテン』では、歳を取ると覚える力より、思い出す力が減って行くと言っていました。
今度は左の方、日置川河口の方に歩いて行ってみました。道の駅の裏は比較的整備されていますが、左の方はあまり手が入っていないようです。
ここは真ん中に大きな岩が有り、そこを中心に二つの湾に分かれているのです。
防風林のある堤防の手前にテトラが入っていますが、波で打ち上げられた砂や石が高く積み上げられ、自然の堤防が出来てしまったので、テトラまで海水は届いていません。
ここで360度のパノラマ写真を撮ったらどうなるのだろうと思って、前の岩の端から日置川河口方面、道の駅からリバージュスパを撮り、元の岩まで戻ってみました。広い所を撮っているので姫の駅で撮ったのよりはマシだと思うのですが、画面上に不具合は有りませんか?これより小さくすると何を写しているのか分からなくなってしまうのです。
道の駅とリバージュスパの間に供養塔が建っていました。堰堤の高い所で海抜9mだとか、津波が来たらトイレの屋上に逃げるよう案内がありましたが、42号線を田辺方面に逃げるとすぐ上りになっているので、そちらの方が高いと思います。
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