「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

例の 暗い行列 Long Good-bye 2021・11・18

2021-11-18 05:09:00 | Weblog


   今日の「 お気に入り 」は 、アメリカの詩人 エミリー・ディキンソン( Emily Dickinson 、1830 - 1886 )

  さん の 「 お向かいの家に 、死人が出た 、" There’s been a Death, in the Opposite House , "

  という タイトル の 短詩一篇 。

   以下に 、訳詩 、原詩 の 順に 引用します 。


     「 お向かいの家に 、死人が出た 。

      ほんの今日のこと ――

      わたしには分かります 、そういう家に

      いつも生まれる ―― 麻痺した表情から ――


      ご近所が忙しく出入りする ――

      お医者さんが ―― 馬車で去る ――

      窓がエンドウ豆の莢 ( さや ) のようにあく ――

      不意に ―― 機械的に ――


      誰かが敷布団を抛り出す ――

      子供たちはあわてて通りすぎる ――

      この上で ―― 死があったんかと思いながら ――

      子供の頃 ―― わたしがよくそうしたように ――

      

      牧師さんが ―― しゃちこばって入っていく――

      この家は自分のものとでもいうように ――

      いまは ―― すべての会葬者はわが配下 ――

      おまけに子供たちも ―― とでもいうみたい ――


      それから帽子屋 ――

      そして恐ろしい商売の人が ――

      『 』の寸法をとりに来る ――


      例の暗い行列があるでしょう ――


      ふさ飾りの ―― 馬車の ―― 行列が間もなく ――

      看板のように一目瞭然 ――

      直観で分かるニュースです ――

      ちょっとした田舎の町の ――         」



     「 There's been a Death, in the Opposite House,

      As lately as Today ――

      I know it, by the numb look

      Such Houses have ―― alway ――


      The Neighbors rustle in and out ――

      The Doctor ―― drives away ――

      A Window opens like a Pod ――

      Abrupt ―― mechanically ――


      Somebody flings a Mattress out ――

      The Children hurry by ――

      They wonder if it died ―― on that ――

      I used to ―― when a Boy ――


      The Minister ―― goes stiffly in ――

      As if the House were His ――

      And He owned all the Mourners ―― now ――

      And little Boys ―― besides ――


      And then the Milliner ―― and the Man

      Of the Appalling Trade ――

      To take the measure of the House ――


      There'll be that Dark Parade ――


      Of Tassels ―― and of Coaches ―― soon ――

      It's easy as a Sign ――

      The Intuition of the News ――

      In just a Country Town ――    
 」


    ( 出典: 亀井俊介 編「 対訳 ディキンソン詩集 ―― アメリカ詩人選 ( 3 ) 」 岩波文庫 )


     コロナ で 変わる 葬儀 の かたち 。

     本人頼みもしないのに 、向こうから 出張って来る お坊さま や 牧師さま に 、エミリさん は 不満そう 。

     ご近所に 不幸があった時に覚える 、身が引き締まるような 不思議な 感覚 、

     子供の頃 を 思い出す 、・・・ 今は昔 ・・・ ( ^ω^)・・・ 。


     翻訳の妙

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たそがれのニューイングランド Long Good-bye 2021・11・17

2021-11-17 05:15:00 | Weblog



   今日の「 お気に入り 」は 、アメリカの詩人 エミリー・ディキンソン( Emily Dickinson 、1830 - 1886

  さん の 「 わたしはくつろいだことがありません ― 地上では ― 、" I never felt at Home ― Below ― "

  という タイトル の 短詩一篇 。

   以下に 、訳詩 、原詩 の 順に 引用します 。


     「 わたしはくつろいだことがありません ―― 地上では ――

      美しい空の上でも

      くつろぐことはないでしょう ―― わかっててよ ――

      天国って好きじゃありません ――


      なぜならそこは日曜日 ―― いつもいつも ――

      そして休み時間は けっして来ない ――

      エデンの園は寂しいでしょうね

      晴れた水曜日の午後なんかでも ――


      もし神さまが訪問に出かけられたり ――

      ひょっとして居眠りなさったりして ――

      目を離されることがあればいいのに ――でも

      神さまは ―― ご自身が望遠鏡で ――


      いつもあたしたちを見ておられるそうな ――

      わたしなら逃げ出したい

      神さまや ―― 聖霊や ―― 何もかもから ――

      でも 『 最後の審判の日 』があるのよねえ ? 」


     「 I never felt at Home ―― Below ――

     And in the Handsome Skies

     I shall not feel at Home ―― I know ――

     I don't like Paradise ――


     Because it's Sunday ―― all the time ――

     And Recess ―― never comes ――

     And Eden' ll be so lonesome

     Bright Wednesday Afternoons ――


     If God could make a visit ――

     Or ever took a Nap ――

     So not to see us ―― but they say

     Himself ―― a Telescope


     Perennial beholds us ――

     Myself would run away

     From Him ―― And Holy Ghost ―― and All ――

     But there's the " Judgment Day " !
 」


    ( 出典: 亀井俊介 編「 対訳 ディキンソン詩集 ―― アメリカ詩人選 ( 3 ) 」 岩波文庫 )

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元祖引き籠り Long Good-bye 2021・11・16

2021-11-16 05:05:00 | Weblog


   今日の「 お気に入り 」は 、アメリカの詩人 エミリー・ディキンソン( Emily Dickinson 、1830 - 1886

  さん の 「 水は 、のどの渇きが教えてくれる 、" Water , is taught by thirst " 」、 短詩一篇 。

   以下に 、訳詩 、原詩 の 順に 引用します 。


     「 水は 、のどの渇きが教えてくれる 。

      陸地は ―― はるばる通ってきた海が 。

      歓喜は ―― 苦痛が ――

      平和は ―― 戦いの物語が ――

      愛は 、形見の品が ――

      小鳥は 、雪が 。          」


     「 Water , is taught by thirst .

      Land ―― by the Oceans passed

      Transport ―― by throe ――

      Peace ―― by its battles told ――

      Love , by Memorial Mold

      Birds , by the Snow
 」


    ( 出典: 亀井俊介 編「 対訳 ディキンソン詩集 ―― アメリカ詩人選 ( 3 ) 」 岩波文庫 )


      文庫本「 対訳 ディキンソン詩集 」の 「 まえがき 」の 冒頭 の 紹介文に こうあります 。

     「 エミリ・ディキンソン Emily Dickinson は 、アメリカの北東部 、ニュー・イングランド

      の田舎町に生まれ育ち 、その外に出ることは滅多になかった 。人生のなかばからは 、

      家の外に出ることすらなくなってしまった 。そして詩を書いていたのだが 、生前に印

      刷されたのは10篇だけ 。それもすべて匿名で 、自分からすすんで発表した詩は1篇

      もなかったと思われる 。だから 、もちろん 、詩人としてはまったく無名だった 。世

      間の人はその存在すら知らなかった 。

       ところが、いまや 、彼女がアメリカの生んだ最高の女性詩人であることは 、広く認

      められている 。いや 、『 女性 』などという限定をとっぱらっても 、彼女が ウォルト・

      ホイットマン Walt Whitman と並んで 、アメリカを代表する詩人であることに 、異論を

      はさむ人はほとんどいないだろう 。 」

   








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HOW LIKE A GOD ! Long Good-bye 2021・11・15

2021-11-15 04:55:00 | Weblog


   今日の「 お気に入り 」は 、アメリカの詩人 エミリー・ディキンソン( Emily Dickinson 、1830 - 1886

  さん の " THE BRAIN ―― IS WIDER THAN THE SKY ―― " という タイトル の 短詩一篇 。


    「 The brain ―― is wider than the sky ――

     For ―― put them side by side ――

     The one the other will contain

     With ease ―― and you ―― beside


     The Brain is deeper than the sea ――

     For ―― hold them ―― Blue to Blue ――

     The one the other will absorb ――

     As Sponges ―― Buckets ―― do ――


     The Brain is just the weight of God ――

     For ―― Heft them ―― Pound for Pound ――

     And they will differ ―― if they do ――

     As Syllable from Sound ――
 」

    ( 出典:エミリー・ディキンソン著 " THE COMPLETE POEMS OF EMILY DICKINSON " SHRIHIND PUBLICATIONS PVT. LTD. 刊 )


    以下は 、素人の勝手意訳 。原詩 と 異なり 、韻、 踏んでません 。

   「 脳は 空より広いのよ 、

     だって 、ふたつを並べてごらん 、

     脳には空が入るでしょ 、

     やすやすと 、あなたもいっしょに 。


     脳は 海より 深いのよ

     なぜなら 、空の青 を 海の青 に 入れてごらん 、

     海の青は 空の青 を 吸い込むでしょ 、

     スポンジ のように 、 水桶のように 。


     脳 は ぴったし 神さまの重さ なの ?

     なぜなら 、ふたつの重さを 1ポンド 1ポンド 測ってごらん ・・・。

     ・・・ やっぱり 違うでしょ 、たとえ測ったとしても

     音節 が 音 と 違うように 。 」

    
   

     インターネットのフリー百科事典「 ウィキペディア 」日本語版には 、エミリー・ディキンソンさん のことが

    次のように解説されています 。が ・・・ 、

    「 エミリー・エリザベス・ディキンソン( Emily Elizabeth Dickinson 、1830年12月10日 - 1886年5月15日 )は 、

     アメリカの詩人 。生前は無名であったが 、1700篇以上残した作品は 世界中で高い評価を受けており 、

     19世紀 世界文学史上の 天才詩人という名声は 今や不動のものとなっている 。」

    という程には 世の中で 知られていないよう 。

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人民民主主義独裁 以党治国  Long Good-bye 2021・11・11

2021-11-11 04:55:00 | Weblog




   今日の「 お気に入り 」は 、昨日引用した 「 ウィキペディア 」日本語版掲載の 記事「 中国共産党 」の 、つづき 。


  「 機 構

   党 の 最高指導機関 は 5年に1度開催される 全国代表大会( 党大会 )である 。閉会期間中は大会で選出された

  中央委員会( 毎年少なくとも1回開催 )がこれを代行する
中央委員会全体会議 は 中央政治局委員・中央政治局

  常務委員・中央委員会総書記 を選出し 、中央書記処メンバー を選出する



   中央政治局 と 中央政治局常務委員会 は 党の最高意思決定機関 であり 、中央委員会総会 の閉会期間に中央委員

  会の職権を行使する
総書記 が中央政治局会議と中央政治局常務委員会会議を招集する現在(第19期1中全会

  選出 )の 政治局委員 は 25人である 。そのうち 政治局常務委員 は 習近平( 総書記 )・李克強・栗戦書・汪洋・

  王滬寧・趙楽際・韓正 の 7人 で 党の最高指導部を形成
している 。毛沢東時代に合議制が形骸化し 、毛沢東の恣

  意的な決定が頻繁になされた 。鄧小平時代 になってもこうした傾向は継続したが 、2015年現在では 改められて

  いる 。


   中央書記処 は 、中央政治局と中央政治局常務委員会の事務処理機関 である 。総書記 が中央書記処の活動を主

  宰し 、2019年1月現在では 第19期中央書記処の書記 は 王滬寧 ら7人である 。


   中央軍事委員会 は 国家中央軍事委員会と一体となって 中国人民解放軍 を指揮する 軍事の最高機関 事実上

  軍は党が指導する軍隊 である
。2004年9月以降の委員は 11人 で 、そのうち 主席は 習近平 ・ 副主席 は 許

  其亮・張又侠 の2人である 。


   中央規律検査委員会 は 、党の規律検査を担当する機関 。委員 は 全国代表大会で選出される 。書記 は 趙楽際 。

   党の直属機関として 組織部・宣伝部・統一戦線工作部・対外連絡部・弁公庁・政法委員会・政策研究室・

  台湾工作弁公室・中央党学校・人民日報社 など20の機関 が設置されている 。党の地方組織は地方各級ごと

  に 代表大会・党委員会・常務委員会・書記 などが置かれている 。中央 と同じく 任期は5年である 。
 」


 「 党 員

   中国共産党員 は 中国社会のエリート であり 、行政・立法・司法・軍・大衆組織など社会のあらゆる部門に

  末端組織 である 党組 を設けて 指導している 。共産党員 になるために 厳格な審査 があり 、一般国民 誰しも

  が 簡単になれるわけではない 。1つの途としては 、学校で学業優秀だったり 芸に秀でるなどして 、選抜さ

  れて 共産党青年団メンバー になり 、その活動結果と党員の推薦により 党員になれる途があり 、特に 理系

  の学生 の 入党 を重視しているとされる


   2020年時点での党員数 は 約 9200万人で 、これらの家族まで含めると2億7000万人おり 、

  長らく世界で最も党員数の多い政党 だったが 、2015年に インド人民党( 党員数1億1000万人 )

  に追い抜かれ 、現在は 世界で 2番目に党員数の多い政党
である 。


  腐 敗

   世界最大級の党員を抱えるだけに 、党員による汚職・収賄などの腐敗 が 深刻化している

   2012年10月に 規律検査委員会の賀国強書記 が 、2007年11月から2012年6月までに汚職や職務怠慢など

  で 66万人以上の党員を処分し 、このうち 2万4000人以上が刑事処分のため司法機関に移送されたこと を

  明らかにした 。また 、2015年1月から11月に 、税金の無駄遣い など を戒めた「 8つの規定 」に違反した

  として 、党幹部など 4万3千人が摘発され 、2万9千人が処分された 。

   党幹部の中には子弟を アメリカ合衆国・カナダ など に移住させ 、いつでも海外へ逃亡できるよう準備

  している者も少なくない
。また 、1,000人以上の幹部 が 出産旅行による アンカーベイビー で 二重国籍を

  有している
。北京市検察機関 は 、90年代半ばから 、2008年までに 、2万人弱 の汚職官僚が海外逃亡をし 、

  その際 持ち去られた 国家資金 は 8000億元( 約 12兆円 )に達した と述べた 。このような事に対して

  胡錦涛・習近平政権 は 幹部の国外逃亡を事前に阻止するため 、幹部のパスポート管理や不正の疑いがあ

  る者に対して 出国制限を課す 、既に外国に逃亡している者 を 現地の政府・治安機関に 身柄拘束を要請

  する などの対策 を打ち出している 。近年は 、遠隔地の農家を貸し切って宴会を開くなど 、発覚を逃れ

  る手法が巧妙化 している 。」

   引用 、おわり 。

    官 、民 を問わず 、洋の東西 、体制を問わず 、不正 、腐敗 は 、万国共通 、世の習い 。

    14億 も 人 が 居れば 、そりゃ 大変 。


   ついでながら 、2年前の 2019年6月30日付の日本経済新聞には、次のような記事が掲載されて

   いました 。

   「 中国共産党 の 中央組織部 は 6月30日 、1日の党創設 98周年 を前に 、2018年末時点の党員数 が

    初めて 9千万人を突破 した と明らかにした 。ドイツの人口( 約 8300万人 )を 上回る 世界最大

    の政治集団
は 、習近平( シー・ジンピン )総書記( 国家主席 )を頂点に存在感を増している 。

    中央組織部 の統計によると 、18年末時点 の 党員数は 前年末より 103万人 多い 9059万人 だった 。

    国民の16人に1人 が 党員 という計算になる 。うち 女性は 3割弱 の 2467万人 。学歴別では 大卒

    以上が 4494万人 で ほぼ半分を占める 。

    1921年の結党時に 50人あまり 、49年の新中国建国時に 約 450万人 だった 党員 はその後 、毛沢

    東の拡大路線の下で急増した 。2002年には 当時の江沢民総書記 が 企業家の入党を認め 、増勢に

    弾みがついた 。

    ただ 、習氏は 総書記に就いた 直後に『 いまの入党基準は厳格さを欠く 』とし 、党員の『 質 』を

    重視する方針 を打ち出した 。党員の汚職が深刻な問題 に なっていたためだ 。これを機に 入党審査

    が厳しくなり 、党員数の伸びは大幅に鈍化 している 。

    14億人の人口 を抱える中国では 、共産党員 が 9千万人 を 超えた といっても 全国民の 約 6% に

    すぎない 。習氏は『 党が一切を指導する 』として党への権力集中を進めており 、少数のエリート集団

    である 共産党 が 大多数の国民を支配 する 構図
は 強まっている
。 」


    もう一つおまけに、2018年の「 改憲 」の折りの「 全人代 」の 議決 模様 。

    「 投票総数   賛 成   反 対   棄 権  無 効

       2964 票  2958 票  2 票  3 票  1 票 
」 

    これが 「 人民民主主義独裁 」。

    



    ついでながら、「 アンカーベイビー 」という言葉の意味は 、「 ウィキペディア 」日本語版 では 、

    縷々 解説されており 、以下 、かいつまんで 。

    「 アンカーベイビー( Anchor baby 、錨の子 )とは 、外国人の母親が出生地主義国に出産旅行して

     産む子のこと 。 その子が21歳に達すると両親と家族に在留許可が下りる 。 アメリカ合衆国では 、

     アメリカ市民権( 生得的市民権 )を得る子に対する 差別用語 として捉えられており 、不法移民に

     関する議論の中で頻繁に使用される。カナダでも 国籍法により 出生地主義を採用しているため 、

     これを利用して出産旅行をして生まれる子は パスポートベイビー( passport baby )と呼ばれる 。 」

     あるいは 、

     「 アメリカ合衆国憲法修正第14条 の 市民権条項 は 『 アメリカ合衆国で生まれ 、または 帰化し 、

     その管轄権の対象となるすべての人は 、アメリカ合衆国およびそれらが居住する州の市民である 』を

     示してる 。 」

     と解説され 、

     「 アンカーベイビー 」の 類語である Anchor child( アンカーチャイルド )について 、

     「『 まだ海外にいる家族の移民を後援する非常に若い移民 』を指し 、1987年以降の ベトナム の

     ボートピープル に対して 頻繁に使用された 」とも解説されています。


      これらの言葉を「 差別用語 」と受け止める向きも多いせいか 、「 ウィキペディア 」日本語阪の

      ( 英語版からの質の悪い自動翻訳と思われる ) 解説文の 、日本語のかなりの部分 が 、読むに堪えない

     出来の悪い 代物 。どうやら 日本語版を書き起こす 研究者 篤志家 は 日本には おられないようです 。

      DeepL でも試してみては 。


      73歳の「 ロートル ( 老頭児 ) 」である筆者は 、アメリカ合衆国憲法に「 修正第14条の 市民権

     条項 」があることは知っていましたが 、 「 アンカーベイビー 」も「 アンカーチャイルド 」 も

     恥ずかしながら 存じませんでした 。

      アンカーベイビー も 党幹部 ? 、上級国民 の 第二子、第三子 は 現代の華僑 、あるいは

      現代版「 くさ 」!?  。

      指導者の後継者たるもの 、ジェンダー を 問わず 、海外経験 を 積むのは 、世の習い 。

     必要なことだもの 、帝王学 は 。金さんちも 、習さんちも 。

     人知れず うずもれるなら 、近くの国 かな 。灯台 下 ( もと ) 暗し ・・・( ^ω^)・・・ 。

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覇権政党制 Long Good-bye 2021・11・10

2021-11-10 06:05:00 | Weblog

   今日の「 お気に入り 」 は 、昨日のつづきで 、インターネットのフリー百科事典「 ウィキペディア 」

  日本語版 から 、「 中国共産党 」についての解説記事 。

   アット・ランダムに 引用 、はじめ 。

  「 中国共産党

    中国共産党( ちゅうごくきょうさんとう 、簡体字中国語 : 中国共产党 、繁体字中国語 : 中國共產黨 、

   拼音 : Zhōngguó gòngchǎndǎng 、英語 : Communist Party of China , Chinese Communist Party 、

   略称:CPC , CCP )は 、中華人民共和国の政党 。略称 は 共産党( きょうさんとう )。

    事実上の 一党独裁 である ヘゲモニー政党制 の下で 中国大陸の唯一の 指導政党 であり 、国内で

    単に 党 といえば 中国共産党 を指す 。

   概 要

    2008年までの 憲法 では 序言で 中国共産党が 各民族人民 や 多党協力 と 政治協商制度 を指導する

   と規定されているのみで 、ベトナム憲法・キューバ憲法 のように 共産党が国家を指導する とは 直

   接的な明記はされていなかった 。

    実質的にはヘゲモニー政党制によって中国に 事実上の一党独裁制を敷いている が 、2009年に

   中央政治局常務委員 の 賈慶林 が 機関紙 の『 人民日報 』に寄せた『 中国の特色ある社会主義路線

   の上で 、中国共産党の指導する 多党協力 と 政治協商制度 を不断に整備し 、発展させる 』によれば 、

   『 中国共産党の指導する 多党協力 と 政治協商制度 は 、西側の二大政党制や多党制のような 、一方

   が政権に就けばもう一方が下野する 権力争奪型の政党関係 とも 、一党制 のような 権力独占型の政党

   関係 とも異なり 、民主的に協議し 、互いの心の底まで打ち明けて親しく交わる 、斬新な 協力型の

   政党関係 なので 』あり 、『 各民主党派 と 無党派 の人々は 、中国共産党 による指導を自ら進んで

   受け入れ 、中国共産党 と親密に協力し 、中国の革命・建設・改革事業に共に力を尽くしているので

   ある 』と主張されている 。

    しかし 結局 2018年に 習近平政権での憲法改正 により 、第1条 に『 中国共産党の指導は 、中国式

   社会主義
の 最も本質的な特徴 である( 中国共产党领导是中国特色社会主义最本质的特征 ) 」と記述

   され 、ベトナム・キューバ・ラオス などと同様に『 党の指導性 』が 憲法で明確化 されるに至った

    2020年10月に アメリカ合衆国 は 中国共産党員 の アメリカ移民・グリーンカード取得を禁止 した 。」

  
 「 理 念

   中国共産党 は 党における最終目標と最高の理想 を『 共産主義の実現 』としている 。よって 、中華人民共和国 は

  現在 共産主義を実現するための初級段階 として 社会主義 を行っている 。

   社会主義 は 共産主義 の 初級段階 であるため 、中華人民共和国 の 政権政党 としては 党規約 に基づいて 国防・科

  学・工業・農業技術 の 現代化 を 実現し 、国を富ませ 強くし 、民主的 かつ 文明的な国 を 建設することで 共産主義

  の実現を目指している



  思 想

   2017年10月現在は 指導思想として マルクス・レーニン主義( マルクス主義 )、毛沢東思想 、鄧小平理論 、

  江沢民 が提唱した思想理論『 3つの代表 』思想 と 胡錦濤 が提出した『 科学的発展観 』、さらに 、習近平が

  提唱した『 習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想( 習近平思想 )』を掲げている


   宗教は否定的で 、党員 は 宗教を信仰してはならない 上に 宗教活動に参加することもできない 。文化大革命

  当時は『 宗教はアヘンである 』という マルクス の言葉に忠実な 紅衛兵 によって 聖職者は弾圧され 、宗教施設

  は破壊行為により甚大な被害を受けた 。革命終了後に 民族間関係の緊張を危惧した 共産党 は 、宗教政策の修正・

  一定程度の 宗教活動の保障・宗教施設の修復 を実施するようになった 。共産党 は これをもって『 信仰の自由が

  保障されている 』と主張しているが 、カルト教団 と見なしている 法輪功 からの批判に晒されている 他に 『 民族

  分裂主義者 』として厳しく糾弾する ダライ・ラマ の 写真を掲げることを禁止したり 、メッカ巡礼 も 自由に行え

  ない 、キリスト教 は 党が公認した教会以外は迫害を受ける など 、宗教に対する締め付け は 残存しており 、あく

  までも 当局の管理下においてしか 宗教活動 は 行えない 。

   また 、2016年2月4日 に 国務院 が『 幹部党員は引退後も宗教を信仰してはならない 』とする新規定を発表した 。」

   引用 、おわり 。

   なお今年 、1921年の結党以来 、100周年 を 迎えた 中国共産党 の 長い 「 歴史 」 の 引用 は 省略しました 。


   それぞれの国 に 、それぞれの国の 「 歴史 」あり 、その 積み重ね 、絡み合い 。

   団塊世代の人たちを見てきて 、思います 。

   人により多少の違いはありますが 、若くして 染まり 、沁みついた 「思想 」は 、歳とっても 脳裏を去らない よう 。

   まるで「 アミロイドβ蛋白質 」みたい 。

   「 社会主義 」って 、若い人の心をつかんで離さない 、・・・「 正義 」だもんね 。「 アヘン 」だね 。

   「 資本家 」に 、シルクハットを被った、カネの亡者の 、腹の出た アメリカ人 、アメリカの cartoon

   の イメージ を重ね 、その「 資本主義国 アメリカ 」が もたらした「 市場経済 」の恩恵を 、長年 目いっぱい 享受

   しながら 、心の内は どこか 「 反帝・反米 」、「 新左翼 」、「 保守嫌い 」、「 反帝 」なのに「 親中 」。

   そんな 団塊世代 の 人たち 多く 在世中 ・・・ あと 二、三十年も 。


    「 IT 長者 」って 、一人の例外もなく 、皆「 資本家 」だし 。

    「 覇権政党制 」の国だって 、「 仮想敵国 」の「 通貨 」や「 国債 」貯めこんでるし 。

    これって 、「 中国式ご都合主義 」?! 。


    この世は 、 ambivalentz 。アンビバレント 。ambivalence

    一筋縄では いきませぬ 。

   
   四海 波高く 、安寧な「 棲み分け 」、道 遠し 。






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以党治国 Long Good-bye 2021・11・09

2021-11-09 05:55:00 | Weblog
   今日の「 お気に入り 」 は 、筆者が知っても何の役にも立たない「 ムダ知識 」 満載 のインターネット

  のフリー百科事典「 ウィキペディア 」日本語版から 、一般人には 、耳慣れない政治学用語「 党国体制 」。

  昨日の「 ヘゲモニー政党制 」の 関連で 。

  引用 、はじめ 。

  「 党国体制(とうこくたいせい)とは 、国民党 及び 共産党一党独裁下の中国大陸( 1928年 - )

   と台湾( 1945年 - 1996年 )において 、党のポストと両岸政府のポスト が 完全に重なり合う 政治

   体制 を指した 語
。 また 、一般に 一党制政府の政治の理想 である 政党が絶対的な権力を掌握し 、

   国家に代わって主権を行使し 、国家機関の政体を全面的にコントロールする こと を表す 政治学の

   用語 である
。 党国体制 と 憲政主義 とは 必ずしも同じものとは限らず 、前者の主権は 党組織に

   直接に属する のに対し 、憲法で国家は党組織のためにある と明示している場合においても 後者

   は 国民に直接に属している 。国民がもし政治に参加したいなら 、まずは 党員 や しばしば党幹部

   になる 。党国体制下では 、党主席 や 総書記 といった 政党の指導者 は 総統 や 国家主席 と言った

   国家元首 や 、総理 や 議長 と言った 国家元首 の 地位や権力を上回ることになる


    党国 とは 『 以黨治國 』の 略語 に由来する 。また ロシア革命のレーニン主義に 二段階革命論

   に影響を受けて 軍政 、訓政 、憲政 の 三段階論 を唱え 、前の 二段階の間 、党国体制 を 中華民国

   公式の国家政策 とした 。孫文 によれば 、国民党 は 軍閥との戦い と 国民革命の過程で 中華民国

   を最優先とし 、国民党 は すべての政府以外の団体 、そしてあらゆる個人 に対して 命令を出すべき

   だとした


    中華民国の創設者である孫文 は 、当時の中国の情勢に民主制は時期尚早である としていた 一方

   で 孫文自身はマルクス主義に共感しておらず 、また共産主義が当時の中国の問題を解決するとも

   考えていなかったが 、ソ連からの物質的援助は魅力的と考えており 、国民党が1924年(民国13年)

   1月開催した第一次全国代表大会で 、綱領 に『 連ソ 』『 容共 』『 扶助工農 』の方針を明示し 、

   第一次国共合作 が成立した 。このとき 共産党員も 個人の資格 で 中国国民党 への入党が認めら

   れた


    孫文はこの場で

   『 當俄國革命時 ,用獨裁政治 ,諸事一切不顧 ,只求革命成功 。。。 ,

            其能成功 ,卽因其將黨放在國上 。我以爲 。應重新組織 ,把黨放在國上 。』

   とも述べ 、同年の 士官学校として 政治教育を行う 黄埔軍官学校 の設立 、翌年の 党軍 としての

   国民革命軍 の 建軍 と続いた 。

    孫文自身は 1925年( 民国14年 ) 3月 世を去ったが 、7月1日 汪兆銘によって広州に最初の 中華

   民国国民政府 が開かれた
。」

   引用 、おわり 。

   100年も前の 遠い 遠い 昔の出来事 だけど、現代まで 長く 長く 尾 を 引いてます 。

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へゲモニー政党制  Long Good-bye 2021・11・08

2021-11-08 05:15:00 | Weblog


  今日の「 お気に入り 」は 、筆者が知っても何の役にも立たない「 ムダ知識 」 満載 のインターネット

  のフリー百科事典「 ウィキペディア 」日本語版から 、一般人には 、耳慣れない言葉「 ヘゲモニー政党制 」。

  昨日のつづき 。引用 、はじめ 。

  「 ヘゲモニー政党制( ヘゲモニーせいとうせい )とは 、形式的には 複数政党制 だが 、実際には

   特定の支配政党以外は 衛星政党 であり、真の 反対党 として存在できない制度


    ジョヴァンニ・サルトーリ が提唱した政党制の分類の一つ 。サルトーリ は政党の競合の有無を

   重視し 、ヘゲモニー政党制 と 一党制( 一党独裁 )を 非競合的体制 とした

    ヘゲモニー( Hegemonie )とは ドイツ語で「 主導権 」「 指導的立場 」を意味する語 である 。

    覇権政党制 とも 。

  概 要

    サルトーリ は 、従来は 一党制 や 一党支配制 と呼ばれていたものを 、一党制 ・ヘゲモニー政党制 ・

   一党優位政党制 の 3つ に分類した 。ヘゲモニー政党制 は 、形式的特徴により 一党制 から区別され、

   競合の有無によって 一党優位政党制 と区別される 。サルトーリ は 、野党が完全に禁止される時と 、

   そうでない時には 政治の様相 が違ってくるだろう と考え 、一党制 から ヘゲモニー政党制 を区別する 。

    また 、与党が選挙で連勝したことを 、競争が許されていない証拠 とみなす考え方に反対し 、

   一党優位政党制 から ヘゲモニー政党制 を区別する 。

    また サルトーリ は ヘゲモニー政党制 を 、イデオロギー指向 と プラグマティズム指向 という

   2つの異なるタイプに分類した


  

    一般的には 、ヘゲモニー政党 という言葉が 使われる場合( とくに独裁の形態として批判的に

   用いられる場合 )は 、イデオロギー指向型 のケース を指すことが多い 。両者が異なることに

   異議を唱える者はいないが 、プラグマティズム指向型 との用語は普及していない( こちらは

   包括政党 と表現されることが多い )。

  イデオロギー指向型

    社会主義国 - ポーランド 、旧東ドイツ など 、かつての「 東欧 」には 過去の経緯から 複数

   政党制 を採っている国が多くあった( 人民民主主義 )。これらの国では 衛星政党 にも国家の

   ポストが割り振られており( 例えば 旧東ドイツ では 衛星政党4党の党首は 国家評議会副議長

   となっていた )、宗教的・イデオロギー的に支配政党 である 共産主義政党 に馴染めない国民

   各層 を 間接的に体制内に取り込む効果 を有していた
。ただし 大抵は 憲法に 共産主義政党の

   指導権 が明記され
ていたり 、議会の選挙が形式的なものであったり と 、実態は 一党独裁制 と

   ほぼ変わらなかった
現在の 中華人民共和国 、および 朝鮮民主主義人民共和国 も 同様の

   体制にある


    開発独裁型国家 - スハルト政権時代のインドネシア 、朴正煕・全斗煥政権時代 の 韓国 、

   蔣介石・蔣経国政権 での 戒厳令下の中華民国( 台湾 )( 党国体制も参考 )、シンガポール

   など
、いわゆる「 開発独裁 」型国家 も野党が存在するものの 、選挙制度などが圧倒的に

   政権政党に有利 にできているため 、実態としては ヘゲモニー政党制 であるといえる



  プラグマティズム指向型

   1940年代から1990年代までのメキシコ における 制度的革命党 の 長期政権 。

   2001年からの ロシア 。統一ロシア による長期政権 。 」

  引用 、おわり 。

  今日も亦 、大変 、勉強になりました 。

  ( 筆者註: 「 ウィキペディア 」には 、ジョヴァンニ・サルトーリ( Giovanni Sartori 、1924 - 2017 )さん

        について 、数行の解説 が 載っています 。

        「 イタリアの政治学者 。専門は 比較政治学 。政党システムの研究で知られる 。

          経 歴

           フィレンツェ生まれ 。フィレンツェ大学で博士号取得 。1979年から1994年まで

           コロンビア大学で教鞭をとり 、退任後は 名誉教授 となった 。

           その後はイタリアに戻り 、著述を続けた 。2017年 、喉頭癌のためフィレンツェで死去 。 」)

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改 憲 Long Good-bye 2021・11・07

2021-11-07 05:44:00 | Weblog


     今日の「 お気に入り 」は 、唐突ながら「 中華人民共和国憲法 」 。

    筆者が知っても何の役にも立たない「 ムダ知識 」 満載 のインターネットのフリー百科事典「 ウィキペディア 」

   日本語版 に掲載されている記事 から 、いくつか 、勝手に 、アット・ランダムに選んで 、以下に引用いたします 。

    統治機構が全く異なる国の 、改定 に 改定 を重ねた末の「 現行憲法( 82年憲法 ) 」の造り 、造作 を知るのは、

   とても 興味深い 。文革 を 経て 、 mob の 怖さ が 身に沁みている 隣国 の 指導者 の「 本気度 」が 窺がえる

   「 現行憲法 」 。

    変える国が多い中で 、変えない国は 、少数派 。

    変えりゃいいってもんでもないけれど 、変えなきゃいいってもんでもないような 。

    立派な条文 、骨抜きで 、刺身 じゃないぞ 、憲法 は 。鮮度 も 大事 。

    でも 、衆寡敵せず 、グダグダ 行くのが 、いいんかなあ ( ^ω^)・・・ 。


   1949年9月「中国人民政治協商会議共同綱領」⇒54年憲法⇒75年憲法⇒78年憲法⇒現行憲法( 82年憲法 ) 、

   その後も 、1988年 、1993年 、1999年 、2004年 と 改正 を 重ね、ダメ押しが 2018年の改正 。

   その内容は:

    ① 第19回共産党大会 で 党規約 の「 指導思想 」として 盛り込まれた 習近平による新時代の
     中国の特色ある社会主義思想 、胡錦濤 前党総書記 の掲げた指導思想・科学的発展観 を 前
     文に記載

    ② 中国の特色ある 社会主義 の「 最も本質的な特徴 」として 中国共産党による指導 を 明文化
    ③ 公職 に就く者 は 就任に際し 、憲法への宣誓 を 行う 。
    ④ 国家主席・国家副主席 の 任期制限( 改正前は2期10年まで )を 撤廃
    ⑤ 国家監察委員会 の 新設


  引用 、はじめ 。


  「 中華人民共和国憲法( ちゅうかじんみんきょうわこくけんぽう 、中国語簡体字:中华人民共和国宪法 )は 、

   中華人民共和国の最高法規である
。 」


  「 現行憲法の構成『

    序文と 、4つの章 全143条 で構成されている 。

    第一章 は『 総則( 总纲 )』( 第1条 から 第32条 )、
    第二章 は『 市民の基本的な権利と義務 ( 公民的基本权利和义务 )』( 第33条から第56条 )である 。
    第三章「 国家機構( 国家机构 )」は 、
      第一節『 全国人民代表大会( 全国人民代表大会 )』( 第57条から第78条 )、
      第二節『 中華人民共和国主席( 中华人民共和国主席 )』( 第79条から第84条 )、
      第三節『 国務院( 国务院 )』( 第85条から第92条 )、
      第四節『 中央軍事委員会( 中央军事委员会 )』( 第93条と第94条 )、
      第五節『 地方各級人民代表大会 と 地方各級人民政府( 地方各级人民代表大会
                           和 地方各级人民政府 )』(第95条から第111条)、
      第六節『 民族自治地方の自治機関( 民族自治地方的自治机关 )』( 第112条から第122条 )、
      第七節『 監察委員会( 监察委员会 )』( 第123条から第127条 )、
      第八節『 人民法院 と 人民検察院( 人民法院 和 人民检察院 )』( 第128条から第140条 )に分かれる 。
    第四章 は『 国旗 、国歌 、国章 、首都( 国旗 、国歌 、国徽 、首都 )』( 第141条から第143条 )である。 」


   「 基本原理

     現行憲法( 82年憲法 )が前提とし 、制度化している 国家機構の基本原理 は『 人民民主主義独裁 』、『 社会主義国家 』、

    『 民主集中制 』の3つであり 、これらは相互に関連している 。

     人民民主主義独裁

      本憲法第1条は 、中華人民共和国 が『 労働者階級が指導し 、労働者・農民の同盟 を基礎とする
      人民民主主義独裁 の 社会主義国家 』であると宣言する 。
      『 人民民主主義独裁 』とは『 実質上は すなわち プロレタリアート独裁 』( 憲法前文 )の 一形式
       であり 、マルクス主義 と 中国革命 の 具体的実践を結びつけた産物 であるとされる 。『 国体 』
      = 国家の階級的本質 を 鮮明にするもので 、本憲法 が 社会主義型憲法の特質を継承している ことを示す 。

      『 人民民主主義独裁 』とは 、国家の統治階級 が 労働者と農民 である という前提で 、プロレタリアート
      = 人民 = 統治階級
の内部においては 民主主義 を行いブルジョワジー( 資本家・地主など )= かつて
      の支配者 で 現在の被統治者階級 = 敵
に対しては 独裁 を行う というものである 。

      このような原理は 労働者階級の先鋒隊 すなわち 前衛 としての 中国共産党 による 国家に対する指導 を 帰結
      させ 、正当化させる 。

     社会主義国家

      『 社会主義国家 』については 、本憲法第1条第2項第1文で『 社会主義体制は中華人民共和国の根本的シス
      テムである( 社会主义制度是中华人民共和国的根本制度 )』と規定する
が 、はたして 社会主義体制とは何
      か について 明確に定義する規定はどこにもない

      一般に社会主義体制とは 、<1>『 計画経済 』、<2>『 公有制 』、<3>『 前衛党の指導 』が 柱 となること
      に異論はない
。しかし 、中国においては 、1988年の憲法改正において <1>の『 計画経済 』およびそれに
      関する文言を全て消し去り 、逆に 1993年の憲法改正において『 計画経済 』とは相容れないはずの『 市場
      経済 』の文言を規定している 。<2>の『 公有制 』に関しては 、土地所有権こそ 都市部で国有制が 、農村
      部では集団所有制が 実施されており 、私有が認められていない 。しかし 流動化のために 土地使用権の有
      償譲渡が認められる今日 においては『 公有制 』が堅持されているとは言えない 状況 にある


      したがって、現状の中国の社会主義 とは 、<3>の『 前衛党の指導 』による国家統治以外に見出すことは
      できない状態であるとされる


     民主集中制

      第3条第1項は 、『 中華人民共和国の国家機構は 、民主集中制の原則を実行する 』と規定している 。
      中国の憲法が 国家機構において 西欧諸国憲法とは異なる特色の顕著な特徴である 。
      『 民主集中制 』とは 、民主主義的中央集権 ともいい 、社会主義国家に共通する国家機構編成の基本
      原理 であり 、旧ソ連では『 ソビエト制 』、中国では『 人民代表大会制 』により具体化される 。
      民主集中制には 、<1> 人民と国家権力の関係 、<2> 国家機関相互の関係 、<3> 国家機関内部の関係
      および中央と地方 、の 3つの側面 がある 。<1>の人民と国家権力の関係 とは 、あらゆる権力は人民
      に属することを出発点に 、国家権力を行使する 人代 は人民の直接・間接選挙を通じて民主的に構成
      され 、人代 は人民に責任を負い 、その監督に服する 。<2>の国家機関相互の関係では 、人代 は 国
      家の権力機関として全権的地位に立ち 、あらゆる権限を統一的に行使し 、行政機関 、人民法院 、
      人民検察院 を選出する 。また 人民政府 、人民法院 、人民検察院 は国家権力機関に対して責任を負い 、
      活動報告を行い 、監督を受ける 。<3>の国家機関内部の関係は 、下級機関は上級機関に従い 、中央
      と地方の関係は 、地方は中央の統一的指導に従う 。『 民主集中制 』を採用しているため 、中国では
      憲法上 、三権分立は否定される 。人大 は 、行政機関 、裁判機関 、検察機関 を選出し 、その活動を
      監督する という 全権的な国家権力機関 であり 、人大制度 の下では 各機関相互間での業務の分業は
      ありえても 、西欧的な三権分立 や『 司法権の独立 』を観念する余地はない 。
      また 、現行憲法は裁判機関に違憲立法審査権を付与していない現行憲法上 、憲法実施の監督権限 は
      人大 およびその 常務委員会 に 、憲法の解釈権限 は 人大常務委員会 にそれぞれ付与されている
      ( 第62条第2号 、第67条第1号 )。これもまた『 民主集中制 』からの当然の論理的帰結である 。

     『 前文 』について

      『 中国は 、世界で最も長い歴史をもつ国の一つである 。中国の各民族人民は 、共同して輝かしい文化を創造し 、

      また光栄ある革命的伝統を受け継いでいる 。』( 第1段 )で始まる憲法前文の 、第7段 において

      「中国の新民主主義革命の勝利と社会主義事業の成果は 、中国共産党 が 中国の各民族人民を指導して、・・・

     真理を堅持し 、誤りを是正し 、多くの困難と危険に打ち勝って獲得したものである 。』と規定し 、『 共産党の指導 』

     の正統性を強調する 。現行82年憲法 においては 、75年憲法 や 78年憲法 と異なり 、憲法の具体的条項の中に

     『 共産党 』という言葉は登場せず 、それが登場するのは 、前文においてのみである 。

      憲法は一方で 、前文第13段 および 第5条第4項 において 、すべての国家機関 、武装力 、各政党 、各社会団体 、

     各企業・事業組織 は 憲法および法律 を順守しなければならない 、と規定している 。中国の憲法学者の多くは 、

     この「 各政党 」の中には当然 、共産党も含まれると解釈しており 、一見 、共産党は憲法体制の枠内にあるかのよう

     である 。しかし他方 、憲法前文 に、『 4つの基本原則 』が規定されており 、しかも この原則の中核 が『 共産党の

     指導 』の堅持であるがゆえに 、共産党 は 、実質的に超憲法的存在 となっている 。


  引用 、おわり 。

  大変 、勉強になりました 。

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ただ消え去るのみ  Long Good-bye 2021・11・06

2021-11-06 06:06:00 | Weblog


  今日の「 お気に入り 」は 、昨日の続きで 、インターネットのフリー百科事典「 ウィキペディア 」日本語版

  に掲載されている 記事 の中から 引用です 。

   「 老兵は死なず( Old soldiers never dieは 、英語のキャッチフレーズであり 、

    兵隊歌『 Old Soldiers Never Die 』の スタンザ 『 老兵は死なず、単に消え去るのみ 』

    ( Old soldiers never die , they simply fade away )を短縮したものである 。

    イギリスやアメリカ合衆国の軍人によって19世紀頃から歌われたほか 、

    ダグラス・マッカーサーが退任演説の際に引用したことでも知られる 。

     この言葉は 、『 戦争を戦い抜いた兵士も 、時間と共に忘れ去られていく 』 、

    『 兵士は老いながらも生き続けることはできるが 、彼らが生きていることと彼らの成し

    遂げたものは忘れ去られていく 』 、転じて『 役割を終えたものは表舞台を去る 』と

    いった意味に解釈される 。また 、マッカーサーが退任演説に際し 、自らを老兵になぞ

    らえて引用した後には 、『 戦場で死ぬことなく軍を去ることになった自身のことを誇

    った言葉 』という意味合いも加えて解釈されるようになった 。


    起 源

     兵隊歌『 Old Soldiers Never Die 』は 、ゴスペル歌『 Kind Thoughts Can Never Die

    の替え歌であり 、元々はイギリス陸軍の将兵によって歌われていた 。

     Old soldiers never die,
     Never die, Never die,
     Old soldiers never die
     They simply fade away.

     Old soldiers never die,
     Never die, Never die,
     Old soldiers never die
     Young ones wish they would.


    このほか 、兵営生活を題材にした歌詞も知られている 。このバージョンでは 、彼らの

    貧しい食生活に触れられるほか 、兵卒は毎日ビールを飲みたがり 、伍長は年功章を自

    慢し 、軍曹は訓練ばかりをやりたがり 、そうして過ごすうちに誰もが老兵として消え

    去っていくと歌われる 。

     原曲『 Kind Thoughts Can Never Die 』は 、1855年頃にアメリカのハッチンソン・

    ファミリー・シンガーズ のメンバー 、シスター・アビー こと アビー・ハッチンソン・

    パットン が作曲した 。

     いつ頃作られたのかは定かではないが 、少なくとも第一次世界大戦までにはイギリス

    兵らに広く知られる兵隊歌になっており 、士官らの退役を記念するパーティなどでも

    しばしば歌われた 。1908年2月25日付の『 Buchan Observer and East Aberdeenshire

    Advertiser 』紙に掲載された 、ゴードン・ハイランダーズ連隊 第3義勇大隊長の退

    役を報じる記事では 、『 Old Soldiers Never Die 』が歌われたことに触れられて

    いる 。1900年代頃にはアメリカ軍人にもよく歌われるようになっていた 。スペイン

    内戦の際には 、アメリカ人義勇兵による国際旅団 、エイブラハム・リンカーン旅団

    でも歌われていたという 。 」

    引用 、終わり 。

    ( 筆者註 : 「 スタンザ ( 伊: stanza , 連 )」は、「 文学や音楽の歌詞において 、

          定型詩( ていけいし )を 構成する数行を 、1つのまとまりとしてとら

          えるための単位 」だそうです 。 )



                                      
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