Ｓｈｏ－ｅｎ Ｈａｉｇａ 松渕俳画 ２０２０・０９・３０

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　墓洗ふ 妻に近ずく 一日を　（ 鶴見 松渕 ）


　　今日の「お気に入り」。

　　


　　


　　


　　


　　


　　


　　


　　


　　 　　


　　


　　



　　（鶴見松渕著 「鶴見松渕俳画集」日貿出版社刊　所収 ）


　　「 Sho-en Haiga 松渕俳画」の連載、お・し・ま・い 。。


　　　


　　　　　　　雛飾り 老夫婦のみ 静かなり　（ 鶴見 松渕 ）




　　　　　　　　　　　　　　　　

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Ｓｈｏ－ｅｎ Ｈａｉｇａ 松渕俳画 ２０２０・０９・２７

　　今日の「お気に入り」。


　　





　　



　　（鶴見松渕著 「鶴見松渕俳画集」日貿出版社刊　所収 ）



　　上の俳画の画賛の句とその読みは、「 目刺喰ふ 味の楽しさ 早朝餉 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ めざしくふ あじのたのしさ はやあさげ ）。

　
　　下の「 花見 」の絵の画賛の句とその読みは、「 村中が 明るく光る 桜かな 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ むらじゅうが あかるくひかる さくらかな ）。



　　屏風絵「 春景二題 」の画賛とその読みは、

　　　向かって右側が、「 やわらかく 芽吹く山脈 川碧く 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ やわらかく めぶくやまなみ かわあおく ）、

　　　向かって左側が、「 絵に生きる このよろこびや 梅さかる 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ えにいきる このよろこびや うめさかる ）。

　　

　　下の屏風絵「 水景二題 」の画賛とその読みは、

　　　向かって右側が、「 涼しさの 吹き上げてくる 山の宿 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ すずしさの ふきあげてくる やまのやど ）、

　　　向かって左側が、「 瀬音して 静かに鮎の 影ゆらぐ 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ せおとして しずかにあゆの かげゆらぐ ）。
　








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Ｓｈｏ－ｅｎ Ｈａｉｇａ 松渕俳画 ２０２０・０９・２５

　　　今日の「お気に入り」。


　　　　　


　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　
　　


　　　　　　　　（鶴見松渕著 「鶴見松渕俳画集」日貿出版社刊　所収 ）


　　上の俳画の画賛とその読みは、「 冬ごもり 日記に夢を 書きつづる 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ ふゆごもり にっきにゆめを かきつづる ）。


　　「春渓（倣明清画)」の絵の画賛の句とその読みは、「 淡青の 磯に吹込む 花の風 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ たんせいの いそにふきこむ はなのかぜ ）。

　　「道祖神」の絵の句とその読みは、「 深雪中 道祖神までの 径を掻く 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ みゆきなか どうそしんまでの みちをかく ）。

　　「秋景色」( 部分 ) の絵の句とその読みは、「 絹糸の 雨が降ってる 谷紅葉 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ きぬいとの あめがふってる たにもみじ ）。

　　「寒雀」の絵の句とその読みは、「 藁塚を あさる雀に 雪一日 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ わらづかを あさるすずめに ゆきひとひ ）。




　　　　

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Ｓｈｏ－ｅｎ Ｈａｉｇａ 松渕俳画 ２０２０・０９・２１

　　今日の「お気に入り」。



　　　




　　　　　　　　　　　　




　　　


　　（鶴見松渕著 「鶴見松渕俳画集」日貿出版社刊　所収 ）


　　上の俳画にある画賛は、「 落葉焚く 煙は寺を 遠くおき 」( おちばたく けむりはてらを とおくおき ) 。


　　
　　「菖蒲園」の絵にある画賛とその読みは、「 瀬音して 静かに鮎の 影ゆらぐ 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ せおとして しずかにあゆの かげゆらぐ ）。

　　掛軸の「柿と小鳥」にある画賛とその読みは、「 敵に塩 おくる心や 秋信濃 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ てきにしお おくるこころや あきしなの ）、

　　　　　「鯉之図」にある画賛の読みは、「 ゆうゆうじてき 」。

　　　　　「三宝柑」にある画賛とその読みは、「 配膳の 手馴れし僧や 三宝柑 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ はいぜんの てなれしそうや さんぼうかん ）。

　　　　　「桜墨」にある画賛とその読みは、「 赤べこの 色より紅き 初椿 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ あかべこの いろよりあかき はつつばき ）。


　　　　　
　　「冬そこまで」の絵にある句とその読みは、「 鎧ぬいだ 故郷の山の 雪真白 」

　　　　　　　　　　　　　　（ よろいぬいだ ふるさとのやまの ゆきましろ ）。松渕先生の辞世。




　　　

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Ｓｈｏ－ｅｎ Ｈａｉｇａ 松渕俳画 ２０２０・０９・１８

　　今日の「お気に入り」。


　　　


　　　　　　　　　　　　



　　　


　　（鶴見松渕著 「鶴見松渕俳画集」日貿出版社刊　所収 ）


　　上の俳画にある画賛は、「 大欅 明るくなりて 落葉焚く 」( おおけやき あかるくなりて おちばたく ) 。

　　
　　「大原女」の絵にある画賛とその読みは、「 老鶯や 売聲静か 京のまち 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ ろうおうや うりごえしずか きょうのまち ）。

　　掛軸の「菜洗ひ」にある画賛とその読みは、「 悠久の 水を湛えて 秋深む 」、（ ゆうきゅうの みずをたたえて あきふかむ ）、

　　　　　「藤の花」にある句とその読みは、「 鯉はねて 夢春暁を めざとくす 」（ こいはねて ゆめしゅんぎょうを めざとくす ）、

　　　　　「箱根雪景」にある句とその読みは、「 晴れに来て 帰りに雪の 箱根かな 」、（ はれにきて かえりにゆきの はこねかな ）。

　　　　　
　　「桜と小鳥」の絵にある句とその読みは、「 花浴びて 来し自動車の いづこから 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（はなあびて きしじどうしゃの いずこから ）。
　　





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Ｓｈｏ－ｅｎ Ｈａｉｇａ 松渕俳画 ２０２０・０９・１３

　　 今日の「お気に入り」。


　　　


　　　　　　　


　　　　　　


　　
　　　　　（鶴見松渕著 「鶴見松渕俳画集」日貿出版社刊　所収 ）


　　上の俳画にある画賛は、「 松風の 音の上なる 秋のそら 」

　　　　　　　　　　　　　　　　( まつかぜの おとのうえなる あきのそら ) 。

　　
　　「露草」の絵にある画賛とその読みは、「 絹糸の 雨が降ってる 谷紅葉 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ きぬいとの あめがふってる たにもみじ ）。

　　掛軸の「山茶花」にある画賛とその読みは、「 アトリエの 冬日濁りて ひとしきり 」（ あとりえの ふゆびにごりて ひとしきり ）、

　　　　　「月と布袋」にある句とその読みは、「 名月を ほめて布袋は ひとりなり 」（ めいげつを ほめてほていは ひとりなり ）、

　　　　　「目白と夏椿」にある句とその読みは、「 配膳の 手馴れし僧や 三宝柑 」（ はいぜんの てなれしそうや さんぼうかん ）。

　　　　　「翡翠と蓮」にある句とその読みは、「 草紅葉 水涸れてゆく 梓川 」（ くさもみじ みずかれてゆく あずさがわ ）。


　　「モンマルトル」の絵にある句とその読みは、「 邦人画家 秋の絵を売る モンマルトル 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ ほうじんがか あきのえをうる もんまるとる ）。
　　





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Ｓｈｏ－ｅｎ Ｈａｉｇａ 松渕俳画 ２０２０・０９・１１

　　今日の「お気に入り」。

　　
　　


　　　　



　　（鶴見松渕著 「鶴見松渕俳画集」日貿出版社刊　所収 ）




　　上の俳画の画賛の句とその読みは、「 雨後の畑 採りころの茄子 光りおり 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ うごのはたけ とりころのなす ひかりおり ）。

　
　　下の「 凌霄花と小鳥 」の絵の画賛の句とその読みは、「 涼風や ブルーライトの 浜の夕 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ りょうふうや ぶるーらいとの はまのゆう ）.。

　　屏風絵「 花二題（ 牡丹と柘榴 ）」の画賛とその読みは、

　　　向かって左側の「柘榴」の方が、「 草紅葉 水涸れてゆく 梓川 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ くさもみじ みずかれてゆく あずさがわ ）、

　　　向かって右側の「牡丹」の方が、「 芽吹く香の ただよふ垣を 繕ろえり 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ めぶくかの ただようかきを つくろえり ）。




　　　

Ｓｈｏ－ｅｎ Ｈａｉｇａ 松渕俳画 ２０２０・０９・０９

　　今日の「お気に入り」。


　　　　　　



　　


　　

　　　

　
　　　　　　　　（鶴見松渕著 「鶴見松渕俳画集」日貿出版社刊　所収 ）



　　上のスケッチ画の画賛の句の読みは、「 いくたびか まろにえきばみ もんふりぬ 」。


　　下の「凱旋門」の絵（「鶴見松渕俳画集」の表紙絵）の画賛の読みは、「 きばみゆく

　　がいせんもんに あかねはゆ 」。「俳画集」の中にもこの絵は収録されており、表紙絵とは一寸違った

　　落ち着いた色調で印刷されている（ 表紙絵の右の画像 ）。

　　「春蘭」の絵の句の読みは「 えにいきる このよろこびや うめさかる 」、

　　「山茶花」の絵の句の読みは「 せんねんの いしきぬ(いしごろも？せきい？)くずれて あきじぞう 」。

　　
　　　



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Ｓｈｏ－ｅｎ Ｈａｉｇａ 松渕俳画 ２０２０・０９・０７

　　今日の「お気に入り」。


　　


　　　　　　　　



　　（鶴見松渕著 「鶴見松渕俳画集」日貿出版社刊　所収 ）



　　上の俳画の画賛の句とその読みは、「 筆擱いて 梅雨の夕焼 眺めおり 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ ふでおいて つゆのゆうやけ ながめおり ）。


　
　　下の「元日」と題した絵の画賛とその読みは、「 孫に独楽 いつまで廻せば おわるのか 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ まごにこま いつまでまわせば おわるのか ）.。

　　「 早春の安曇野 」の絵の画賛とその読みは、「 連峯に 残雪ありて 野は芽吹く 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ れんぽうに ざんせつありて のはめぶく ）。

　　「 孤舟 」の絵の句とその読みは、「 長江の 波動かざる 紅の月 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ ちょうこうの なみうごかざる べにのつき ）。
　


　　　

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Ｓｈｏ－ｅｎ Ｈａｉｇａ 松渕俳画 ２０２０・０９・０４

　　今日の「お気に入り」。


　　　　

　　　　

　　　　

　　　　　　


　　（鶴見松渕著 「鶴見松渕俳画集」日貿出版社刊　所収 ）




　　上の俳画にある画賛は、「 霜の朝 まだ生ありと 目覚めけり 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　( しものあさ まだせいありと めざめけり ) 。



　　
　　「故郷厳寒」の絵にある画賛とその読みは、「 冬籠り 日記に夢を かきつける 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ ふゆごもり にっきにゆめを かきつける ）。

　　掛軸の「紅葉」にある画賛とその読みは、「 乗鞍に 初雪ありて 稲架を解く 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ のりくらに はつゆきありて いなかをとく ）　、

　　　　　「橋の上の女」にある句とその読みは、「 吹上げて くる河岸風や 藍浴衣 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ ふきあげて くるかしかぜや あいゆかた ）。

　　　　　
　　「椿と小鳥」の絵にある句とその読みは、「 芽吹く樹々 互に春の 彩を和し 」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ めぶくきぎ たがいにはるの さいをわし ）。


　　
　　　

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