「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

あさぼらけ まだ生ありと めざめけり Long Good-bye 2023・03・31

2023-03-31 05:01:00 | Weblog



  今日の「 お気に入り 」は 、伊集院静( 1950年〈 昭和25年 〉2月9日 -  )さん
  の随筆「 旅だから出逢えた言葉 」から スクラップ 。備忘のため 。

  「 旅の思い出として 、長くこころに残り続ける
   ものとはどんなものだろうか 。 」

  「 私の体験から言わせてもらうと 、いつまでも
   色褪せずに記憶にとどまっているものは 、シン
   プルなもののように思える 。
    シンプルとは 、一言で語れるものだ 。
   『 美しかった 』
   『 大きかった 』
   『 いや寒かった ( 逆でもいい ) 』
   『 美味しかった 』
   『 清らかな音色だった 』
    これらの感想はすべて 、私たちの五感で知覚
   したものだ 。

    エジプトのギザのピラミッドがすぐに浮かぶの
   は 、真下に立った時 、驚いたからだ 。      エジプトには行ったことがない 、小池百合子さんと違って 。
   『 いや 、これは大きい 。こんなものを人が石
    を運んでよくこしらえたものだ 。いや本当に
    大きい ・・・・ 』
    ケニアのマサイマラ動物保護区ならロッジから   アフリカ大陸のどこにも足を踏み入れたことがないなあ 。
   眺めたアフリカの大地の夜明けの風景である 。   18歳の頃 、東パキスタンのダッカで 、次の訪問地として 、
   『 あれほど空にさまざまな色彩があるとは思わ   ケニアでなく、カトマンズを選んだ 。
   なかった 。地球はこんなに美しい星だったん
   だ ・・・・ 』
    ハワイ島のマウナケア山の頂上付近で仰ぎ見た   ハワイはオアフ島のホノルル空港にストップオーバーしただけで
   天の河の星々 。                 ハワイ島には上陸してないなあ 。
   『 夜空にあんな多くの星があるとは思わなかっ   清里や富士山頂で見た空で我慢しよ 。
   た 。それにしても寒かったなあ ・・・・ 』
    スペインのモンセラットの山頂で聴いた少年聖   モンセラットには行ったことがないなあ 。
   歌隊の音色 。
   『 あれは神の音色だった ・・・・ 』 」
      
                  四つとも行けそにないなあ 、まあいっか 。BS4Kテレビのドローン映像で堪能しよ 。







  Google map を使って 、75年前に
        生まれた場所や 、生涯で一度や二度は 訪れたことのある土地を 、
               ディスプレイ上で 、世界中 経めぐるのが 、密かな 愉しみ 。
                    名所旧跡とりまぜて 動画まであるから 結構楽しめる 。 






    
  例年 、1月に咲く蘭が 、今年は3月の今咲いている 。

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易しいことを難しく Long Good-bye 2023・03・29

2023-03-29 04:29:00 | Weblog
     


  今日の「 お気に入り 」は 、伊集院静( 1950年〈 昭和25年 〉2月9日 -  )さん
  の随筆「 旅だから出逢えた言葉 」から スクラップ 。備忘のため 。

 「『 歴史を学ぶことは
   自分を学ぶことです 』

  『 ・・・ 人間が何をしてきたか 、
   人間が何を考えて来たかを識る
   ことが 、皆さんは何であるかを
   識ることになります 』

      ―― 野口定男先生     」


  「『 難しいことを易しく
     易しいことを深く
     深いことを面白く 』

       ―― 井上ひさし      」



    



   「『 簡単なことを難しく言うのがインテリ 。
      難しいことを簡単に表現するのが芸術家 。』
         ―― チャールズ・ブコウスキー    」



   


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素朴な疑問 Long Good-bye 2023・03・26

2023-03-26 05:30:00 | Weblog



  今日の「 お気に入り 」は 。Yahoo!知恵袋で見掛けた素朴な質問とベストアンサー 。

  「 シャープとハッシュタグのちがいをおしえてください 。

    ベストアンサー
    『 シャープ 、♯ は横棒が斜め 、縦棒がまっすぐ 。

     ナンバー記号 、# は横棒がまっすぐ 、縦棒が斜め 。
     ハッシュタグは ナンバー記号のあとに書く文字列までを含んで 、
     ハッシュタグと呼ばれます
。』                」

     なるほどね 。シャープは音楽記号で 、ハシュタグは番号記号なんだ 。

  ( ついでながらの
    筆者註 :「 番号記号( ばんごうきごう )または ナンバーサイン
        ( 英語 : number sign )は 、番号を示す数字の前に置か
         れる記号である 。井桁( いげた )や スクエア とも
         呼ばれる 。14世紀ごろ 、古代ローマで重さの記号と
         して使われていた lb に 横棒を引いたものが 、手書き
         のため だんだんと崩れて 今の形になったと言われて
         いる 。
          日本では この記号の代わりに ヌメロ( numero , No. )
         を使って『 ナンバー 』と読むのが一般的である 。
          米国では 前述の由来通り 質量のポンドを表すのにも
         使われ 、その場合は『 パウンド 』と読まれる 。北米
         以外の英語圏では『 hash( ハッシュ )』と読まれる
         ことがあるが 、これは『 切り刻む 』という意味である 。
         これら以外の読み方も存在する 。      
          押しボタン式電話機には 、数字に加えて # と スター
         マーク のボタンが置かれ 、それぞれ特殊な用途に使われる 。
          絵文字スタイルでは 以下のように表される: #⃣
          電話の『 シャープダイヤル 』や後述の業界用語などのよう
         に 、この記号は『 シャープ 』と呼ばれることがある 。
         しかし 、音楽記号のシャープ( 嬰記号 、♯ )が五線譜から
         見分けるために 、横線を右上がり 、縦線を垂直に書くのに
         対し 、番号記号 # は横線を水平 、縦線を右に傾けて書かれ
         る点が異なる
別の記号である 。・・・・ 」
         以上ウィキ情報 。
          ウィキペディアは後期高齢者の味方 。 )


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なぎさホテル Long Good-bye 2023・03・23

2023-03-23 05:09:00 | Weblog



  今日の「 お気に入り 」は 、伊集院静( 1950年〈 昭和25年 〉2月9日 -  )さん
  の随筆「 旅だから出逢えた言葉 」から スクラップ 。備忘のため 。

  「 『 なあに急ぐことはありません 。
     悠々としていればいいんです 。
     そういう仕事も世の中にはあるはずです 。』
          ( なぎさホテルのI支配人 )」

   「 旅の時間でどんな時が一番好きですか? と尋ねられる
   と 、私はいつもこう答える 。
   『 乗り物に乗って ” 流れる風景 ” を見つめている時
    です 。その時間が私に安堵を与えてくれます 』
     そんなことを感じるのは 、私一人だけだろうか 。」

  「 『 あの国は遠いの? 』
    『 なーに 、
     汐が良ければ 、一晩さ 』
    ―― 父 」

   「 ・・・ 良い港町は 、良い河の出口であることが多い 。
    これは昔 、河が船の出入りする安全な場所であったこと
    が理由であるが 、河の水と海の水が交わる所が交易の目安
    であったことも関係している 。」

   「 ・・・ 、私は上京し 、身体をこわして野球を断念してから 、
    すぐに東京を離れて横浜で暮らした 。
     最初の小説を書いた三十歳代は港町ではないが 、逗子の海の
    前にあるちいさなホテルに八年間住んでいた 。」

   「 芸術とは我々に
     真理を悟らせてくれる
     嘘である
      ―― パブロ・ピカソ 」    



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ちょうか はんか Long Good-bye 2023・03・21

2023-03-21 05:06:00 | Weblog



  今日の「 お気に入り 」は 、其の上の山上憶良さんの長歌と反歌 。
  万葉集 第5巻にある「 貧窮問答歌 」でもお馴染みの歌人 。

    「 瓜食(は) めば 子ども思ほゆ
      栗食めば まして偲(しぬ) はゆ
      いづくより 来りしものそ
      まなかひに もとなかかりて
      安眠 (やすい) しなさぬ

     ( 山上憶良 万葉集 巻五 - 八〇二 )

   ( A poem of longing for children )
   ( A poem by Yamanoue no Okura )

   ( MAN'YOSHU Ⅴ: 802 )

   ” When I eat melons
    My children come to my mind;
    When I eat chestnuts
    The longing is even worse.
    Where do they come from,
    Flickering before my eyes,
    Making me helpless
    Incessantly night after night,
    Not letting me sleep in peace ? ”



  「 銀 (しろがね) も
    金 (くがね) も玉も
    なにせむに
    優 (まさ) れる宝
    子に及 (し) かめやも
 
   ( 山上憶良 万葉集 巻五 - 八〇三 )

  ( A poem by Yamanoue no Okura )
 
    ( MAN'YOSHU Ⅴ : 803 )

   ” What are they to me,
    Silver, or gold, or jewels ?
    How could they ever
    Equal the greater treasure
    That is a child ?. ”


  ( 出典 : 「 入江泰吉の詩情世界 万葉大和路 」 )


   ( ついでながらの
    筆者註 : ・「 『 万葉集 』は 、奈良時代の終わりごろに完成したとされる
          日本最古の和歌集 。7世紀後半から8世紀後半にかけて 、
          歌人の大伴家持( おおとものやかもち )が中心となって編纂
         ( へんさん )したといわれている 。全20巻 。
           ちなみに『 令和( れいわ )』という元号は 、『 万葉集 』の
          中の言葉から採られた 。 」
        ・「 山上 憶良 ( やまのうえのおくら ) は 、奈良時代初期の貴族・歌人 。
          名は 山於 億良 とも記される 。姓は臣 。官位は従五位下・筑前守 。
          経 歴
           大宝元年(701年)第八次遣唐使の少録に任ぜられ 、翌大宝2年(702年)
          唐に渡り 儒教や仏教など最新の学問を研鑽する( この時の冠位は無位 )。
           なお 、憶良が遣唐使に選ばれた理由として大宝の遣唐使の執節使である
          粟田真人が同族の憶良を引き立てたとする説がある 。和銅7年(714年)
          正六位下から従五位下に叙爵し 、霊亀2年(716年)伯耆守に任ぜられる 。
          養老5年(721年)佐為王・紀男人らと共に 、東宮・首皇子( のち聖武天皇 )
          の侍講として 、退朝の後に東宮に侍すよう命じられる 。
           神亀3年(726年)頃 筑前守に任ぜられ 任国に下向 。神亀5年(728年)
          頃までに 大宰帥として 大宰府に着任した 大伴旅人 と共に 、筑紫歌壇
          を形成した 。天平4年(732年)頃に 筑前守任期を終えて帰京 。天平5年
          (733年)6月に「 老身に病を重ね 、年を経て辛苦しみ 、また『 児等を
          思ふ歌』を 、また同じ頃に藤原八束が見舞いに遣わせた河辺東人に対して
          『 沈痾る時の歌 』を詠んでおり 、以降の和歌作品が伝わらないことから 、
          まもなく病死したとされる 。
           山上船主を憶良の子とする説がある 。」
        ・「 『 貧窮問答歌 』は 、『 ひんきゅうもんどうか 』と読み 、
          『 万葉集 』第5巻におさめられている長歌( ちょうか ) 。
           ちなみに 長歌とは 、五七を3回以上繰り返し 、最後は七で終わる
           和歌の形式 。反歌( はんか )とよばれる 短歌 を詠み添える 。」
         「 貧しい人( 貧者 )と 、さらに貧しい人( 生活に困窮している
          人:窮者 )が 、自分たちの貧しさを問答形式で述べあったもの
          で 、当時の農民の貧しさ 、苦しさが描かれている 。 」
          以上ウィキ情報ほか 。
          あをによし の時代から ずっと ずっと 格差社会 、未来永劫 。 )



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あをによし Long Good-bye 2023・03・19

2023-03-19 05:05:00 | Weblog



  今日の「 お気に入り 」 。

  「 春の野に すみれ摘みにと 来し我そ
       野をなつかしみ 一夜寝にける

   ( 山部赤人 万葉集 巻八 - 一四二四 )

   ( A Poem by Yamabe no Sukune Akahito )

   ( MAN'YOSHU Ⅷ : 1424 )

   ” To the fields of spring
    To pick violets I came ――
    I who in fondness
    For those fields could not depart,
    But stayed and slept the night. ”




  「 世の中を 常無きものと 今そ知る
       奈良の都の うつろふ見れば

   ( 作者未詳 万葉集 巻六 - 一〇四五 )

   ( MAN'YOSHU Ⅵ : 1045 )

   ” Now at last I learn
    That the world in which we live
    Is ephemeral ――
    Now that I I see it fade away:
    The royal city of Nara. ”


  ( 出典 : 「 入江泰吉の詩情世界 万葉大和路 」 )


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旅に出なさい Long Good-bye 2023・03・17

2023-03-17 05:43:00 | Weblog



  今日の「 お気に入り 」は 、伊集院静( 1950年〈 昭和25年 〉2月9日 -  )さん
  の随筆から スクラップ 。備忘のため 。

  「 人類の最初の旅を十二 、三歳で想った日があっ
   た 。ネアンデルタール人なるものを教えられた時
   である 。どうやら私たちの種の誕生はアフリカの
   高原にあるらしいと言われた 。
   『 先生 、それがどうして世界中に分布をしたので
    すか? 』
    アホな生徒の私は訊いた 。
   『 分布か? それはちょっと違うな 。私たちは風に
    よって運ばれる種を持たないし 、流浪によって辿
    り着く木の実ではないからね 』
    おう 、それはそうだ 。私は目をかがやかせて教師
   の次の言葉を待った 。
   『 人類は山を越えれば何かしあわせの土地があると
    思ったんじゃないのかね 。目の前の海に漕ぎ出せ
    ば新天地があると夢見たんじゃないだろうか 。も
    っともその考えに至るには疎外や 、迫害や 、差
    別を受けた或る一族の実態があるかもしれないが
    ね ・・・・ 』
   『 それでも山を越えたんですね 。それでも大海原
    へ小舟で漕ぎ出したんですね 』
   『 そう考えたいね 、私は ・・・・ 』
    少年の私は 、人類の 、人間の旅へむかう志しに
   ひどく感動してしまった 。」

    作家が教わった中学校の先生は 、やはり只者ではないように思われる 。
    もって生まれた資質もあるが 、 十代に 、こういう師と何人出逢えるか
   によって 、そのひとの人生は 、随分と違ったものになるのかも知れない 。
    近人に得られなければ 、古人を師とし 、友とするしかないような ・・・・ 。 

   「 旅の時間でどんな時が一番好きですか? と尋ねられる
    と 、私はいつもこう答える 。
    『 乗り物に乗って ”流れる風景 ”を見つめている時
     です 。その時間が私に安堵を与えてくれます 』
     そんなことを感じるのは 、私一人だけだろうか 。」






   ひとりの人間には 、少なくとも 、六人のご先祖さまがいる ( ^ω^)・・・ 。 

     生きてる間に出逢えるご先祖さまは多くても六人ぐらいか
                  ・・・ 私の場合は 、祖母と父母 、三人のみ 。




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万葉大和路 Long Good-bye 2023・03・13

2023-03-13 04:53:00 | Weblog



  今日の「 お気に入り 」 。

  「 大和 ( やまと ) には 群山 ( むらやま ) あれど
    とりよろふ 天の香具山 ( かぐやま )
    登り立ち 国見をすれば
    国原は 煙立ち立つ
    海原は かまめ立ち立つ
    うまし国そ あきづ島 大和の国は 」

   ( 舒明天皇 万葉集 巻一 - 二 )

  「 A poem composed by the Emperor when he
   ascended Mount Kagu and viewed the land.

   ( MAN'YOSHU I : 2 )

   ” In Yamato
    There are crowds of mountains,
    But our rampart
    Is Heavenly Mount Kagu:
    When I climb it
    And look out across the land,
    Over the land-plain
    Smoke rises and rises;
    Over the sea-plain
    Seagulls rise and rise
    A fair land it is,
    Dragonfly Island,
    The land of Yamat
o. ”


  ( 出典 : 「 入江泰吉の詩情世界 万葉大和路 」 )



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まほろば Long Good-bye 2023・03・10

2023-03-10 04:49:00 | Weblog

   今日の「 お気に入り 」 。

   「 倭 ( やまと ) は 国のまほろば たたなづく
     青垣 山隠 ( やまこも ) れる 倭しうるはし 」

    古事記中巻・景行天皇帝紀では 倭健命 の 、日本書紀では 景行天皇 の 望郷歌
   とされる和歌が「 まほろば 」の 代表的用例 として知られる とか 。

    「 まほら 」「 まほらま 」「 まほろば 」は 、すぐれた立派な場所の意 。



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WELCOME TO SPACE ! Long Good-bye 2023・03・07

2023-03-07 05:14:00 | Weblog




   今日の「 お気に入り 」は 、早朝のラジオ番組「 あさぼらけ 」で聴いた
  矢野顕子さんの「 ドラゴンはのぼる 」 。

  宇宙飛行士の 野口聡一 さん の 詞 もいい 。
  
   今年の紅白の頭は 、これで決まりだな 。

   5,4,3,2,1,Lift Off !

   H3 ロケット のぼる と いいな 。



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