今日の「お気に入り」は幸若舞の謡の一節です。
「にんげん五十年
下天(げてん)のうちに
くらぶれば
夢まぼろしのごとくなり
ひとたび生を稟(う)け
滅せぬもののあるべきか」
「にんげん」は人間界のこと、また「げてん」には下天と化天の二つの表記があるそうです。
人間の寿命が50年といわれた時代に「人間の一生は夢幻のようにはかない。生を受けたからにはいつかは必ず死するものだ。」と歌っています。
50才前後から身体の方々に老いの兆しを感じはじめたように思います。以来、はげしい運動をした訳でもないのに足腰が痛む。足腰の痛みが止んだと思っていたら、次は腕肩の痛みが始まる。左腕半年、それが軽快したと思ったら、今度は痛みが右腕に移る。西洋医者に掛かれば「五十肩」とも「男にも『更年期障害』が有る」とも言われ、相手にされません。情けないことではありますが、「老い」は従容として受け入れるほかありません。
そうこうしている内に「離せばわかる」の眼の衰えが進行し、昨年の暮れに漸く「遠近両用、境目なし」のメガネを買い求め、暗い世の中が少しは明るくなりましたが、見たくない白髪までくっきりと見えるようになりました。年はとりたくないものです。
「にんげん五十年
下天(げてん)のうちに
くらぶれば
夢まぼろしのごとくなり
ひとたび生を稟(う)け
滅せぬもののあるべきか」
「にんげん」は人間界のこと、また「げてん」には下天と化天の二つの表記があるそうです。
人間の寿命が50年といわれた時代に「人間の一生は夢幻のようにはかない。生を受けたからにはいつかは必ず死するものだ。」と歌っています。
50才前後から身体の方々に老いの兆しを感じはじめたように思います。以来、はげしい運動をした訳でもないのに足腰が痛む。足腰の痛みが止んだと思っていたら、次は腕肩の痛みが始まる。左腕半年、それが軽快したと思ったら、今度は痛みが右腕に移る。西洋医者に掛かれば「五十肩」とも「男にも『更年期障害』が有る」とも言われ、相手にされません。情けないことではありますが、「老い」は従容として受け入れるほかありません。
そうこうしている内に「離せばわかる」の眼の衰えが進行し、昨年の暮れに漸く「遠近両用、境目なし」のメガネを買い求め、暗い世の中が少しは明るくなりましたが、見たくない白髪までくっきりと見えるようになりました。年はとりたくないものです。