坪内正人Blog

「見る・聞く・言うそして熱き心で動く」
これが私のコンセプト!

「地域」「地域」「地域」ってどういうことだろう

2006-06-08 17:42:36 | 日々感じること・つれづれなるままに
 いよいよですね、ワールドカップの開幕!明日から一ヶ月寝不足が続きそうです。そして、明日から6月議会の開会です。

 「わがまちの更なる発展と、市民福祉の向上」のために、全力で議会に臨みます!


 さて、写真は長岡京市の小・中学校全14校に掲げられている横断幕です。
「子どもたちを地域の手であたたかく見守ろう」・・・・と書かれております。


 今、本市 いえ全国的にめぐる社会状況は、「少子高齢化の進展」や「環境問題の深刻化」そして「安心・安全なまちづくりへの関心の高まり」・・・が顕著化しています。

 こんな状況下で、私は今 最も「地域」という言葉がクローズアップされているのではないかと感じています。

 たとえば、政治や行政的にも「地域の声を最大限生かします」とか「地域の実情に応じた」とか「地域一体となって」・・・よく言われます。
 また、実際行政施策においても、「福祉・保健・医療」の分野では、地域コミュ二ティーの形成、地域福祉センター、地域子育て支援センター、地域包括ケアシステム・・・・などなど常に「地域」という言葉がキーポイントとなっています。
 教育・人権・文化の分野、都市基盤の分野、生活環境の分野・・・にしましても然りであります。


 さて、「地域」って一体どこを、あるいはなにを指すのでしょう。

一方で、「地方」って言葉もありますよね、たとえば、国語辞典などでは、「地域」とは、土地の区域。区画された土地。一定の土地の範囲に成立している生活共同体。と記されています。

 どうも「地域」とは、・・・・エリアという感覚なんですね。文字だけを見ると当然ですよね。



         けれど、私は思うのです。


 今の社会環境の中で言われている「地域」というのは、暗に四角四面の限られたエリアという、「ここからここまで」といった区域を指すのではなく、

 そのことに関わるものみんなで・・・つまり、範囲だけの地域ではなく、「人の気持ちや想いや願いや思いやりや・・」なんて言うかな「心」「気持ち」も含んでいる意味の「地域」だと思うんです。


  「地域」とは、「社会×心」・・・・だと思うんです。


だから、この幕も「子どもたちを見守る」については「あたたかく」という「心」が込められ、そして地域つまり「社会」で一緒になって取り組みましょう。

  と、実に温かい表現になっているんではないでしょうか。


 私は、こんな視点で「地域」というものを、今一度見つめ直す今日この頃です。

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4 コメント

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Unknown (りょんた)
2006-06-08 23:58:11
確かに「地域」という言葉をよく耳にしますが、範囲のことを聞かれると考えてしまいます。

犯罪が起こった場合「昔の日本はよかった」という言葉とセットになることが多いですよね。

昭和30年代ぐらいは、周りの大人が自分の子・他人の子関係なく叱ったり、やさしく声をかけるなど、全ての子供に目が届いていたのでしょうね(私の想像なんですけどね)

昔みたいに優しく声をかけようにも、子供達は「知らない人に話しかけられたら逃げる」ように言われてますし、上手くかみ合ってない状況ですよね。今の地域がどこまで力を発揮できるか・・・気になるところです。
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Unknown (見る・聞く・言う・そして熱き心で動く)
2006-06-09 14:45:07
 りょんた様。いつも本当にありがとうございます。

 おっしゃるとおり、ほんまに相反する状況ってありますよね。地域で、周りの大人が、・・・全ての子供達に目を届けようと声掛け一つにも気を使います。子供は見知らぬ人に声を掛けられたら逃げるようにとの事ですね。複雑な想いです。



 随分前になりますが、あるお寺に、こんな張り紙を見つけました。「若者よ、年寄り笑うな行く道を 年寄りよ、若者笑うな来た道を」というものです。

 時代は変わっても、きっと本質的なものは繰り返されるんでしょうね。でも、いい意味で地域のみんなで子供たちを見守りたいものですね。



 いつもほんまにおおきにです。



りょんたさんの「お母様」は、お元気でしょうか。(笑)
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地域は案外暖かい (I.I)
2006-06-13 10:46:49
我が家には大きな犬が2頭おります。

散歩しておりますとご近所の方々が「おーきくなったねー」

「暑いし大変やなー」と声をかけてくださいます。



こういう何気ない会話が地域じゃないでしょうか。



その犬が、留守中に逃走し、近くの空き地で遊んでいました。近所の方は我が家からくさりを持ってきて捕獲して下さり、

ついでに散歩まで...後日、パンを焼きましたのでお裾分けに持って行きました。「先日はご迷惑をおかけしました」

『いーえ、かえって楽しませてもらいました。犬が好きなんですが、もう歳なので犬の方が長生きしてしまうかもと思うと飼えないんです』と優しく言って下さいました。その後、毎日会話を交わすようになり、リンゴジャムを炊いたのでとお分け頂いたり、息子に手作りクッキーを下さったりと、交流が生まれました。

お隣の奥さんを最近見かけないなーと思っていると、ご病気で入院されていました。

そんな感じで、何となく感じながら生活するのが地域の範囲だと思います。

通学路の歩道に乗り上げて駐車されている車も、

子ども達に異変がおきたら近所の家に飛び込める地域も、

すべて何気ない一言から始まると思います。

親がよく顔をあわせる人に「こんにちは、今日は暑いですね」と話すことができれば、子どもは次回から「こんにちは」

と言うようになるでしょう。そんなささいなコミュニケーションが地域を守り、子どもを守るんですよね。

犬の散歩していますと、初対面の方とでもよく会話が弾みます。息子の顔を覚えてもらえるチャンスですから、必ずついてこさせています。

迷惑をかけっぱなしの大きな犬2頭ですが、忘れかけていたことを気付かせてくれました。
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Unknown (見る・聞く・言う・そして熱き心で動く)
2006-06-13 22:16:47
 II様。いつも本当にありがとうございます。愛犬が取り持つ地域の(人の)輪、絆。とってもよく理解できます。

 地域ってそんなもんですよね、何気ないちょっとした、お声掛け・触れ合い・・・実は自然と出てくるこんな態度が何よりも大切だと私も思います。

 見せ掛けや、繕いではない、自然体の絆なんですね。



 ほんとよくわかります。

 貴重なコメント本当にありがとうございます。
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