梅雨も本番です!鬱陶しい中にも風情を、そして梅雨の趣を感じ豊かな感性を磨きたいものです。
た・と・え・ば
ひとつの庭の中でも花の色が違う・・・・この「アジサイ」
アジサイの花には、大きく分けて青系統と赤系統があり、その中間に「アジサイの七変化」と実にうまく言ったものだと思う。
一口で言って、土の酸性度が高くなると、土の中にあった鉄分やアルミニウムが多量に溶け出し、花の色が青系統になり、なかでもアルミニウムを吸収するとブルーが鮮やかになるとか。反対に土がアルカリ性だと、花がピンクに変わってしまう。・・・・とはいえ、色の仕組みはそんなに単純ではなく、酸性雨や、肥料の種類、水量・・・さまざまな要因があることでしょう。
さて、この「アジサイ」よく見ると、俗に呼ばれている紫やピンクの大きなかたまりは、ふつうは花の付け根についている、ミドリ色の「ガク」と呼ばれる部分が発達したものであることがわかります。
つまり、花と思って見ていた部分は「装飾花」・・・飾り物の花なんですね。
そしてホンモノの花は、この装飾花に囲まれた真ん中に、チマチマと身を寄せ合って咲いているんです。ちょっと注意深く観ると、すぐ見つけることができます。
わが国最古の歌集「万葉集」にも歌われている、わが日本の国のお生まれの「アジサイ」一つにも、じっくりとそして興味深く観察すれば、ほんといろんなことが、また違った角度から見えてまいります。
もっとも、アジサイの花ことばは「高慢」「薄情」「冷淡」など。女性にプレゼントするには、ふさわしくない花かもしれません。
「アジサイ」「夕立」「せみ時雨」「風鈴」・・・・梅雨を、また夏を彩る風物語。
憂鬱な鬱陶しいだけのイメージの梅雨ではなく、梅雨には梅雨の風情を情緒豊かに味わいたいものです。
た・と・え・ば
ひとつの庭の中でも花の色が違う・・・・この「アジサイ」
アジサイの花には、大きく分けて青系統と赤系統があり、その中間に「アジサイの七変化」と実にうまく言ったものだと思う。
一口で言って、土の酸性度が高くなると、土の中にあった鉄分やアルミニウムが多量に溶け出し、花の色が青系統になり、なかでもアルミニウムを吸収するとブルーが鮮やかになるとか。反対に土がアルカリ性だと、花がピンクに変わってしまう。・・・・とはいえ、色の仕組みはそんなに単純ではなく、酸性雨や、肥料の種類、水量・・・さまざまな要因があることでしょう。
さて、この「アジサイ」よく見ると、俗に呼ばれている紫やピンクの大きなかたまりは、ふつうは花の付け根についている、ミドリ色の「ガク」と呼ばれる部分が発達したものであることがわかります。
つまり、花と思って見ていた部分は「装飾花」・・・飾り物の花なんですね。
そしてホンモノの花は、この装飾花に囲まれた真ん中に、チマチマと身を寄せ合って咲いているんです。ちょっと注意深く観ると、すぐ見つけることができます。
わが国最古の歌集「万葉集」にも歌われている、わが日本の国のお生まれの「アジサイ」一つにも、じっくりとそして興味深く観察すれば、ほんといろんなことが、また違った角度から見えてまいります。
もっとも、アジサイの花ことばは「高慢」「薄情」「冷淡」など。女性にプレゼントするには、ふさわしくない花かもしれません。
「アジサイ」「夕立」「せみ時雨」「風鈴」・・・・梅雨を、また夏を彩る風物語。
憂鬱な鬱陶しいだけのイメージの梅雨ではなく、梅雨には梅雨の風情を情緒豊かに味わいたいものです。