坪内正人Blog

「見る・聞く・言うそして熱き心で動く」
これが私のコンセプト!

2006-06-15 08:51:01 | 議会について
 「お客様が帰った後、すぐに玄関を閉めたり、電灯を消したりすると、いかにも早く帰ってくれてよかったと言わんばかりでしょう。だから歩いていらっしゃったお客さまには、その足音が聞こえなくなるまで、自動車でいらっしゃったお客さまは、車の音が聞こえなくなるまで、玄関の電気も消さずにお見送りするのが、いらっしゃってくださったお客さまへの礼儀ですよ。」


 こんな話を聞いたことがあり、なるほど「見送りの心くばり」とは、そうだなと自分自身も、来てくださった人の気持ちに立って、心がけるようにしています。


 やっぱり、「礼」「礼節」は気持ちや心を伝えるのに、とても大切なことだと思っています。


 さて、議会、議事堂での風景をご案内いたします。

これは、議事堂の写真です。一番上(上段)に議長が座ります。で、そのすぐ下段が演壇であります。議長から名前を呼ばれたら、ここに立ってこのマイクでしゃべるわけです。

 そこで思うことがあるんです。

実は、この演壇に立って1回しゃべるのに、なんと4回「礼」をするんです。
まず、自席を立って登壇する手前で1回議長にたいして、一礼。次に演壇に立つと議員席に向け一礼。次におしゃべりが終わると、また議員席に向け一礼。そして、自席に戻るとき、もう一度議長に対して一礼。・・・・そう1回演壇に立ってしゃべるのには4回「礼」をします。

 例えば、一般質問で再質問をすると2回演壇に立つことになりますので、なんと8回も「礼」をするんです。

 で、これは議員だけでなく、理事者つまり、市長はじめ市側の答弁に立つ者も一緒です。同じ回数の「礼」をするんです。


      ということは、議会ごとに、


 1回の本会議・・・・議事堂の演壇に立つ人数じゃなく、「演壇に立つ延べ回数×4回」の「礼」が議会ごとに交わされます。

 これ、時間にすれば、かなりの時間だと思うんです。

「礼」という大切さを保持しつつ、もう少し簡略化できないものかと、いつも思います。


 みなさん、どう思われますか?・・・・議会の中のちょっとした風景より。