坪内正人Blog

「見る・聞く・言うそして熱き心で動く」
これが私のコンセプト!

紫陽花に想う

2006-06-16 13:57:05 | 日々感じること・つれづれなるままに
 梅雨も本番です!鬱陶しい中にも風情を、そして梅雨の趣を感じ豊かな感性を磨きたいものです。


        た・と・え・ば


 ひとつの庭の中でも花の色が違う・・・・この「アジサイ」
アジサイの花には、大きく分けて青系統と赤系統があり、その中間に「アジサイの七変化」と実にうまく言ったものだと思う。

 一口で言って、土の酸性度が高くなると、土の中にあった鉄分やアルミニウムが多量に溶け出し、花の色が青系統になり、なかでもアルミニウムを吸収するとブルーが鮮やかになるとか。反対に土がアルカリ性だと、花がピンクに変わってしまう。・・・・とはいえ、色の仕組みはそんなに単純ではなく、酸性雨や、肥料の種類、水量・・・さまざまな要因があることでしょう。


 さて、この「アジサイ」よく見ると、俗に呼ばれている紫やピンクの大きなかたまりは、ふつうは花の付け根についている、ミドリ色の「ガク」と呼ばれる部分が発達したものであることがわかります。

 つまり、花と思って見ていた部分は「装飾花」・・・飾り物の花なんですね。

そしてホンモノの花は、この装飾花に囲まれた真ん中に、チマチマと身を寄せ合って咲いているんです。ちょっと注意深く観ると、すぐ見つけることができます。


 わが国最古の歌集「万葉集」にも歌われている、わが日本の国のお生まれの「アジサイ」一つにも、じっくりとそして興味深く観察すれば、ほんといろんなことが、また違った角度から見えてまいります。


もっとも、アジサイの花ことばは「高慢」「薄情」「冷淡」など。女性にプレゼントするには、ふさわしくない花かもしれません。


 「アジサイ」「夕立」「せみ時雨」「風鈴」・・・・梅雨を、また夏を彩る風物語。
 憂鬱な鬱陶しいだけのイメージの梅雨ではなく、梅雨には梅雨の風情を情緒豊かに味わいたいものです。


 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ちーちゃん)
2006-06-16 19:15:34
こんにちは!また遊びに来ました(*^_^*)

紫陽花。

私は雨に濡れた花が一番きれいに見えます。

今年の母の日に新種の紫陽花【フェアリーアイ】を

プレゼントしたんですが、これがナント!!

春から秋までに色がドンドン変化していくそうなんですよ。

でも、最近は精彩がなくなって来ているようで心配なんです。

ブログの左上画像がそれなんです。まだ生き生きしてますけど。
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感謝です。 (見る・聞く・言う・そして熱き心で動く)
2006-06-16 21:43:30
 ちーちゃん様。ようこそお越し下さいました。本当にありがとうございます。



 見ましたよ、「フェアリーアイ」結構コンパクトなんですね。季節の応じて色がドンドン変化するんですか?お母様きっとお喜びでしょう。



 ちーちゃん、あのー釈迦に説法するようで、ほんまに恐縮ですが、花の育て方を一つ伝授いたします。

 お水をやる時、日に当てる時、・・・そして一日1回「元気に育ってね、ガンバレよ、いつまでも花を咲かしてね・・・」って言葉を掛けるんです。これほんまですから、そしたら長持ちするんです。花も愛情を注げば応えてくれるんです。ほんまです。

 すみません、くだらぬこと言って!でも愛を注いであげてください。



 いつも本当にありがとうございます。
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きれいですね (りょんた)
2006-06-16 22:30:04
最近、娘と保育園から帰って来るときに、アジサイの花を見ながら帰ってるんですよ。・・・と言っても、ほほえましい光景ではなく、「さやはピンクのアジサイがキレイやと思うわ。」「お母さんは青紫のアジサイが好きやな。」「ピンク!」「青紫!!」・・・と、大人げない言い争い?をしながらです。最後は結局、「まあ、アジサイはどれでもキレイということで・・・」って感じで終わるのですが。

でも、あの房全部が花ではなかったんですね。一つ賢くなりました。



日本の四季を受け入れ、自然を感じる生活・・・今の私の理想でもあります。特に夏や梅雨って、エアコンとかに頼るより、こういうすごし方の方が素敵ですよね。
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ありがとう! (見る・聞く・言う・そして熱き心で動く)
2006-06-16 23:14:39
 りょんた様。いつも本当にありがとうございます。とてもとっても嬉しく感謝しています。

 コメントを拝見し、ちょっぴり羨ましさを感じます。と言いますのは、うちは、男ばかり3人の子供に恵まれました。

 でも、家内は「女の子がほしい・女の子がほしい」って言ってたんでです。女の子は、いくつになっても母親と一緒に買い物に行ったり、しゃべったり・・・そんな夢みたいな想いがきっとあったんだと思います。



 今、こうしてりょんたさんの、さやちゃんとの心温まる会話を拝見し、とてもほのぼのと笑みがこぼれて参ります。



 いついつまでも、母子ともお幸せにと願わずにはいれません。生き物や植物がお好きで、とても大切に育てられている様子を拝見し、さやちゃんも、きっと心優しい人に成長してくださるものと思っています。



 これから梅雨本番鬱陶しい日々が続きますが、四季折々の自然を感じ過して行きたいですね。

 ほんまに、いつもありがとう!

「お・お・き・に」です。
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