トイレから出た時に、転けて右腕を骨折したmばあちゃん、少々認知気味なのですが、いつもニコニコで、ナースステーションのアイドル的存在です。
認知症になっても、こうありたいと思う理想型で、言うことも可愛いのです。
新聞を読むテーブルで、向かい合わせに座った時、私が装具を着けているのを見て、「私も痛いけんど、あんたも痛そうやねぇ」
神頼みの御札。
術後の回復室で、麻酔が抜けきれず、24時間の黄金色の点滴の管を引き抜き暴れ、ナースは気を鎮めようと、彼女の信仰する御札を病室からとって来て、彼女に渡すのでした。するとその御札を巫女のように振り回し、その姿ははた目から見ると、異様さを通り越して不気味という他はないのでした。
後から彼女に聞くと、黄金色の点滴をオシッコを溜めるバルーンと間違えたのでは……と話していました。
部屋を間違えて入って来た彼女。
以前はこの部屋で股関節の手術後4ヶ月過ごしたことがあり、つい間違えたとのことです。
退院後、自宅の1センチの段差でつまずき、「それは見事に跳び箱を跳ぶように跳んだ」そうです。
カンナの花が咲きました。
でも、花よりは葉の方が好き。
今日も来てくださってありがとうございました。
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