今日は、高知県立牧野植物園の
Makino Botanical Club
のお勉強会があり、午後から出かけました。
牧野博士が描いたラン
というお題で、講師は橋本季正氏です。
植物画はありのままに植物を描きますが
植物図鑑はその植物の特徴を調べて描きます。
博士は必ず花を分解し、部分部分を展開して描きます。
カンランの評価は
鉢と花姿と葉姿の調和の美しさで決まります。
私が下手な字でメモ書きしているとおり
関根雲停は江戸時代の絵師です。
この関根雲停の絵を博士は絶賛したそうです。
このキバナノショウキランの図は
筆のタッチが牧野博士と似ても似つかない
余りにも稚拙なので、弟子が描いた物ではないかと
橋本講師は言います。
私も及ばずながら同感です。
まるで蜘蛛のような・・・これでもランだそうです。
葉はありません。
小さな小さなラン。
牧野博士が命名した5㎝程のランです。
この様に色付けされた図は珍しく
イギリスの高級絵具で彩色しました。
関根雲停の絵は茎が揺らいでいますが
博士の描く直立した茎が正しいのです。
花姿が似我蜂(ジガバチ)に似ていることから
この名前がつきました。
このランも葉がありません。
バニラに近い仲間です。
キンコンキンは菌根菌のことで
ホテイランの根に菌根を作って共生する菌のことです。
ホテイランはこの菌から養分をもらっています。
オオバヨウラクランの花は
たった1ミリメートルの花、その花を
博士は描きだしています。
今日も色々とお勉強させていただきました。
牧野博士の描く植物図は、以前も書きましたが
ネズミの毛でできた筆で書かれていて
写真ではないかと見間違うほどの緻密さで
本当にすごい!
プレバトの色鉛筆画、水彩画でも先生を超える?
はい!すみません。
比較すること自体が間違っていました。
牧野植物園では
牧野博士からの
ランの園遊会へのご招待ということで
2月4日~26日まで、牧野植物園 南園温室で
開催されます。
是非ともお出かけくださいね。
帰りに
牧野植物園内のレストラン、アルブルで
おっさん2にお土産を買いました。
美味しかったマキノロールもありましたが
今回はこれにしました。
また太っちゃいました~
今日も来てくださってありがとうございます。
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