思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

ALS

2009年02月02日 | Weblog
今日のテレビでALSという病気のことを扱っていた。

全身の筋肉は全て機能を失ったが、右の頬を僅かに動かすことが出来る。
彼はその頬の動きで自分の意思を人に伝えることが出来る。
そうして彼は20年間積極的に生きてきた。
そう目もまだ見える。
意識や知能は普通人と変わらない。

やがて瞼も動かなくなり頬も動かせなくなったら、自分の意思を表現する方法が一切なくなる。
永遠に真っ暗闇の中で自分の知能・意識だけが生きている。

「そうなった時には自分の呼吸器をはずして欲しい。そうなるまでは精一杯生きていく」
そのような依頼文を1年かけて書き上げた。
その病院の倫理委員会は全員一致で、それを受理したが院長は刑法に触れると言う理由で受理できないと見解を発表した。

自ら死を選択する権利、という困難な問題についての報道でした。