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HN天道(てんとう)

国会討論

2006年10月06日 | Weblog
今、予算委員会の討議風景をテレビで中継している。
ついつい3時間あまり見続けてしまった。
野党の質問に総理が答える。

いつもの事ながら質問にもなるほどと感心し、総理の答弁にもなるほどと納得したりする。
物事を正しく判断するのがいかに難しいかと、つくづく思い知る。

たとえば「好景気」、ここ何年か好景気が続いていると報じられているし政府の統計でも好景気が持続していることになっている。
その一方で、国民の可処分所得は減少し続けている。
大企業は空前の利益を上げているが、生活保護世帯は増加している。

景気が持続的に良くなっているという統計の前提のもとに国の政策も立案される。
国家予算もそういう前提で配分される。

好景気なるものが本当に正しいかどうか、討論を聞いていても結局分からない。
政治家は本当に口達者だなあと、ただただ感心する。

もひとつ、
総理は本音を言わない。
もしも側近を同じ考えの人たちで固めて、権力を手中にしたときに意外に怖いことを平気でやりそうな不安に似た気持ちが残るのは不気味だ。

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