スモッグ日和
昨日午後の福岡発上海・武漢行き中国東方航空518便に乗り、現在、上海の定宿
にいます。
今回の予定は、
●7月9日 (土曜) 旧知のFさんと面談。情報交換など。
●7月10日(日曜) 翌日からのヘビーな予定にびびりつつ上海市内の定宿で体力
温存の為に寝倒す。
●7月11日(月曜) 外高橋保税区内のお得意先にて改良したpptでの当社プレゼ
ン。夕刻の飛行機で内蒙古自治区の包頭(パオトウ)へ。
●7月12日(火曜) 包頭から車でステップを数時間走り、お得意先代理店主催部
品セミナーが開催される九峰山へ。そこで当社業務プレゼンの後、包頭戻り。
●7月13日(水曜) 包頭から車でステップを数時間走り、お得意先代理店本拠地
である呼和浩特(フホホト)へ。夕刻の飛行機で陝西省西安へ。
●7月14日(木曜) 一日中、西安市内にてお得意先代理店主催部品セミナーにて
当社業務プレゼン。
●7月15日(金曜) お得意先、さらにその先のお客様訪問を行ない、夕刻の飛行
機で上海戻り。
●7月16日(土曜) 終日、体力回復の為に上海市内の定宿で寝倒す。
イレギュラーが無ければこの予定をトレースしていけるはずなのですが、そこはそ
れ、ここは中国ですので、何が起きるか予想がつかんと言うか、逆に、予定通りと
はならんじゃろなーと予想がつきます。
今回はゴビ砂漠縁辺部の大草原を車で突っ走るのを予定中に多く折り込んでいた
だいています。
先週、北海道道東にて非力なレンタカーヴィッツで根釧原野をエンジンブイブイ言
わせて走り回っていましたが、その100倍か200倍かの広さのステップ走りです。
おそらく、運転手は最高のサービスをしているつもりで、うねってバウンドしがちな
悪舗装上を120キロ以上のスピードで車体大きく揺らしつつ爆走して下さるんだ
ろーなー、やだなー、と事前予想しています。
昨日の福岡空港から上海市内の定宿までの様子。
(福岡空港西側にある国際線ターミナル。56番スポットのボーディングブリッジ途中
からの搭乗機と空港。雲が多いながらも晴れ間が出ており、これから夏本番を迎
える直前の天候)
実はこの時点でMU機出発は既に40分以上遅延していました。ナンでも、この機が
福岡に到着する前に離陸した上海浦東空港が混雑しており、そちらでの出発時刻
が後ろに倒れたので、玉突き状態に午後の福岡発上海・武漢行きも遅延せざるを
得なかったんだとか、業務代行のJL地上スタッフがアナウンスしておりましたが..。
ま、実情は、定刻を遵守しようとのモチベーション水準がそれほど高くない搭乗ス
タッフ&地上スタッフによる、いつも通りの「アレ」かと。僕の中国ドサ廻り営業では、
毎回この現象が折り込まれます。たまたまそーゆーことが発生したのではなくて、い
つもそこそこの比率発生しており、昨日の午後はまたまたそれに巡り合せただけ。
とりあえず、上海到着当日に時間をきっちりさせにゃならん予定を組み入れていま
せんでしたので、没問題(メイウェンティ)ではあります。
ちなみに、福岡空港を10時過ぎに飛び立つ朝のMU便上海行きを最も利用してい
ますが、こちらでは出発時刻大幅遅延の憂き目となった経験はありません。滑走
路1本・誘導路等狭小の極みであるほぼ世界一過密な福岡空港にしてです。
何故か。
①前日の夕刻に福岡着となったMU機クルーの朝一の業務である為、段取りの狂
いがまだほぼ無いから ②地上スタッフは全て日本人である為、狭小な空港では
あっても最大限定刻運行を維持しようとするから ③「偉いヒト」を待って航空機離
陸時刻を遅らせることをする風習は無いし、「偉いヒト」達も自分の都合で民間機
の定刻運行を遅らせるべきではないとの常識を保持しているから
結局、昨日は折り返し便となる飛行機の機内整備を地上スタッフが尋常ならざるス
ピードでやっつけ上げた為、遅延時間は50分ぐらいで済みましたが。
wikipedia「
上海浦東国際空港」より。
全長4,000メートル、幅60メートルのオープンパラレル滑走路3本を有する24時間全
天候型国際空港である。空港は2つの旅客ターミナルを中心に構成される。現在3
番目のターミナル、サテライトターミナル、2本の滑走路の増設が2015年に予定さ
れている。収容量は現在の年間6000万人から8000万人に、貨物取り扱い能力は
600万トンに増える。総面積40平方キロ、上海市中心部から30キロの距離にある。
2009年には3190万人が空港を利用した。利用者が中国で3番目に多い空港であ
る。しかしながら、国際線の旅客は北京首都国際空港よりも多く2007年には前年
度比9.0%増の17518790人の国際線の利用客が利用した。
開港直後は1本の4Eカテゴリーの滑走路(4000 m x 60 m)と並行する2本の誘導
路を持つ空港であったが、その後も拡張を続け、2本目と3本目の滑走路が2005年
3月17日と2008年3月26日に供用開始された。現在は4本目の滑走路が計画され
ている。2番目のターミナルは2008年3月26日に供用開始し、3番目のターミナルが
計画中である。マスタープランでは全部で3つのターミナルと2つのサテライトホー
ルと5つの並行する滑走路で最大年間1億人の利用を見込んでいる。
ちなみに、「
福岡空港」をwkipediaで調べてみると、
現在の滑走路は、方位16/34、長さ2800m×幅60mで、両側ともILS装備となって
いる。
福岡空港の年間発着回数14万回(国内線12.6万回、国際線1.4万回)は、羽田、
成田に次いで国内で3番目に多い。2800m滑走路1本による運用のため、滑走路1
本あたりの離着陸回数が日本で最も多い(日本以外ではロンドン・ガトウィック空
港が3300m滑走路1本で年間発着回数26万回を処理している。しかし、福岡空港
は市街地空港であり、ガトウィックと比較して住宅群が倍以上点在する為、騒音
被害の観点から運用時間が午前7時から午後10時までに制限されているので、
一概に比較できない)。かつては南側からの進入となる34番滑走路への旋回着
陸(サークリング・アプローチ)も多く行われていたが、この場合市街地上空を長時
間飛行することになるため、航空機運航は海側からの離着陸を基本とする航空機
騒音軽減運航(優先滑走路方式)を採用しており、多少の追い風でも玄界灘側の
滑走路16を使用する。
また空港の大規模拡張が困難な為、旅客数や年間発着回数が非常に多い割に
は旅客ターミナルがやや狭い感が否めない。そのために利用客の輻輳やそれに
伴う発着便の遅延も発生しやすい。なお空港告示面積353haのうち、109haが民
有、7haが福岡市の所有となっており、これら116haは空港が借り受けている。借
地料は約84億円で、歳出の約1/3を占めている(平成17年度)。このように民有地
が多い理由は、飛行場の設置・拡張の過程で旧日本陸軍やアメリカ軍により土
地の強制接収が行われたためである。
大都市圏拠点空港に次ぐ主要地域拠点空港と位置づけられ、国内線は23路線
(2011年3月より25路線)、年間旅客数は1555万人(2007年度)である。特に福岡
- 東京(羽田)線は新千歳 - 東京線に次いで乗降客数が多いドル箱路線であり、
4つの航空会社が1時間に最大で計4便を運航するという、新千歳 - 東京と並ぶ
高頻度運航路線である。
比較しますと、
●福岡空港【面積】353ha 【滑走路】2800m×60m、1本のみ(いずれ2500mのも
のを1本増設するというがいつのことやら) 【利用者数】1555万人(2007年度)
●上海浦東国際空港【面積】40平方キロ=4000ha 【滑走路】3400m×60m・
4000m×60m・3800m×60mの3本(2015年までにさらに2本増設予定)
【利用者数】3190万人(2009年度)
狭小な福岡が定時に極く近い離発着水準を維持しているに対し、面積11倍を超
える上海浦東で混雑による離発着遅延が常態化しているとの文言にウソ臭さが
あること、誰にだってわかります。
彼我の定時運行に対するモチベーションの差が顕在化している、と書いて実態と
大きく乖離してはいないはず。
このあたりちびっと抜粋するだけで、我が国が世界に冠たる「良質なサービス業国
家」であることを再確認出来ます。そして、小さい設備をパフォーマンス良く使いこ
なせることも。
(我等福岡の田舎からやってきた小型機の乗客は、浦東ターミナル1から少し離
れた駐機場で降ろされるのが常。ご覧の通り、ターミナル1の桁違いのバカでかさ。
この建屋の裏側500mに同規模のターミナル2があり、さらにターミナル3が計画中
であるとのこと。何と言っても白髪三千丈のお国ですから)
(浦東空港からマグレブで龍陽路(ロンヤンルー)駅へ。そこから女性運転手が操るタク
シーで南浦大橋(ナンプーダーチャオ)を渡ります。上海は良いスモッグ日和でした)
(黄浦江を渡る南浦大橋から浦東地区の高層ビル、中でも背の高い「ワールドフィ
ナンシャルセンター(森ビル)」と「金茂(ジンマオ)ビル」がスモッグ越しに微かに見え
ました)
(南浦大橋の浦西側は二重ループ。乗客たちにサービスする為か、時計回りのカー
ブをタクシー群がカーチェイスさながら、遠心力によって車体を左に傾けタイヤ軋
ませつつ競争してくれます)
挨拶言葉以外で、僕が一番最初に覚えた中国語2つをお披露目。
「慢走(マンツォウ)」 = ゆっくり走れ
「小心(シャオシン)」 = 気をつけろ
でした。
それに対する対義語として運転手が必ずのたまい、いつの間にか耳に馴染んでし
まったのが、上にも書いた「没問題(メイウェンティ)」 = 問題無い
です。中国ではサラッと流したい時には如何様にも使える、オールマイティな言葉
です。
おまけに、定宿のオリンピックホテル到着時、メーター51RMBに対して50RMB札と
10RMB札を渡した処、「請発票(チンファーピャオ)=伝票下さい」とだけ言ったからかも
しれませんが、レシートのみが返ってくる事態発生。つり銭がこないので、「零銭
(リンチェン)?=おつりは?」と言うと、「没有(メイヨー)=無いよ」とのオトボケ。
外国人なんだからおつりはチップとしてくれるのが当たり前でしょ、的表情にカチン
ときたので数十秒押し問答し、ホテルのポーターが車に近寄ってきた処でタイムア
ウト。やっとしぶしぶ払いました。小さいお札をきらしているので、とか何とか言い訳
している様でしたが詳細はもちろん不明。久しぶりに「つり銭払いたくないタクシー」
に乗りました。しかも女性運転手ときてるし。
宿入りするまでで疲れます、が、ここは中国です。このぐらいで嫌気がさすようでは
滞在する資格無し。
(日暮れ前に上海スタジアム脇を通って全家(ファミリーマート)へ買出しに出かけ
ました)
いつもどおりの馴染んだ街並み。気持ちが落ち着くことはありませんが...
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● ㈱東洋硬化へのお問い合せは当社ホームページの「お問い合せ」欄、
または、TEL:0942-34-1387 FAX:0942-36-0520
所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。
● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
と書くのが日本語的には正解)が得意です。
● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティングで
生成します。
● 高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する窒化クロムアルミ膜成膜可能
です。
● 高硬度・平滑性・滑り性に優れたDLC( Diamond Like Carbon :
ダイヤモンドライクカーボン)膜の成膜可能。さらには、本邦初、DLC
膜の再生加工も開始。
● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。
● マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与に
ご利用下さい。
● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
平面研削も行います。
● 超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射による、短納期での寸法・
形状・機能の復元加工。
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