地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

体感温度氷点下の十勝岳

2011年07月03日 23時02分44秒 | うろつきアーカイヴス


6月25日(土曜)の昼前から登った十勝岳行きの詳報を。

と言っても、大半は厚い雲の中、寒いのを我慢しつつ登っただけ。何のことやら分か
らない写真を羅列するのもあまりに切ないので、wikipediaはじめネット上でひろった
他所様の写真をお借りし山容を紹介致します。

写真所有の皆様、何卒ご容赦下さいませ。


(まず、wikipediaからの借り物。駐車場のある望岳台。標高930㍍ぐらい)


(6月25日当日の実際の写真。標高1200㍍ぐらいから上は、全く視界無し)


(これも借り物写真。こんな風に見えていたならば登頂意欲はうなぎ登りだったはず)

寒冷なため森林限界が低い北海道の中でも、特に活火山である十勝岳は火山ガス
の影響で標高1000㍍以下の地点で早くも樹木はありません。


(これも借り物写真。十勝岳避難小屋は標高1300㍍を少し超えたあたりに建てられ
ています。望岳台から避難小屋までペース控え目に登って1時間)


(その避難小屋。現在のこの位置よりやや下手の、美瑛岳への分岐の直後に小屋
が設置されていたとのことですが、2006年春に風雪により破損。2006年9月に解体
撤去されてしまいましたが、その後、美瑛町が2008年10月に旧避難小屋のやや上
手、標高1330m付近のこの位置に小屋を再建。これももちろん借り物写真です)


(避難小屋脇を過ぎてから、登山道は斜度のきついガレ場をジグザグに高度を上げ
ていきます。写真左下に小屋。右遠方に望岳台。この付近の標高は1400+ぐらい)


(登山道のついた尾根から右手に大規模雪渓。この雪原をアイゼン付けて歩いて
楽しちゃろー、などと考えるとオオゴトになります。雪渓の真上には現在も有毒噴気
を上げる前十勝の噴気孔)


(これも借り物写真。標高1600㍍内外のあたり。6月25日のこの付近では体感温度5
℃程度、微風、視界50㍍でした)


(これも借り物写真。標高1720㍍で斜度のきついガレ場登攀はとりあえず終了です。
キメの細かい火山礫の緩やかな登り坂を良いペースで歩けました。この写真ぐらい
視界が開けていればさらにペースアップしていたことと思われます。この付近での視
界30㍍)


(これも借り物写真。撮影された時期はおそらく8月か9月初旬かと。6月25日の段階
では、写真のくぼんだ斜面一帯は溶け気味のベチャベチャ雪渓でした。この付近の
標高は1800+ぐらい)


(緩斜面が終わり、浮いたガレと時々現れる滑りやすい粘土質に疲労蓄積してきま
した。山頂までまだ200㍍前後も登らにゃならんのかと、ほとほと嫌気がさした地点。
ご覧の通りの視界。体感温度0℃程度、風がきつくなり、薄手のジャンパー上にさら
にゴアテックスの雨具。脚はニッカボッカに靴下二重履きでは寒くなりセミロングス
パッツ+ゴアテックスズボン)


(借り物写真。斜度が最もきつくなる頂上直下。標高は2000㍍内外の地点)


(標高2077㍍の山頂です。望岳台から3時間半弱、15時前に到着しました。風速15
㍍程度、体感温度は零下5~10℃といった処。山頂標識の風下側に霧氷が成長し
ていくのがわかりました)


(山頂から北向き。トムラウシ山や旭岳方向。真っ白け)


(山頂はそれほど広くありません。ひどい風で凍えるほど寒かったので岩陰に籠もっ
て菓子パンをモソモソ喰ってました)


(山頂から南西に尾根が派生しており、これが十勝川水系と石狩川水系の分水嶺。
この尾根を伝えば南隣の上ホロカメットク山さらに富良野岳へ縦走出来るらしい。数
年前にこの縦走路近場で複数の遭難死者が発生したはず。ちなみに、一昨年のト
ムラウシ山の大量遭難とは別件。視界が利いていればそれほど難度高い山系だと
は思いませんが、ガスと風雨がキツい上に装備不充分な場合は真夏でも低体温症
でやられてしまうのも自明か)

いくつものガイドブックに、視界不良時、下山の際に富良野岳方面に入り込まぬよう
厳重注意、とあります。

この天候の元では、登ってきた記憶鮮明な登山道をそのまま下りなきゃ道迷い確率
80㌫。天候さえ良かったならば南の富良野岳、または北の美瑛岳への縦走を行なっ
ていたはずなのですが。

自分の実力を超えた無茶は回避出来る(ホントか?)年齢になったし、その分正直
に体力は落ちてるし、で、素直に下山にかかりました。


(借り物写真。頂上から西側の展望です。噴煙は前十勝。遠方は美瑛町の畑作地
域。通称「パッチワークの丘」)


(標高1200㍍付近で視界が利くようになりました)


(振り返ると厚い雲。5時間経過しても雲底高度はほとんど変化無し)


(望岳台に到着する直前、南西遠方に芦別岳らしい山影。あちらはあちらで岩壁が
有名な険しい山です。いつか登りたく思います)

山頂から登山口までの下りは3時間弱。18時前に十勝岳ピストン登山終了しました。

望岳台の駐車場に留めていたレンタカーを走らせ、旭岳山麓の天人峡の宿につい
たのが19時過ぎ。


(宿の部屋で、出して貰った豚シャブを喰いましたが、これが、量多過ぎ。運動部所
属の男子高校生じゃないんだから、多けりゃいいってもんじゃないと思いますが。旨
かったけど食い切れず、勿体無くも少々残してしまいました。今でも心残り)



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    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
   と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
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の成膜可能。さらには、本邦初、DLC
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● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射による、短納期での寸法・
   形状・機能の復元加工。

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