地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

冥王星に5つ目の衛星が発見されたと

2012年07月16日 21時18分36秒 | 大気圏外ネタ


冥王星探査機「ニューホライズンズ」が打ち上げられてから早や6年半が経ち
ました。

その間に発生した冥王星周辺情報の何と騒がしいことか。
それらをまとめて記載してみますと、

●「ニューホライズンズ」打ち上げから7ヶ月ほどで開催された国際天文学連合
  (IAU) 総会で、それまで明確でなかった惑星の定義を定めるとともに、
 「dwarf planet」(準惑星)という分類を新設することが採択された。この結果、
 冥王星はケレス、2003 UB313(分類と同時にエリスと命名)などとともに準
 惑星にカテゴライズ。(正規)惑星から準惑星に格下げされることになった。

●「ニューホライズンズ」打ち上げ8ヶ月前の2005年5月15日に、ハッブル宇宙
 望遠鏡を用いて撮影した画像から新たに2つの衛星が発見され、仮符号
  S/2005 P1 と S/2005 P2 が与えられた。国際天文学連合はこれら2つの新
 衛星に対して、2006年6月21日にP2(内側の衛星)をニクス(Pluto IIとも)、
 P1(外側の衛星)をヒドラ(Pluto IIIとも)と公式に命名していた。

●2011年7月20日、ハッブル宇宙望遠鏡は、ニクスとヒドラの軌道の中間付近
 に、直径が13~34kmの衛星S/2011 P1を発見した。

●2012年7月11日、またもハッブル宇宙望遠鏡により、直径が10~25kmの衛
 星S/2012 P1が発見された。


4つ目の衛星が見つかってからまだ1年足らず。その正式名称さえ決まってい
ないのに、さらに5つ目がハッブル宇宙望遠鏡によって見つけられてしまいま
した。今回の発見は、2015年7月に行なわれる「ニューホライズンズ」による冥
王星フライバイの際、冥王星の周囲に、「ニューホライズンズ」の飛行にとって
危険なものとなるやもしれぬ「環」存在有無調査の副産物。それにしても驚か
されるのは、直径が地球の月の三分の二程度しかでしかない冥王星が5つも
の衛星を保持していること(この事実も「今の処」の括弧付)。何でこれほどま
でに多くの衛星を抱えているのかという疑問に対する答えとしては、冥王星形
成後の早い時期に他の大きな天体との衝突が発生し、衝突時の破片のうち
幾つかの大きなものが冥王星周回軌道に残った、とのやや乱暴にも思える
仮説が有力なんだとか。

これほどたくさんの小さな衛星を持つ冥王星の周囲にはさらに多くの小さな岩
塊が公転していると考えるのが自然であるように思えます。最接近時、冥王
星表面から1万キロ上空を秒速15キロ前後の猛スピードで飛行する「ニューホ
ライズンズ」の冥王星公転岩塊との衝突可能性を下げる為、最接近直前で軌
道を微修正するプロジェクトが進行しているのもむべなるかな。さらには、アラ
ミド系繊維の中で最高の引っ張り強度を持つケブラー繊維でぐるぐる巻きに
することによって、さながら防弾仕様のように機体を保護してもいるとのこと。
そんだけすりゃ、ま、大丈夫か。

3年後の冥王星最接近時が楽しみです。多分、この流れならばさらにいくつか
の小衛星を発見するものと考えます。大気もあるし、四季もあり..


ところで、「ニューホライズンズ」は今現在どのあたりをかっ飛んでいるのかと
いうと、


(天王星と海王星の軌道の中間点にやがて差し掛かるあたり。地球からの距
離は22.69AU、冥王星までの距離は8.74AU(※)と、冥王星がかなり近づいて
きました)


※AUとは「天文単位」のこと。1天文単位は1億4959万8千キロメートル。地球
と太陽との平均距離を1AUと呼びます。




-------------------------------------------------------
● ㈱東洋硬化へのお問い合せは当社ホームページの「お問い合せ」欄、
   または、TEL:0942-34-1387  FAX:0942-36-0520
   所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。

● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
   と書くのが日本語的には正解)が得意です。

● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
● 高温耐酸化性に優れ、高硬度を保持する窒化クロムアルミ膜成膜可能
   です。

● 高硬度・平滑性・滑り性に優れたDLC( Diamond Like Carbon :
    ダイヤモンドライクカーボン)膜
の成膜可能。さらには、本邦初、DLC
   膜の再生加工も開始。

● 無電解ニッケル-リンめっきの軽金属上への析出、他被膜との積層処理
    可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。

● マグネシウム合金上へのアークイオンプレーティング成膜が可能です。
    今まで難しかったマグネシウム合金製部品への耐磨耗性付与
    ご利用下さい。

● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射・アーク溶射による、短納期
での寸法・形状・機能の復元加工。

-------------------------------------------------------


人気blogランキングです。押してくださると嬉しいです。




福岡よかともランキング



最新の画像もっと見る

コメントを投稿