数日前、久留米市藤光町に進出予定の大手産業機械メーカー
不二越が、進出を断念したとの報道がありました。不二越専用の
オーダーメード工業団地を久留米市が既に造成している中、今春
の新卒採用者全員を秋まで自宅待機させていると富山のご同業
者に聞いてもおり、もしかしてこんなこともあるかも、と懸念してい
た矢先の発表でした。
規模は当社と比較になりませんが、業務内容が一部似かよって
いることもあり、新工場が稼働し始めた暁にはイの一番に「下請け
業務させて下さい」と営業に出向こうと思っていましたし、不二越
と長年取引を行なっていらっしゃる石川のご同業者に、当社紹介
の道を付けていただいた処でのこの発表でした。
正直、がっかりしています。
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不二越：久留米市進出断念 あつらえ造成地、宙に
「別の買い手探す」 ／福岡
大手産業機械メーカー、不二越（本社・富山市）が久留米市への
進出断念を発表した１７日、江藤守国市長は取材に対し「心から
期待していただけに、非常に残念でならない」と語った。市は進出
計画に合わせ、藤光・荒木地区にオーダーメード型の藤光産業団
地の造成に取りかかっており、買い手に逃げられた格好となった。
この日、不在の市長に代わって楢原利則副市長らが会見。１６日
に同社役員ら３人が市役所を訪れ、市長らに「急激な業績悪化で
進出を断念する。ご理解いただきたい」と説明したことを明らか
にした。
同社と市は昨年６月に立地協定を締結。これを受け、市は造成高
や調整池の配置など、同社の希望する仕様で産業団地の造成に
着手した。計画の用地買収をほぼ終え、造成工事は今年３月に
始まったばかりだった。
市は造成事業費１３億７０００万円を０８～０９年度の特別会計とし
て計上。これまでに、用地買収費約４億円と造成工事費の一部約
２億円の計６億円を執行している。立地協定書に違約に関する項
目はなく「協定書は紳士協定」（楢原副市長）ととらえ、市は
損害賠償を請求しない方針。
造成工事は現計画のまま続行し、１２月末に完成見込み。市は宙
に浮いた用地の新たな買い手として、景気に左右されにくい食品
加工業や医薬品関係などの業種を中心に、進出企業を探す。
【平野美紀】
4月18日16時3分配信 毎日新聞
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不二越久留米進出断念 地元に落胆と困惑 後釜未定 雇用厳し
さ一段と
2009年4月18日 04:36
大手産業機械メーカー不二越（富山市）の久留米市への進出計画
撤回が発表された１７日、地元では戸惑いと落胆の声が広がった。
「残念の一語に尽きる」。江藤守国市長は失望を隠さなかった。２
期目の公約として「２０１０年度までの５０００人の雇用拡大」を掲
げている江藤市長。しかし、再選後、企業誘致で増えた雇用は３０
社、約３３０人にとどまる。不二越進出で企業誘致に弾みを付けた
かった市にとって、１００人の雇用が見込まれた新工場建設が白
紙になったことは大きな痛手だ。
同社が市側に計画撤回を打診したのは今月９日。江藤市長は「規
模を縮小してもいい。進出してほしい」と、計画継続を申し入れ。
しかし、経営悪化で今春採用した７３人に９月末までの自宅待機
を命じてもいる中、「不況で中止はやむをえない」と、同社の方針
は変わらなかった。
世界不況の中、久留米地区の有効求人倍率も厳しい現実を突き
つけられている。ハローワーク久留米管内（久留米、小郡、うきは、
大川各市と大刀洗、大木両町）の今年２月の有効求人倍率は
０．５０で、全国平均（０．５９）を下回る。求職者２人に対して求人
が１人しかない計算だ。
◇ ◇
同市荒木町と藤光町にまたがる藤光産業団地（約８．２ヘクタール）。
同市が造成中の広大な土地では、不二越の進出撤回が発表され
たこの日も土砂を積んだトラックやショベルカーが盛んに行き交って
いた。
市は不二越の計画撤回後も、予定通り１２月までに同団地を完成
させる方針を変えていない。荒木猛夫商工労働部長は「久留米は
農業資源が豊かなので、食品やバイオ、医薬品などの産業を誘致
したい」と青写真を描く。だが、不二越の代わりに同団地に進出す
る企業のあてはまったくない。
＝2009/04/18付 西日本新聞朝刊＝
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昨年６月に発表されていた不二越久留米工場の概要は以下の通り
です。僕の地元、久留米市荒木町からは目と鼻の先。当社からの
直線距離は３㌔強でした。
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プレスリリース（抜粋）
福岡県久留米市にナチビジネスの中核拠点を新設
2008年6月16日 株式会社不二越
ナチ不二越は、自動車や産業機械メーカーの集積が著しい九州地
区において、生産、販売・プレゼンテーション、エンジニアリング・
サービス、人材育成等の機能を持つ、ナチビジネスの中核拠点を
新設する。九州をはじめとした西日本エリア、アジア市場を見据え、
機械工具、ロボットなど当社の多彩な商品・技術、サービスを提供
していく。
九州の事業拠点の位置づけ
(1) 九州・久留米進出のメリット
・東西南北に自動車道が伸び、交通の要衝となっており、九州全
域へのアクセスが良好
・カスタマーである自動車、産業機械、電機・電子メーカーが相次い
で進出東アジアやASEANをはじめとしたアジアビジネスのサポー
ト拠点へ
・富山一極集中による災害・人材リスクの回避
(2) 九州事業所の事業計画
・切削工具の工場新設に加え、ロボットや工作機械、工業炉のメン
テナンス、プレゼンテーション施設等を併設、また、営業部隊を集
約・強化し、九州におけるナチビジネスの中核拠点と位置づける。
・切削工具の製造と、再研削・再コーティングサービス（工場を新設）
・全ナチ商品の販売（不二越 九州支店、販売子会社「（株）ナチ九
州」(福岡市)を集約・強化）
・ロボットや工業炉のオーバーホール、システムアップなどエンジニ
アリング・サービス（サービス子会社「（株）ナチロボットエンジニア
リング」九州センター(苅田市)を集約・強化）
・ナチビジネスのプレゼンテーション施設（最新技術・商品の展示、
デモンストレーション、試作・テスト、研修・トレーニング施設を設置）
九州事業所建設の概要
事業用地取得 （取得先：久留米市）
所 在 地：福岡県 久留米市 荒木・藤光地区
用地面積：約73,000平方メートル(22,000坪)
工場建設スケジュール等
工場建設：一期工事 2008年12月着工、2009年7月竣工予定
建屋面積：約20,000平方メートル
投 資 額：約50億円(土地取得費用含む)
雇用人員：当面100名程度
事業規模：2010年度 売上計画 60億円
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切削工具の再研削・再コーティングサービスを久留米工場で開始す
るとのプレスリリースでしたので、細々とながらそれら業務を既に行
なっている当社としてはかなり重大に捉えておりました。勝ち目の
無い競争をするよりは協力企業として立ちまわっておられる石川の
ご同業者のビジネスモデルを踏襲する方が良いと判断し、それなり
に動いてはおりましたが、結果、肩すかしでした。
おそらくこれに懲りただろう久留米市当局は、万が一、不二越が話
を再燃させたとしてももう乗らないと思います。
このオーダーメード工業団地の新たな買い手として「景気に左右され
にくい食品加工業や医薬品関係」を中心に進出希望企業を探すとの
ことですが、この大不況の時期に、そりゃー難しかろー、と思います。
税金を無駄にするわけにいかんし、責任かかっているし、市当局も
激しく頭痛かろなーと同情。当社的にもかなりがっかりです。
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● ㈱東洋硬化へのお問い合せは、当社ホームページの「お問い合せ」欄、
または、TEL:0942-34-1387 FAX:0942-36-0520
所在地:福岡県久留米市津福本町1978-1 へお願い致します。
● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生（クロムメッキと
全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
と書くのが日本語的には正解）が得意です。
● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティングで
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可能です。被膜の付加価値向上にお役立て下さい。
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平面研削も行います。
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しました。
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