地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

昨秋トリトン撮像に成功していたニューホライズンズ

2009年03月21日 06時40分36秒 | 大気圏外ネタ
3月13日付、AstroArts天文ニュースから。

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【2009年3月13日 New Horizons News】

太陽系外縁天体探査機「ニューホライズンズ」は、昨年10月16日に海王星
最大の衛星トリトンを撮影した。

画像は、海王星から約37億5,000万kmの距離から、ニューホライズンズに
搭載されている望遠撮像装置(LORRI)を使ってとらえられたもので、明るさ
が海王星の180分の1しかないトリトンの姿をはっきりと見ることができる。

ニューホライズンズ計画の研究者で、米・ジョンホプキンス大学のHal Weaver
氏は、「LORRIが、ひじょうに明るい天体の近くに位置する暗い天体をとらえ
る能力を試すために、特別な追尾モードで撮影しました」と話している。

トリトンは、1989年にボイジャー2号による観測で火山のような地形が発見さ
れるなど、13個見つかっている海王星の衛星の中でもっとも興味深い。

また、大きさや表面温度、大気の組成が冥王星とよく似ている。まず、トリト
ンの直径が約2,700kmであるのに対し、冥王星の直径は約2,400km。ともに
窒素を主成分とする大気を持ち、気圧は地球の7万分の1ほどしかない。さ
らに、表面の温度は、トリトンが摂氏マイナス約200度、冥王星が摂氏マイナ
ス約190度である。

トリトンは、もともと太陽系外縁天体の仲間だったが、太陽系初期に他の天
体と衝突し、海王星のまわりを回る軌道にとらえられたと考えられている。

LORRIは、冥王星に到着する2015年まで休止モードに入っているが、毎年
1回点検が行われ、その際に海王星とトリトンを観測する。ニューホライズン
ズは、太陽に照らされた海王星とトリトンを地球からは見られないような角
度で観測できるので、両天体に関する新たな情報が得られると期待されて
いる。


(ニューホライズンズのLORRIがとらえた海王星と衛星トリトン(提供:NASA/Johns
Hopkins University Applied Physics Laboratory/Southwest Research Institute)

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久しぶりに「ニューホライズンズ」関連の報道がなされたので、早速記事に
してみました。ただしよく読んでみると、望遠撮像装置(LORRI)で海王星と
第一衛星トリトンを撮影したのは昨年10月16日だったとのこと。5ヶ月も
経ってからの報道でした。

本番の冥王星フライバイは2015年です。時々、観測機器の目を覚まして
練習させとかにゃ、イザという時に不調にならないとも限らないので、観測
チームは、機器類に稀に適度な負荷をかけています。

で、ニューホライズンズは今どのへんなの?と思い立ち、「New Horizons
Web Site
」へいってみました。


(昨日の時点で、地球から冥王星への道程の5分の2ほどを飛んでいました。
冥王星まであと18.88AU(天文単位)。地球からは12.87AUの位置。速度は
17.20km/secとだいぶゆっくり)

図でみるとニューホライズンズから海王星までは、第一目標の冥王星よりも
はるかに遠く、25AU以上の距離がありそうです。LORRIではトリトンと海王
星の光をちゃんと分離して撮影出来ています。大したもンです。

昨年6月に土星軌道を超えてからニュースらしいニュースもないニューホライ
ズンズですが、今後の予定は、

2010年 ケンタウルス族小惑星の (83982) クラントルに接近する。ここで、
一部の観測装置を再試験
2014年 海王星の後方トロヤ点付近を通過
2015年2月14日~ 冥王星探査開始

と、なります。さしあたり、来年のケンタウルス族小惑星クラントルへのフライ
バイ近接観測がアクセント。



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 フレーム溶射による、短納期での寸法・形状・機能の復元加工開始
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