ロックを知らない僕でも「僕の歌は君の歌」ぐらいは知っている。
ロックミュージシャンのことを知らない僕でもエルトン・ジョンぐらいは知っている。
あの故ダイアナ元皇太子妃の葬儀に際して歌を歌っていた人だろ?
中山康樹氏の『ビートルズから始まるロック名盤』(講談社文庫)で
1960年代のロックアルバムを追う旅は続いている。
他のロック名盤本も読んだが、エルトン・ジョンが出てくるのはかなり珍しいようだ。
「僕の歌は君の歌」や「キャンドル・イン・ザ・ウィンド 1997」から受ける印象は、
ロックミュージシャンというよりもポップミュージシャンといった感が強いだろう。
ピアノの前に座り甘くとろけるような歌詞で歌う巨漢の男性。
絵図らとしてはあまり美しさを感じないが、
その声には芯があり、メロディーの美しさに負けないほどの個性を放っている。
元々ジョンは曲作りをしていたかったようだが、
その曲を歌う人がいないため自分で歌うことになってしまったという
天才肌の人である。
そんな彼のデビューアルバムが今日の1枚である。
『エンプティ・スカイ』
邦題『うつろな空』とはカッコイイではないか。
最初このアルバムを聴いたとき、例のポップス系のジョンというよりも
ちゃんとロックしているジョンに驚いた。
異国感が溢れ、様々な実験的な音楽を繰り広げているジョンは、
それだけ真摯に音楽に向かっていたということだろう。
コンガやテナーサックス、フルートといったちょっと変わった編成が
普通のポップスのジョンというイメージを打ち壊す。
僕の脳内を「2000年の賛美歌」のメロディーがリフして仕方がない。
「スカイライン・ピジョン」の美しく溶け込むようなジョンの歌声はどうだろう。
ここにイギリスポピュラー音楽の最高峰、エルトン・ジョンの第一歩が残されている。
ロックミュージシャンのことを知らない僕でもエルトン・ジョンぐらいは知っている。
あの故ダイアナ元皇太子妃の葬儀に際して歌を歌っていた人だろ?
中山康樹氏の『ビートルズから始まるロック名盤』(講談社文庫)で
1960年代のロックアルバムを追う旅は続いている。
他のロック名盤本も読んだが、エルトン・ジョンが出てくるのはかなり珍しいようだ。
「僕の歌は君の歌」や「キャンドル・イン・ザ・ウィンド 1997」から受ける印象は、
ロックミュージシャンというよりもポップミュージシャンといった感が強いだろう。
ピアノの前に座り甘くとろけるような歌詞で歌う巨漢の男性。
絵図らとしてはあまり美しさを感じないが、
その声には芯があり、メロディーの美しさに負けないほどの個性を放っている。
元々ジョンは曲作りをしていたかったようだが、
その曲を歌う人がいないため自分で歌うことになってしまったという
天才肌の人である。
そんな彼のデビューアルバムが今日の1枚である。
『エンプティ・スカイ』
邦題『うつろな空』とはカッコイイではないか。
最初このアルバムを聴いたとき、例のポップス系のジョンというよりも
ちゃんとロックしているジョンに驚いた。
異国感が溢れ、様々な実験的な音楽を繰り広げているジョンは、
それだけ真摯に音楽に向かっていたということだろう。
コンガやテナーサックス、フルートといったちょっと変わった編成が
普通のポップスのジョンというイメージを打ち壊す。
僕の脳内を「2000年の賛美歌」のメロディーがリフして仕方がない。
「スカイライン・ピジョン」の美しく溶け込むようなジョンの歌声はどうだろう。
ここにイギリスポピュラー音楽の最高峰、エルトン・ジョンの第一歩が残されている。