国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

さぁ、音楽を聴け!
コーヒーは自分で沸かして用意して…
そんな仮想の音楽喫茶

ちょっと変わった1日の始まり

2010年01月06日 | 他店訪問
昨日はひさびさに1日の休みを取った。
もちろんシダー・ウォルトンのライブがあるからだ。
その前に「いーぐる」への訪問をした。

「いーぐる」は何度もこのブログで出てくるが、
土曜の講演会参加という形が多い。
純粋なジャズ喫茶としての「いーぐる」訪問というのは年にそんなにできない。
「いーぐる」は、都内でも数少なくなってきた硬派のジャズ喫茶である。
階段を下りていった先の扉には、
「6時まで静かにお聞きください」の張り紙がしてある。
(確かこんな文句だったと思うが…)
店内も容易に話すことのできないピリッとしたほどよい緊迫感があり、
これでこそ落ち着いて音にも集中できるという感じである。

ジャズ喫茶最大の楽しみは、その店主の「選曲」にある。
CDがこれだけ安価にしかも大量に販売される中で
ジャズ喫茶は「いかにジャズを心地よく聴くか?」という
「ジャズの聴かせ方」にその存在意義があると思う。
聴く順番や聴く曲に着目をしてみるとまた違った聴き方ができるので
ジャズは本当に奥深い。

昨日の「いーぐる」ではちょっと変わっていた。
僕が入った時からパブロ盤が2枚かかった。
この前ようやく手に入れた
アル・ガファのジャケットを思い出してもらうといいのだが、
モノクロのパッと見、見栄えがしないヤツである。
レコード屋でもそのジャケットは購買意欲を誘ってくれない。
だが、物によってはかなり演奏レベルのよいものも紛れているので注意が必要だ。

パブロ盤のあと、今度はキース・ジャレットが続けざまにかかった。
しかも1曲ずつアルバムを変えていた。
おそらく何らかの事情があり、キースのアルバムの特集か何かがあるのだろう。

ま、こんな風に昨日の「いーぐる」は何か違っていたのだが、
実はその後のシダーのライブもちょっと違っていた…